これまでの経験を踏まえて、面接で重要と思うことを五月雨で綴っていますが、なかでも全体を通して大切な考え方があります。

それは、『自分の物語を過去・現在・未来で一貫させる』ということです。




具体的には、
①過去とは、これまで自分自身が歩んできた学生時代の経験(社会人の方はここに社会経験も含みます)、
②現在とは、まさに現在の自分自身、その考えや思い、
③未来は、これから思い描く将来像、これからやってみたいこと、
ということになりますね。

まあ実際には紆余曲折ありますし、その場その場での思いもあるので、なかなか一本のストーリーを作るというのは骨が折れますが、後付けでも自分なりに思い起こして、ストーリーとして語れるようにしておく、ということは意味があるのではないかと思います。

面接では、この①②③が一つの物語として、軸が通った説明できれば、面接官も腹落ちしやすいです。

自分がこれまで経験してきたこと。
そこから学んだこと。
自分自身が強みにできること。
 =自己PR、学生時代に力を入れたこと
(過去)
振り返って自分が思うこと。
大切にしたい価値観。いまの自分ができること。
 =自己分析、価値観、信条
(現在)
これからやってみたいこと。
なりたい自分の将来像。
 =入社してやりたいこと、将来像
(未来)


これからやってみたいことは、これまでに培ってきた学生時代の経験の延長線上にあります、という話し方ができれば、面接官もなるほど…と思うのではないでしょうか。


きれいにぴったりと作ることは難しいのですが、
一つの軸を持たせて、これまでやってきたこと、それを踏まえて今思うこと、これからやってみたいこと、を考えてみるとよいと思います。


自分が思う将来像に近づくには、これまでの経験でこの部分で貢献できます、あとこの部分が足りないので、御社でたくさん経験を積んで、そうなれるように頑張ります!という言い方もありますね。