
三連休でも、
混雑を避ける秋旅。
京都の寺院。
紅葉の渓谷。
人気の温泉街。
秋らしい場所ほど、三連休には人が集まります。
そこで考えたいのは、誰もいない場所を探すことではなく、 人が集中する理由を少しずらすこと。
紅葉の名所から、陶芸やものづくりの町へ。
昼の観光から、宿泊者だけが残る朝と夜へ。
一つの絶景から、食、建築、温泉、町歩きへ。
混雑に追われず、自分の速さで歩きやすい6つの秋旅を考えます。
SHIFT THE CROWDS, NOT THE SEASON
秋を諦めず、
混雑の集まり方をずらす。
三連休は、道路も列車も宿も混みやすくなります。
ただし、すべての旅行者が同じ場所へ、同じ時間に、同じ目的で向かうわけではありません。
有名紅葉地を少し外し、
宿そのものや、町の日常を旅の目的にする。
それだけでも、秋旅の動き方は変わります。
画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、町並み、自然、建築、食事、人物、周辺景観とは異なる場合があります。
FOUR WAYS TO SHIFT
混雑を避ける、4つのずらし方
PLACE|有名紅葉地から、工芸・食・港町へ
TIME|日帰り客が多い昼から、朝と夜へ
PURPOSE|絶景だけでなく、建築や暮らしを目的にする
STAY|観光地を通過せず、その町に泊まる
01 / POTTERY, CHESTNUTS & FOREST
ETOWA KASAMA(エトワ笠間)
一つの紅葉名所ではなく、
陶芸と栗の町をゆっくり巡る。
笠間の秋には、栗、笠間焼、美術館、工房、神社、森があります。
一カ所の絶景へ全員が集まる旅ではなく、その日の気分に合わせて目的を分けやすい町です。
午前は陶芸や美術館へ。午後は栗の菓子を探し、夕方には愛宕山の森にあるETOWA KASAMAへ戻る。
宿は標高約300メートルの高台にあり、町の観光から少し離れた場所で、焚き火や食事を楽しめます。
大型イベントの日に町の中心へ長く滞在するより、複数の目的を組み合わせ、最後は森で過ごす。東京近郊の三連休でも、動きを分散させやすい旅です。
SHIFT|紅葉名所から、陶芸・栗・森へ
TIME|町歩きのあとは、高台の宿で夕方を過ごす
CHECK|陶器市や催事の日は周辺の混雑を確認
02 / CRAFT & OPEN LAND
Snow Peak FIELD SUITE SPA
HEADQUARTERS
紅葉スポットを追わず、
ものづくりと野遊びへ。
燕三条は、金属加工や刃物、調理道具など、ものづくりの現場が地域全体に広がる場所です。
有名な一つの観光地を目指すのではなく、ショップ、工場、飲食店を選びながら移動するため、旅程を自分で組み替えられます。
宿泊は、スノーピーク本社の広い敷地にある温泉・レストラン併設の施設へ。
夕方は遠くの山と草地を眺め、温泉やサウナ、土地の食を味わいます。
紅葉のピークだけを目的にしないことで、天候や色づきに左右されにくい。工場と自然を行き来する、少し違う新潟の秋旅です。
SHIFT|紅葉鑑賞から、工場・道具・自然へ
STAY|広い敷地の中で温泉と食事を完結できる
CHECK|工場見学は営業日と予約条件を事前確認
03 / FOOD, ARCHITECTURE & FIELDS
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
一つの名所ではなく、
庄内の広さそのものに泊まる。
庄内は、山、田園、市街地、日本海が広くつながる地域です。
鶴岡の町では建築や食文化に触れ、少し足を延ばせば、海、温泉、出羽三山方面へも向かえます。
すべてを回ろうとせず、食と建築、海と温泉など、テーマを二つほど選ぶのがちょうどよい場所です。
水田に囲まれたSUIDEN TERRASSEへ戻れば、移動の多い観光をやめても、木造建築、温泉、サウナ、本、食事で一日が続きます。
観光客が集中する一点を持たない広い地域だからこそ、宿で過ごす時間を増やし、無理に名所を詰め込まない旅が似合います。
SHIFT|有名紅葉地から、食文化と建築へ
STAY|ホテル内でも秋の一日を過ごせる
CHECK|広域を巡る場合は車と移動時間を確保
04 / STAY AFTER THE DAY TRIP
温泉津温泉 旅館 ますや
日帰り観光のあとに残る、
温泉街の夜へ。
温泉津は、石見銀山の銀を運び出した港と、約1300年続く温泉を持つ小さな町です。
赤や黒の石州瓦、古い旅館、二つの外湯、港、窯元が歩ける範囲に収まっています。
昼間に石見銀山と組み合わせて訪れる人もいますが、温泉津の表情が深まるのは、日帰り客が町を離れた夕方以降です。
旅館ますやに荷物を置き、外湯へ歩き、灯りの少ない通りや港を眺める。
観光施設を次々と回るのではなく、同じ道を朝と夜に歩き直すことで、三連休の町をゆっくり受け取れます。
TIME|日帰り客が帰ったあとの温泉街を歩く
STAY|外湯、港、宿を徒歩で行き来する
CHECK|祭りや神楽の開催日は町の混雑を確認
05 / AUTUMN BY THE SEA
旅亭 平戸 彩月庵
紅葉ではなく、
海と城下町の秋へ。
平戸には、城、港、オランダ商館、教会、海沿いの道、島の集落があります。
秋の旅を紅葉だけで考えず、涼しくなった城下町を歩き、海の景色と旬の魚を味わう旅へ切り替えます。
見どころが市内の複数の場所に分かれているため、一カ所に長く並ぶより、テーマを決めて巡るほうが向いています。
彩月庵は、平戸瀬戸を望む高台にある全13室の宿。全客室に専用の温泉風呂があります。
町歩きのあとは宿へ早めに戻り、部屋の湯と平戸の海を楽しむ。観光時間を短くしても、滞在を薄くしない秋旅です。
SHIFT|紅葉から、海・歴史・秋の魚へ
STAY|客室温泉で観光後の時間をゆっくり使う
CHECK|市内を広く巡る場合は車移動を前提にする
06 / AFTER THE RED TOWN QUIETS
ゲストハウス
ELEVEN VILLAGE 吹屋
日帰り客が帰ったあと、
ベンガラ色の町に泊まる。
岡山県高梁市の山間にある吹屋は、ベンガラ格子と赤褐色の石州瓦が続く町です。
旧吹屋小学校、商家、銅山跡、ベンガラの体験施設などが、山の中の小さな範囲に点在しています。
日中は町並みを見に訪れる人がいても、夕方になるとバスや車が減り、宿泊者と町で暮らす人の時間へ戻っていきます。
ELEVEN VILLAGE 吹屋は、町並みの中にある小さなゲストハウスです。
朝、店が開く前の赤い通りを歩く。夕方、灯りが少しずつともるのを見る。泊まることで、昼間の観光とは違う吹屋に出会えます。
TIME|町が静かになる夕方と早朝を歩く
STAY|ベンガラの町並みの中に泊まる
CHECK|飲食店、バス、チェックイン時刻を事前確認
SIX WAYS TO TRAVEL SIDEWAYS
秋の中心から、少しだけ外れる。
笠間|紅葉から、陶芸と栗と森へ。
燕三条|絶景から、ものづくりと野遊びへ。
庄内|一つの名所から、食と建築と広い風景へ。
温泉津|日帰りの昼から、温泉街の夜へ。
平戸|山の紅葉から、海と城下町の秋へ。
吹屋|観光時間から、町が静まる朝夕へ。
A QUIETER AUTUMN IS DESIGNED
三連休でも、
混雑に飲まれない旅へ。
三連休に、完全に空いている観光地を探すのは難しいものです。
けれど、場所、時間、目的、泊まり方をずらせば、行列だけで終わらない秋旅はつくれます。
みんなが見る一つの景色から離れ、
自分が見たい町の時間を選ぶ。
混雑を避ける旅は、人気のない場所へ行くことではなく、旅の中心を自分で決めることなのだと思います。
REFERENCE
記事作成にあたり、各地域の観光情報、宿泊施設の公式情報、および楽天トラベルの施設・宿泊プラン情報を確認しています。
※「混雑を避ける」は、空いていることを保証するものではありません。三連休、地域イベント、紅葉の見頃などによって、道路、公共交通、観光施設、飲食店、宿泊施設が混雑する場合があります。最新の営業・交通・イベント・予約情報をご確認ください。