先の記事にて述べたとおり、筆者は滋賀県湖南市にある私設公民館「mameCo-」の運営メンバーに加わりました。これから1年間、他の運営メンバーの皆さんと私設公民館の在り方を模索してゆきたいと考えています。学習拠点として、人の集う場となるよう筆者も知恵を絞りたいと思います。

 

軍事史探究が趣味の筆者としては、せっかくなので歴史の学習拠点として活用できないかと考えています。中世時代の滋賀県は、琵琶湖を介して北陸と畿内をつなぐ流通路として栄えていたようです。繁栄した場所に争いはつきもので、中世時代には軍事的にも利用されていたと記録されています。

 

湖南市を東西に貫く野洲川は、琵琶湖の流入河川としては最長であり、流通路として活用されていたであろうことが容易に想像できます。特に現在の湖南市は、野洲川の南北に山があり野洲川に沿うようにいくつもの城址があるようです。地形を見れば、湖南市の地政学的重要性が理解できますね。

引用元:グーグル社「グーグルマップ」

 

 

 

戦国時代には、南近江(滋賀県南部)を支配した六角氏が第一次信長包囲網に加わり、湖南市近辺でも戦闘があったと記録されています。

 

こういった歴史に興味がある人は少なくないのではないでしょうか。ぜひとも湖南市の住民の皆さんに、地元の歴史を知ってもらいたいと思います。