町家の朝に、
泊まる。

町家に泊まった朝は、
ホテルの朝とは少し違います。

格子戸の向こうを人が通る音。
坪庭へ落ちる、細い光。
路地を掃く箒と、店を開ける戸の音。

観光客が町へ集まる前に、
その場所で暮らす人の一日が始まります。

早く出かけるのではなく、
戸を開け、茶を淹れ、町が動き出すのを待つ。

京都、金沢、美濃、彦根、倉敷、宮島。
朝の時間から味わいたい6つの町家宿を選びました。

MORNING IN A MACHIYA

泊まる場所が、
町の一部になる。

町家は、通りと住まいを完全に切り離さない建物です。

格子、土間、坪庭、奥へ細長く続く間取り。外から入る光や音が、少しずつ形を変えながら室内へ届きます。

建物を見るだけではなく、
そこで朝を迎えることで分かる心地よさがあります。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、客室、坪庭、町並み、食事、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO FEEL THE MORNING

町家の朝を味わう、4つの視点

LIGHT|格子、障子、坪庭を通って入る朝の光

SOUND|箒、戸、足音、寺の鐘、船の音

STREET|観光客が増える前の路地と町並み

TABLE|宿で茶を淹れる、町で朝食を探す

01 / MORNING LIGHT IN KYOTO

Nazuna 京都 御所

梁と建具の間から、
京都の朝が入ってくる。

大型の京町家2棟を改修した、全7室の小さな旅館です。

客室は和菓子をテーマに構成され、古い梁や建具を残しながら、それぞれ異なる空間へ整えられています。

朝は館内の暗さから、格子の外の明るさへ。京都御所周辺を歩く前に、建物の中で光が変わる時間を味わいたい宿です。

MORNING|梁、建具、格子を通る朝の光

SPACE|京町家2棟、全7室

WALK|京都御所周辺の朝散歩

この宿の決め手|町家の意匠と、旅館らしいサービスを両方味わえる

 

02 / CRAFTS AND HINOKI

かがび〈一棟貸し町家〉

金沢の工芸に囲まれて、
朝の茶屋街へ。

ひがし茶屋街から徒歩圏内に、独立した4棟の町家が並ぶ一棟貸しの宿です。

友禅、水引、手毬、竹。棟ごとに異なる金沢の伝統工芸が空間を彩り、すべての棟にヒノキ風呂があります。

朝は町家で茶を飲み、まだ人の少ない茶屋街へ。観光地としての金沢が始まる前の時間を歩けます。

MORNING|静かなひがし茶屋街

SPACE|独立した4棟の一棟貸し

DETAIL|金沢の工芸とヒノキ風呂

この宿の決め手|一棟を自由に使い、朝の茶屋街へ歩いて出られる

 

03 / A MORNING WITHOUT A CLOCK

町家ホテル おやどbaison

時計を見ずに、
朝のお茶漬けを待つ。

美濃の「うだつの上がる町並み」に建つ、築150年を超える町家を再生した全5室の宿です。

客室にはテレビや時計を置かず、建物と庭の時間に意識を向けられるよう整えられています。

朝は炊きたてのご飯で作るお茶漬けと、飛騨の郷土料理を取り入れた軽食へ。食後は、店が開く前の美濃の町並みを歩きます。

MORNING|お茶漬けと町並み散歩

SPACE|築150年超、全5室

OFF|テレビや時計のない客室

この宿の決め手|朝食から町歩きまで、美濃の暮らしに近づける

 

04 / THE CASTLE TOWN WAKES

城下町彦根の町家 本町宿

庭と寺の山門を眺め、
彦根城へ歩く。

江戸時代から続く建物を再生した、全5室の町家宿です。

庭からは隣接する寺の山門を借景として眺められ、古い町と建物が重なる風景が残されています。

彦根城までは徒歩圏内。朝の城下町を歩き、観光客が増える前に堀や石垣を眺める旅が似合います。

MORNING|彦根城と城下町

VIEW|庭から望む寺の山門

SPACE|町家を再生した全5室

この宿の決め手|町家の庭から、城下町の朝へそのまま歩き出せる

 

05 / BEFORE THE CANAL GETS BUSY

滔々 御崎 町家の宿

白壁と柳の町を、
朝のうちに歩く。

倉敷美観地区に馴染む、築約100年の町家を改修した一棟貸しの宿です。

古い板材を新しい場所で再利用し、経年変化の残る土壁や倉敷格子など、建物の時間を消しすぎずに整えています。

朝は倉敷川と白壁の町へ。昼とは違う、水面と柳が静かな時間を歩けます。

MORNING|倉敷川、白壁、柳

SPACE|築約100年の一棟貸し

DETAIL|土壁、古材、倉敷格子

この宿の決め手|宿の中でも外でも、倉敷の手仕事と町並みを感じられる

 

06 / MIYAJIMA BEFORE THE CROWDS

北之町 厳妹屋

日帰り客が来る前の、
宮島を歩く。

宮島に残る築約100年の町家を、一日一組で貸し切る宿です。

昔の暮らしの間取りや中庭を残した家の中で、島に一晩住むように過ごします。

朝は店が開く前の町を抜け、海や社寺へ。宿泊した人だけが出会いやすい、静かな宮島の時間があります。

MORNING|人の少ない宮島の町と海

SPACE|築約100年、一日一組

STAY|一棟を使う古民家宿暮らし

この宿の決め手|観光地ではなく、朝の宮島に暮らすように滞在できる

 

CHOOSE YOUR MORNING

どの町家で、朝を迎える?

Nazuna 京都 御所
京町家の意匠を、旅館の快適さとともに。

かがび〈一棟貸し町家〉
金沢の工芸と、朝のひがし茶屋街。

町家ホテル おやどbaison
時計を見ずに迎える、美濃の朝。

城下町彦根の町家 本町宿
庭と山門から始まる城下町歩き。

滔々 御崎 町家の宿
白壁と倉敷川が静かな時間へ。

北之町 厳妹屋
日帰り客が来る前の宮島に泊まる。

OPEN THE DOOR

町家の戸を開けると、
町の朝が始まっている。

町家に泊まる魅力は、古い建物の中で眠ることだけではありません。

朝になれば、格子の外を人が通り、店が開き、町の暮らしが少しずつ動き始めます。

観光地を見る前に、
その場所の一日が始まる瞬間へ泊まる。

※町家は古い木造建築を活用しているため、段差、階段、天井高、遮音性、気密性、空調方式などが一般的なホテルと異なる場合があります。最新の営業、客室、食事、設備、交通情報をご確認ください。