筆者は多趣味と言えると思います。スポーツ(ランニング、サッカー)、読書(漫画も小説も好きです)、軍事史探究、ゲーム、即時に全部言えないほど趣味があります。そんな中でも今年11年目を迎える趣味が、「艦隊これくしょん」です。

 

もともと軍事史探究が好きであり、アニメや漫画も好きな筆者ですが、所謂兵器擬人化には最初抵抗がありました。2000年代中盤から後半に時々見かけていたのですが、なぜか手が伸びませんでした。それを解消してくれたのが、「MCあくしず」でした。気になって調べてみたところ、初めて「MCあくしず」を購入したのは2010年冬号(Vol15)でした。

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Vol15が発売された時期は、最終的にF-35Aに決まったF-X(次期主力戦闘機導入計画)が揉めに揉めていた時期であり、そのことへの言及があったため手が伸びたことを覚えています。意外と本格的な内容に驚き、毎号購入するようになりました。こうして筆者は兵器擬人化に抵抗がなくなりました。この時筆者は24歳。軍事史探究を趣味としてから実に11年が経っていました。

 

それからさらに時が流れ2013年、「艦隊これくしょん」がサービス開始されました。ソーシャルゲームに疎かった筆者は、サービス開始当初「艦隊これくしょん」を知らず、弟から「兄ちゃんの好きそうなゲームがあるよ」と薦められても、「ソシャゲは何か合わんのよ」とあしらっていました。

 

そんな筆者が「艦隊これくしょん」を触れるきっかけとなったのは、「艦隊これくしょん」に登場する艦娘「赤城」、「加賀」、「飛龍」、「蒼龍」の中破絵を見たことでした。「艦隊これくしょん」では、中破以上のダメージを受けると艦娘のグラフィックが変化します。先の4人は中破をすると飛行甲板に被弾跡が描かれるのですが、その被弾箇所が史実の4隻と一致していました。「細かなところまで調べてるんだな。ちょっと気になるかも」とDMMのアカウントを作り、2013年7月10日に着任しました。所謂7月10日組と呼ばれる古参提督の一人です。

 

さて、その「艦隊これくしょん」ですが、サービス開始から3年か4年ほど経ったとき、田中謙介プロデューサーが「「艦これ」で当初やりたいと思っていたことはほぼやりきった。これからは提督に「艦これ」を通じて、美味しいもの食べたり素敵な所に行ってほしい」といった趣旨の話を何かのインタビューで答えていたと記憶しています。

 

実際に、旧帝国海軍の鎮守府所在地でイベントを開催したり、アイスショーを開催したり、カレーを食べられる場所を作ったりして、提督の皆さんの行動の変容を促しています。

 

SNSでは旧軍施設の跡地を訪ねた提督や旅行が趣味となった提督の投稿を見ることができました。アイスショーがきっかけでスケートサークルを作った提督がいるとも聞きます。

 

おそらく「艦これ」運営は、ゲームを通してユーザーの行動に変容を起こすことを意図してイベントを企画しているのではないでしょうか。意図をもって行われる人々の行動に変容を促す活動が社会教育であるのならば、これも社会教育と呼べるのではないでしょうか。

 

筆者も、「艦隊これくしょん」がきっかけで趣味が増えました。次回は、「艦隊これくしょん」がきっかけで始めた趣味について記したいと思います。

 

筆者の嫁艦は「翔鶴」です。いずれ軍艦「翔鶴」についても語りたいと思います。