
町の“いま”を、
ホテルに。
伝統工芸を、
館内へきれいに飾る。
地域の食材を使い、
土地らしい朝食を出す。
それだけでも、
町の魅力を伝えるホテルにはなります。
けれど、THE SHARE HOTELSが集めているのは、
完成した地域文化だけではありません。
その町で、いま文化をつくっている人と、
これから生まれていく動き。
ホテルを、町の現在に出会う入口としてひらいています。
SHARING WITH LOCALS
町を紹介するホテルではなく、
町と一緒につくるホテル。
THE SHARE HOTELSは、「SHARING WITH LOCALS」をコンセプトに、地域との共生を目指すホテルブランドです。
地域の文化を担うアーティスト、工芸作家、茶人、飲食店、バリスタ、建築家などと協働し、それぞれの町で異なるホテルをつくっています。
館内には、宿泊者だけの閉じた設備ではなく、地域の人も利用できるカフェやレストラン、展示空間、川辺のデッキ、イベントの場が設けられています。
旅行者は、ホテルの中で地域の文化へ触れ、
そこから町へ出て、さらに深く知っていく。
そして、町で見つけた人や活動が、
再びホテルへ集まり、次の旅行者へ手渡される。
ホテルと町の間を、文化が行き来する仕組みがつくられています。
画像はテーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の外観、景観、客室、展示作品、家具、料理、施設とは異なる場合があります。
HOW THE SHARE HOTELS CONNECTS A CITY
ホテルをつくる前に、町の担い手と出会う。
| 01 |
町の文化を、つくっている人から知る
歴史や名所だけを調べるのではなく、いま地域で活動する作家、店、料理人、表現者と出会います。何を残すかだけでなく、これから何が生まれようとしているのかを見つけます。 |
| 02 |
宿泊以外の時間を、町へひらく
カフェ、バー、展示、マーケット、ワークショップ。旅行者だけの設備にせず、地域の人も訪れ、活動できる場所としてホテルの一部をひらきます。 |
| 03 |
ホテルでの出会いを、町へ返していく
館内で地域の文化に触れた旅行者が、店や工房、森、川、島へ出かける。ホテルの中だけで消費させず、地域との次の接点へつなげていきます。 |
THREE PERSPECTIVES
THE SHARE HOTELSを読み解く、3つの視点
PEOPLE 人 文化を担う
地域の人を
ホテルの中心へ |
PLACE 場所 倉庫やプール
川辺、近代建築に
新しい使い方を |
MOVEMENT 動き 完成した文化より
いま生まれる
活動を共有する |
SIX LOCAL ENTRANCES
町への入口が異なる、6つのホテル
01 KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS
02 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS
03 KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS
04 MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS
05 TSUGU 京都三条 by THE SHARE HOTELS
06 LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS
01 / TEA & CRAFTS
KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS
石川・金沢 茶の湯・禅 工芸・アート
伝統を飾るのではなく、
いまの金沢として使う。
金沢には、茶の湯や禅の思想、工芸をはじめとする文化が、過去の歴史としてだけではなく、現在の生活や表現の中にも残っています。
KUMUが見せるのは、保存された金沢文化の完成形ではありません。
館内には、炉が切られた大きな「TEA TABLE」があり、宿泊者は茶を飲み、仕事をし、誰かと話しながら自由に過ごします。
一階のティーサロンでは、地元の作家がつくる茶器やテーブルウェアが実際に使われ、茶や菓子、酒とともに金沢の工芸へ触れられます。
茶室をそのまま再現し、遠くから鑑賞させるのではありません。
茶の湯や工芸を、現在の人が集まり、話し、働き、音楽を楽しむ場へ読み替えることで、伝統を次の金沢へつなげています。
WHAT TO EXPERIENCE
朝、茶のためにつくられた空間で静かに過ごす。昼は町の工芸店やギャラリーへ出かけ、戻って実際に作家の器を使う。伝統を学ぶより先に、現在の金沢の日常として味わいたいホテルです。
THE SHARE HOTELSが、ここでシェアするもの
歴史の中で完成した金沢ではなく、工芸作家、アーティスト、茶人たちが更新し続けている「コンテンポラリーな金沢」。文化を展示する場所と、実際に使う場所を分けていません。
02 / ART STORAGE
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS
東京・本所 アートストレージ 現代美術
作品を見るだけでなく、
アートが動く裏側に泊まる。
美術館やギャラリーで私たちが目にする作品は、選ばれ、展示され、照明を当てられた状態です。
けれど、すべての作品が常に展示されているわけではありません。
作品は収蔵庫に保管され、運ばれ、入れ替えられ、次の展示を待っています。
KAIKAには、ギャラリーやコレクターが作品を公開保管する九つのアートストレージがあります。
壁に作品を飾った「アートホテル」ではなく、保管や流通を含むアートシーンの裏側そのものを、宿泊者や訪問者へひらいています。
地下のラウンジやカフェレストランからも作品を眺めることができ、館内ではアワードや展示、ツアーなども行われます。
完成された作品に感動するだけでなく、作品が社会へ出ていく途中の時間まで見せることで、現代美術との距離を近づけています。
WHAT TO EXPERIENCE
チェックイン後に館内を一周し、どの作品に目が止まったか覚えておく。翌朝、もう一度同じ作品を見る。美術館を短時間で鑑賞するのとは違い、作品の近くで時間を重ねられるホテルです。
THE SHARE HOTELSが、ここでひらくもの
通常は表から見えにくい、作品の保管、選定、発掘、展示へ至る過程。アートを特別な知識を持つ人だけのものにせず、泊まる人の日常へ近づけています。
03 / THE POOLSIDE
KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS
広島・八丁堀 旧屋内プール ラウンジ・コーヒー
使われなくなったプールに、
人が集まる流れをつくる。
KIROで最も印象的な場所は、かつて屋内プールとして使われていた「THE POOLSIDE」です。
水を張り、昔の姿をそのまま復元するのではありません。
プールサイドの段差や大きな窓、光が入る空間の特徴を残しながら、朝食会場とゲストラウンジへ役割を変えています。
朝はクレープ料理やコーヒーを味わい、昼以降は宿泊者が休み、仕事をし、会話をする場所になる。
一階では、広島で活動するバリスタが日替わりでコーヒーを提供し、館内には地域のプロダクトや展示、イベントが持ち込まれます。
空間の過去を消して新しくするのではなく、かつて人が泳いだ場所へ、別の方法で人の動きを戻しています。
WHAT TO EXPERIENCE
朝食を終えてもすぐに部屋へ戻らず、プールサイドの段差や光の入り方を眺める。一階でコーヒーを受け取り、広島で活動する人の話を聞く。空間と人の両方から、街の輪郭を知りたいホテルです。
THE SHARE HOTELSが、ここで再利用するもの
建物の形だけでなく、もともとそこにあった「人が集まる場所」という性格。用途を変えながら、街の人や旅行者が再び交わる場所へつなげています。
WHAT A HOTEL CAN SHARE
地域らしさを、同じ方法では見せない。
THE SHARE HOTELSは、
各地へ同じラウンジやアートを持ち込むブランドではありません。
KUMU 金沢
茶の湯や工芸を、現在の金沢で人が集まる場として使う。
KAIKA 東京
作品だけでなく、保管や発掘を含むアートシーンの裏側をひらく。
KIRO 広島
旧プールの記憶を残しながら、人が再び集まる場所へ変える。
04 / NATURE & CULTURE
MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS
奈良・高畑町 春日山原始林 鹿・奈良の素材
自然と文化を、
二つに分けずに見る。
奈良では、寺社や仏像といった文化と、森や鹿の存在を切り離して考えることができません。
長く守られてきた春日山原始林があり、その麓に寺社と町が広がり、鹿が人の暮らしの近くまでやってきます。
MIROKUは、荒池と春日山原始林に面する場所に建ち、テラスには鹿がふらりと訪れることがあります。
館内には奈良に由来する素材や、地域の作家、職人、店とのつながりが組み込まれています。
さらに、春日山原始林をテーマにした展示やガイドウォークなどを通じて、窓から森を見るだけではなく、その森が守られてきた時間へ触れる機会もつくられています。
奈良らしい風景を背景として消費するのではなく、自然、信仰、工芸、食が共存してきた関係そのものを見せています。
WHAT TO EXPERIENCE
朝、荒池の周りを歩き、鹿が町の中で過ごす姿を見る。寺社を巡ったあと、テラスから森を眺める。観光名所を別々に訪れるのではなく、奈良の自然と文化が一つにつながっていることを感じる滞在です。
THE SHARE HOTELSが、ここで共有するもの
古都として完成された奈良だけでなく、森を守り、鹿と暮らし、素材や文化を次へ渡そうとする現在の奈良。宿泊を、環境や文化の背景を知る入口へ変えています。
05 / ARCHITECTURE & SUCCESSION
TSUGU 京都三条 by THE SHARE HOTELS
京都・三条 1914年築 登録有形文化財
継ぐことを、
建物の保存だけで終わらせない。
TSUGUの一部には、1914年に建てられた近代建築が残されています。
背の高いアーチ窓や尖塔など、登録有形文化財となった建物の意匠を残しながら、現代のホテルが重ねられています。
古い部分と新しい部分を完全に同じ見た目へ整えるのではありません。
異なる時代の建築がつながることで、京都が一つの時代だけでできた町ではないことが見えてきます。
館内には、宿泊者が料理や仕事をできるキッチン付きラウンジがあり、一階には街の人も利用できるカフェバーがあります。
建物を過去の姿で固定するのではなく、現在も人が集まり、使い続けることで、次の時間へ継いでいます。
WHAT TO EXPERIENCE
アーチ窓や古い建築部分を見たあと、三条通へ出て現在の店やギャラリーを歩く。夜はラウンジやカフェへ戻る。古都の歴史と現代の京都を、別々のものとして扱わない滞在です。
THE SHARE HOTELSが、ここで継ぐもの
近代建築の外観や意匠だけでなく、人が集まり、働き、食べ、滞在する役割。歴史的建築を日常から切り離さず、街の現在へ戻しています。
06 / RIVER & PUBLIC SPACE
LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS
東京・清澄白河 隅田川 川床・レストラン
川を眺めるだけでなく、
川辺を町へひらく。
LYUROは、隅田川に面するリバーサイドホテルです。
客室や浴室から川を望む部屋もありますが、このホテルの特徴は、眺望を宿泊者だけのものにしていないことです。
川沿いには「KAWATERRACE」と呼ばれるオープンなデッキがあり、レストランの利用者や近隣に暮らす人、清澄白河を訪れた人も過ごせます。
マーケットやヨガなどのイベントが開かれ、食事やクラフトビールを楽しみながら、川の流れを眺める場所として使われています。
ホテルの中から景色を切り取って所有するのではなく、川辺へ人の居場所を加え、街と水辺の関係をつくり直しています。
宿泊者にとってはホテルのテラスでも、地域の人にとっては、川の近くで時間を過ごすための公共的な場所です。
WHAT TO EXPERIENCE
朝、客室から隅田川を見る。昼は清澄白河のギャラリーや店を歩き、夕方に川床へ戻る。観光地としての東京ではなく、川と街の間にある日常へ入りたいホテルです。
THE SHARE HOTELSが、ここで町へ返したもの
客室から見るだけだった川の景色を、誰かと食べ、話し、イベントを楽しむ場所へ。ホテルの敷地と公共空間の境界を弱め、川辺に人が集まる理由を加えています。
SIX HOTELS, SIX CONNECTIONS
ホテルから、どんな町へ入る?
泊まりたい客室ではなく、
出会いたい地域の現在から選んでみます。
茶と工芸|KUMU 金沢
茶の湯と工芸が、現在の作家や人の集まりへどう受け継がれているかを見る。
現代美術|KAIKA 東京
完成した展覧会の外側にある、アートの保管、発掘、流通の現場へ触れる。
人の集まる空間|KIRO 広島
旧プールの記憶と、現在のコーヒーやイベントが重なる場所で過ごす。
自然との共生|MIROKU 奈良
森、鹿、寺社、工芸を切り離さず、奈良で続いてきた関係を見る。
建築の継承|TSUGU 京都三条
近代建築を保存物にせず、現在の京都で使い続ける時間へ泊まる。
川辺の公共空間|LYURO 東京清澄
隅田川を眺めるだけでなく、地域の人と川辺の時間を共有する。
CHOOSE YOUR ENTRANCE
どの町の“いま”に出会いたい?
茶の湯や工芸を、現代の金沢として味わいたい
KUMU 金沢 by THE SHARE HOTELS
アートが展示される前後の世界まで見たい
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS
少し変わった空間で、人やコーヒーに出会いたい
KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS
奈良の自然、信仰、暮らしのつながりを感じたい
MIROKU 奈良 by THE SHARE HOTELS
近代建築と現在の京都を行き来したい
TSUGU 京都三条 by THE SHARE HOTELS
川を眺めながら、東京の水辺で長く過ごしたい
LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS
CHECK 予約前に確認したいこと
● 個室、和洋室、ロフト付き客室、ドミトリーなど客室タイプ
● カフェ、バー、ラウンジの宿泊者専用時間と一般営業時間
● 展示、ツアー、マーケット、ワークショップの開催日
● 歴史的建築や既存建物を活用した施設の段差、遮音性、設備
● 展望を重視する場合の客室名や、周辺工事・修理の状況
● 朝食付き、素泊まり、連泊など予約プランの内容
A HOTEL BECOMES AN ENTRANCE
町の“いま”を、
ホテルに。
金沢では、
茶と工芸を使い続ける場所を。
東京・本所では、
アートが動く裏側をひらく場所を。
広島では、
旧プールへ人の流れを戻す場所を。
奈良では、
森と文化のつながりを知る場所を。
京都では、
古い建築を現在も使い続ける場所を。
清澄白河では、
川辺を町の人と共有する場所を。
THE SHARE HOTELSに、
共通した外観や客室デザインはありません。
共通しているのは、
地域文化を完成した物語として飾らないこと。
いま、その町で活動する人と出会い、
ホテルへ場所をひらき、
旅行者を次の町へ送り出す。
町を紹介するホテルではなく、
町の現在が集まるホテル。
そこから、知らなかった地域への旅が始まります。
REFERENCE
記事作成にあたり、THE SHARE HOTELS、KUMU 金沢、KAIKA 東京、KIRO 広島、MIROKU 奈良、TSUGU 京都三条、LYURO 東京清澄、および各施設の公式情報・予約情報を確認しています。
※掲載内容は2026年7月時点の公開情報をもとに構成しています。展示作品、イベント、客室、飲食店、営業時間、景観、設備、サービス内容などは変更される場合があります。最新情報は各施設の公式サイト・予約ページでご確認ください。