Vicenza
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今まで、名詞 について見てきましたね。
次は、名詞に定冠詞をつけていきましょう。名詞の前にくっつけますよ。
冠、かんむり というくらいですからね。
ここからまでは、読みとばしても大丈夫。とりあえずは。
定冠詞は何らかの観点から特定する名詞につけます。
「何らかの観点」ですから、「その〜」(その男の子)「いわゆる〜ってものは」(いわゆる男の子ってものはさ)などの「指し示すような気持ちを込めて」名詞を使う場合は、定冠詞をつけます。
ここで、厳密に定冠詞について追究してゆくと、進まなくなるので「追究」はやりたくなったらやりましょう。
では、定冠詞の付け方を、説明しますね。
まず、男性名詞単数形につける場合です。
男性名詞の単数形につける定冠詞は、
il または loまたは l’です。
l(エル) にチョンがついていて、外国語っぽいですね。
それをあなたが使うようになるのですよー。カッコイイ
この3種類の定冠詞の使い分けの規則について説明しますよ。
1> lo は頭がzの男性名詞の単数形と頭がs+子音の
男性名詞の単数形に付けます。
例えば、
lo zaino (リュック) 頭がzの男性名詞単数形
lo studente (学生) 頭がs+子音の男性名詞単数形
2> l’ は頭が母音の男性名詞単数形に付けます。
例えば、
l’albergo (ホテル) 頭が母音の男性名詞単数
3> il は上の二つのことが該当しない男性名詞単数形に付けます。
例えば、
il ragazzo (男の子)
以上3通り
今日のポイントは
lo , l', il
今回は男性名詞単数形につける定冠詞。
次回は、男性名詞複数形につける定冠詞についてです。
「どうして、こんな面倒なことをやるかな?」
と思うかも、ですね。
こんなものなくても、リュック、ホテル、学生、男の子で通じるじゃないか ですよね。そうそう、通じますよ。つけなくても。
でもね、厄介なのは、この定冠詞に前置詞を合体させた形...
例えば il + di =del とか
il +a =al とか
il + in =nel
なんてのよく見かけるでしょう。頻繁に。
di とa と in が前置詞なのですけどね。
del, al, nel と書かれているのを見つけた時に、ことによっては、di , a , in という前置詞が使われているのがわからない。
よって、それを含む大きなかたまりの意味がわからないということになってしまう。要は全部わからなくなってしまうかも。
後々にそんな落とし穴にはまる可能性があるのです。
だから、定冠詞、めんどうだけど頭に入れておきましょう。
あなどれないヤツということで。なにせ冠ですからね。
で、今は前置詞のことは忘れても大丈夫。
いつかやりますからね。
(断り書き)何事も詳細に勉強または研究すれば、かなり多くの例外のようなものがあります。このブログでそれらについて残さず、紹介すれば、分量が多くなります。その結果、私のブログの読者としてイメージしているイタリア語に関心がある方が、その分量の多さゆえに、イタリア語を学ぶのが億劫になってしまうかもしれません。この事を踏まえて、私は、このブログでは、敢えて、最初から、そのような詳細を、知る限り列挙するようなことはしていません。イタリア語を勉強している方、または専門家の方で「それだけじゃないじゃないか!💢」と思う方は、私がイタリア語について全てを書こうとしているのではないという事をご承知おき頂ければと思います。