本日、貝塚市の中央公民館で開催された「しゃべり場★公民館」にお邪魔してきました。開催を知ったのが前日夜だったため、当日参加OKという言葉に甘えて当日午前中に参加すると連絡して参加しました。

しゃべり場★公民館/貝塚市 (kaizuka.lg.jp)

 

今回お邪魔した「しゃべり場★公民館」のテーマは、これからやってみたい公民館活動とまとめてしまってもいいと思います。筆者の社会教育者としての経験と社会教育主事等講習で学んだことが活きるのか、その実践の場でもありました。

 

筆者は社会教育主事等講習を受講して社会教育士になった直後に社会教育の現場から離れてしまったため、社会教育士として社会教育の場に立ったことがありません。まさに社会教育士としての初陣でした。

 

筆者が「しゃべり場★公民館」で注意したのは、自分が話すのは方法論なのか概念論なのかということです。自由に話す場でやってみたいことを語ると、やってみたいことの方向性を話しているのか、個別のやってみたいことを話しているのかが混同されてしまうことがあります。

 

方法論としては、貝塚市内で行われている(いた?)レコード鑑賞をまた開催したいとの意見がでた際に、「持ち込んだレコードに収録されている音楽を紹介させてはどうか?」という提案をしました。これは筆者の前職勤務地で行われている「紹介型読書会」を参考に提案しました。下記リンクを参考にしてみてください。

いよ本プロジェクト へ ようこそ! - iyohon ページ! (jimdofree.com)

持ち込んだ音楽のことやその音楽との思い出を語ることで、自分のことを開示し、他の参加者との共通点を見つけ会話のきっかけにしたり、新たな音楽への興味を呼び覚ましたりできると考えます。しゃべり場の参加者の反応も上々だったと思います。

 

概念論としては、公民館でやってみたいことは「市民同士が教え、教わる」ことがよいということを提案しました。活動の方向性を提案したつもりです。教えられるほどのめり込んだことであれば、教える側はしっかりと興味を持っていることなので積極的に参加できると考えます。教わる側も、身近な知人から教わるのであればハードルも下がると考えています。

 

社会教育士の役割は「ファシリテート」です。「ファシリテート」とは意見を調整したり、意見交換を促したりすることで、主に話し合いの場で司会をする人に求められる能力ですが、筆者は、参加する一人ひとりにも求めるべきと考えます。筆者は、「しゃべり場★公民館」で話合いの方向性を示す話し方を心がけたつもりです。筆者の自己評価にはなりますが、社会教育士として上場の初陣だったのではないでしょうか。

 

しゃべり場のなかで、貝塚市の公共施設再編の話が話題になりました。建物としての公共施設と機能としての公共施設を分けて考える必要があると考えます。次回は公民館という公共施設はどうあるべきかについて筆者の考えを記したいと思います。

 

「しゃべり場★公民館」に参加された皆さん、本日は受け入れてくださりありがとうございました。