町に、泊まる。

古い町家が残っているから、
きれいに直して客室にする。

使われなくなった蔵を、
宿泊施設として再生する。

それだけなら、
古民家ホテルはほかにもあります。

NIPPONIAが宿として差し出しているのは、
一軒の歴史的建築ではなく、
その町で受け継がれてきた暮らしの続きです。

THE TOWN AS A HOTEL

建物に泊まるのではなく、
町の続きに泊まる。

NIPPONIAは、自らを統一されたホテルチェーンではなく、宿泊を入口にした「まちづくりの活動」と位置づけています。

受付、客室、食事、店、地域での体験が、一つの建物の中ではなく、町の中に分散していることもあります。

ホテルの廊下の代わりを、路地や川沿いの道が担う。旅行者は客室へ向かうために町を歩き、食事へ出かけ、店の前を通り、地域の暮らしと同じ風景の中を移動します。

宿泊は、古い建物を眺めるための最終目的ではありません。
旅行者が一晩だけ町の住人となり、その土地の時間へ入るための入口です。

画像はテーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の町並み、外観、建築、客室、家具、料理、施設とは異なる場合があります。

HOW NIPPONIA CREATES A STAY

宿をつくる前に、町の記憶を読む。

01

残すべきものを、建物の外まで探す

町家や蔵だけでなく、商い、祭り、信仰、農作業、食文化、人が集まってきた場所まで読み解きます。建築を一棟だけ切り離さず、町の関係の中で価値を見つけます。

02

空き家へ、昔とは異なる役割を与える

使われなくなった邸宅、長屋、診療所、酒蔵、商家を、昔の姿へ完全に戻すのではなく、客室、レストラン、受付、店など、現在の町に必要な場所へ変えていきます。

03

宿泊者を、町の中へ送り出す

客室の中ですべてを完結させず、町の店で食べる、路地を歩く、地域の人から仕事を教わるなど、旅行者が町へ入っていく流れまで滞在として設計します。

THREE PERSPECTIVES

NIPPONIAを読み解く、3つの視点

BUILDING 建物 町家や蔵を
展示物ではなく
再び使う場所へ
LIVELIHOOD 営み 商い、仕事
食、信仰を
滞在の一部へ
RELATIONSHIP 関係 旅行者と町を
一晩だけの
住人として結ぶ

NIPPONIA TOWNS

六つの町、六つの暮らし

 
01 篠山城下町ホテル NIPPONIA
02 NIPPONIA 鞆 港町
03 NIPPONIA 出雲大社 門前町
04 NIPPONIA 美山鶴ヶ岡 山の郷
05 NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町
06 NIPPONIA 出雲平田 木綿街道
篠山城下町ホテル NIPPONIA
兵庫・丹波篠山 城下町 町家・長屋

城下町を歩くことが、滞在になる。

丹波篠山には、篠山城跡を中心に、武家屋敷、商家、酒蔵、町家など、異なる時代の建築が歩ける範囲に残っています。

篠山城下町ホテル NIPPONIAの客室も、一つの建物に集められているわけではありません。

元銀行経営者の邸宅、江戸末期の長屋、町家など、城下町の中に点在する建物が、受付や客室、食事の場所として使われています。

客室へ向かうためには、町を歩きます。

朝、まだ店が開く前の通りを歩く。夕方、日帰り客が帰ったあとの町で過ごす。宿泊することで、観光の時間から外れた城下町の表情が見えてきます。

町全体を一つのホテルとして考えるNIPPONIAの方法が、最も分かりやすく現が、最も分かりやすく現れている場所です。

WHAT TO EXPERIENCE

城跡や武家屋敷を巡り、商家の残る通りを歩く。町家の客室で休み、丹波の食を味わう。宿の敷地を歩くのではなく、城下町の中を行き来する一日です。

NIPPONIAが、この町に加えたもの

使われなくなった建物だけでなく、町を歩く行為そのものへ宿泊体験としての価値を与えました。建物と建物の間にある道まで、ホテルの一部にしています。

 

 

 

NIPPONIA 鞆 港町
広島・鞆の浦 港町 瀬戸内

潮と風を待った町で、急がずに過ごす。

鞆の浦は、瀬戸内海を航行する船が、潮や風の変化を待つ「潮待ちの港」として栄えた町です。

細い路地の先に海が見え、坂を上れば港を見下ろせる。古い商家や寺社、港の施設が、小さな町の中に密集しています。

NIPPONIA 鞆 港町でも、宿泊の時間は客室の中だけにありません。

路地を歩いて客室へ向かい、食事のために町へ出る。港の音を聞きながら店先で立ち止まり、夕方には海の色が変わるのを見る。

かつて船が潮を待ったように、旅行者も予定を急いで進めず、町の変化を待ちながら過ごします。

WHAT TO EXPERIENCE

朝の港を歩き、坂道から瀬戸内海を見る。町の食事処で魚を味わい、夕方には路地の向こうへ沈む光を待つ。観光地を巡るより、港町の速度へ身体を合わせるための滞在です。

NIPPONIAが、この町に残すもの

昔の港町を鑑賞する場所として保存するのではなく、いまも人が泊まり、食べ、歩く場所として使い続ける役割を加えています。

 

 

 

NIPPONIA 出雲大社 門前町
島根・出雲 門前町 旧診療所

参拝の前後にある時間へ泊まる。

門前町は、寺社へ向かうためだけの通路ではありません。

参拝者を迎える宿、食事処、商店が並び、祈りへ向かう気持ちと、日常へ戻る時間が交わる場所です。

NIPPONIA 出雲大社 門前町は、大正時代の旧診療所と和風邸宅を再生した宿です。

診療所に残るモダンな意匠と、邸宅の和の佇まいを生かし、客室やレストランとして新しい役割を加えています。

出雲大社を参拝し、すぐ次の観光地へ移動するだけでは見えない町の時間があります。

店が開く前の参道。人通りが落ち着いた夕暮れ。土地の料理と酒を囲み、参拝した一日を振り返る夜。ここで泊まるのは、神社だけでなく、信仰を中心に育った町の時間です。

WHAT TO EXPERIENCE

人の少ない朝に参道を歩き、出雲大社へ参拝する。夕方は宿へ戻り、山陰の食と酒を味わう。祈る時間だけでなく、その前後まで静かに過ごす滞在です。

NIPPONIAが、この町に加えたもの

役目を終えた診療所を、再び人が集まり、土地の料理や物語に触れる場所へ。門前町に残る建築を、参拝者と地域をつなぐ入口として開いています。

 

 

 

ONE METHOD, DIFFERENT TOWNS

同じNIPPONIAでも、町の時間は違う。

NIPPONIAが各地へ複製しているのは、
同じ建築デザインではありません。

丹波篠山

城跡、武家屋敷、商家の間を歩き、城下町の歴史の層へ入る。

鞆の浦

路地と港を行き来し、潮待ちの町が持つゆっくりした時間へ入る。

出雲大社

参拝だけで終わらず、祈りの前後にある門前町の静けさへ泊まる。

NIPPONIA 美山鶴ヶ岡 山の郷
京都・美山 山村 古民家・手仕事

風景を見るのではなく、
その風景をつくる仕事に触れる。

京都府北部の美山町鶴ヶ岡は、深い山に囲まれながら、かつて京都と若狭を結ぶ道を多くの旅人が行き交った地域です。

NIPPONIA 美山鶴ヶ岡 山の郷では、集落に点在する古民家が宿泊棟として使われています。

けれど、ここで体験するのは、古民家の雰囲気だけではありません。

薪を使う暮らし、季節ごとの農作業、とち餅やそばなどの食、しめ縄づくりをはじめとする手仕事。

旅行者は、地域の人から暮らしの知恵を教わり、山村の生活を少しだけ手伝います。

美山を「日本の原風景」として遠くから眺めるのではなく、その風景を現在もつくり続けている営みへ触れるところに、この宿の意味があります。

WHAT TO EXPERIENCE

古民家で目を覚まし、地域の店で買い物をする。山や畑へ出かけ、土地の人から食や手仕事を教わる。山村の景色を見る旅ではなく、景色を支える生活に少しだけ参加する旅です。

NIPPONIAが、この村に残すもの

古民家だけでなく、山村で受け継がれてきた仕事や知恵を、旅行者が参加できる体験として次の世代へ渡しています。

 

 

 

NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町
三重・伊勢 商人町 商家・蔵

伊勢を支えた、もう一つの町に泊まる。

伊勢河崎は、勢田川の水運を生かし、伊勢神宮を訪れる人々や町の暮らしを、物資の面から支えた商人町です。

伊勢の旅では、どうしても神宮が主役になります。

けれど、大勢の参拝者を迎え続けるには、食材や生活用品を運び、保管し、売る町が必要でした。

NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町では、町に残る商家や蔵が、客室や滞在の場所として再生されています。

黒い木壁の商家から商家へ歩き、蔵の厚い壁に触れ、勢田川の流れを見る。

観光の表舞台だけでなく、その土地を動かしてきた裏側へ泊まることで、伊勢の見え方が少し変わります。

WHAT TO EXPERIENCE

神宮を訪れるだけでなく、商家や蔵の残る河崎を歩く。川沿いの町並みを見て、伊勢の暮らしを支えた物流と商いの歴史をたどる滞在です。

NIPPONIAが、この町に加えたもの

空き家となった商家や蔵を一つのホテルとして束ね、神宮参拝とは異なる「伊勢に泊まる理由」を町へ加えています。

 

 

 

NIPPONIA 出雲平田 木綿街道
島根・出雲平田 木綿街道 酒蔵・醸造

建物に染み込んだ香りまで、残していく。

出雲平田は、江戸末期から明治初期にかけて、雲州木綿の集積地として栄えた市場町です。

現在も町家が残り、醤油や日本酒などをつくる醸造文化が受け継がれています。

NIPPONIA 出雲平田 木綿街道は、旧酒蔵の建物を、造りや蔵の趣を生かしながら再生した宿です。

ひんやりとした土蔵。太い柱。暗い空間へ差し込む光。長い時間をかけて酒を醸してきた建物には、目に見える形だけでなく、土地の香りや温度も残っています。

それらをすべて新しい素材へ置き換えれば、快適な建物はつくれても、この場所に泊まる意味は薄れてしまいます。

古さを消さず、現在の宿泊に必要な機能を重ねる。食事では、地域の醤油、みりん、日本酒を味わう。建築と食文化が、一晩の滞在の中でつながっています。

WHAT TO EXPERIENCE

木綿街道を歩き、元酒蔵の客室で過ごす。夕食では醤油や酒を使った土地の料理を味わう。建物と町に残る発酵の記憶へ泊まる旅です。

NIPPONIAが、この町に残すもの

生産を終えた酒蔵へ、過去を展示するだけではない新しい用途を与え、町の醸造文化を食と宿泊の体験へつなげています。

 

 

 

SIX TOWNS, SIX STORIES

古民家ではなく、町の時間から選ぶ。

どの建物が好みかではなく、
どの土地の暮らしへ入りたいか。

城下町|丹波篠山

城跡、武家屋敷、商家の間を歩き、町に重なる歴史の層を感じる。

港町|鞆の浦

潮と風を待ちながら栄えた町で、予定を急がずに過ごす。

門前町|出雲大社

参拝の前後まで町に滞在し、祈りを中心に育った時間へ入る。

山村|美山鶴ヶ岡

古民家を眺めるだけでなく、風景をつくる仕事や知恵に触れる。

商人町|伊勢河崎

神宮を支えた物流と商いの町を歩き、伊勢の裏側を知る。

醸造の町|出雲平田

酒蔵に残る空気と、醤油や酒を醸してきた町の記憶を味わう。

CHOOSE YOUR TOWN

どの町の住人になってみる?

町全体を歩き、歴史の層を感じたい

篠山城下町ホテル NIPPONIA

海と路地のある港町で、急がずに過ごしたい

NIPPONIA 鞆 港町

参拝の前後まで、静かな門前町に滞在したい

NIPPONIA 出雲大社 門前町

山村の仕事や、暮らしの知恵に触れたい

NIPPONIA 美山鶴ヶ岡 山の郷

伊勢を支えた商家と蔵の町を歩きたい

NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町

酒蔵と発酵文化が残る町に泊まりたい

NIPPONIA 出雲平田 木綿街道

CHECK 予約前に確認したいこと
● 受付、客室、レストランが別棟の場合の移動距離
● 駅や駐車場から受付・客室までのアクセス方法
● 古民家、蔵、長屋、邸宅など予約する客室の建物
● 階段、段差、遮音性、浴室など歴史建築特有の条件
● 夕食、朝食、素泊まりなど宿泊プランの内容
● 地域体験、店舗、交通機関などの定休日や季節条件

THE TOWN CONTINUES

人が泊まることで、
残される風景がある。

丹波篠山では、
城下町を歩く時間を。

鞆の浦では、
潮と風を待つ港町の時間を。

出雲大社では、
祈りの前後にある門前町の時間を。

美山では、
山村の景色を支える仕事を。

伊勢河崎では、
神宮と暮らしを支えた商いを。

美山では、
山村の景色を支える仕事を="margin:0 0 22px;"> 出雲平田では、
蔵と町に染み込んだ醸造の記憶を。

NIPPONIAが全国へ増やしているのは、
共通した外観や客室デザインではありません。

その土地を読み、
残すべき建物や暮らしへ新しい役割を与える方法。

建物に泊まるのではなく、
町の続きに泊まる。

旅人が一晩だけ町の住人になることで、
残される暮らしがあるのかもしれません。

REFERENCE

記事作成にあたり、NIPPONIA、篠山城下町ホテル NIPPONIA、NIPPONIA 鞆 港町、NIPPONIA 出雲大社 門前町、NIPPONIA 美山鶴ヶ岡 山の郷、NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町、NIPPONIA 出雲平田 木綿街道、および各施設の公式情報・予約情報を確認しています。

※掲載内容は2026年7月時点の公開情報をもとに構成しています。施設の運営状況、建物、客室、食事、送迎、地域体験、設備、サービス内容などは変更される場合があります。最新情報は各施設の予約ページ・公式サイトでご確認ください。