成田空港第一ターミナル南ウイング
成田空港第1ターミナルは、北ウイングと南ウイングに分かれているのが特徴です。一人または同行者と楽しめる、ちょっとした時間を使うのに便利なカフェやレストランが充実しています。



 

ショッピングダイニング
成田空港は「日本の玄関」であると同時に、売上高日本一を誇るショッピングセンターとしての顔を持っています。



 

ラグジュアリーブランドや化粧品、酒類などの免税店や飲食店を中心に、コロナ前の19年3月期は売上高1432億円。


 

長年、都心のSCを抑えて売上高トップが定位置でした。特に近年はインバウンドの追い風で2ケタ増収が続いていました。


 

ワークラウンジ
成田空港第1ターミナル出国ゲートの南北両側面に誰でも無料で使えるワーキングスペースがあります。


 

オフィス家具メーカーで『明日の「働く」をデザインする。』を掲げる企業、ITOKI(イトーキ)が手掛けた新しいワークスタイル空間


 

斬新なスタイルから一見有料のラウンジのような雰囲気がありますが誰でも無料で利用いただけるスペースです。


 

無料wifiとコンセント、テレビが完備されているので仕事や読書、休憩、仮眠をとる方が多く見受けられます。

またミーティングポイントとしても活用されています。


 

中村哲也
第1旅客ターミナルビルにおけるアートは、国内外の空港利用客が「日本の心と粋」を感じていただけるよう計画した。

日本人が好んできた、軽み、面白み、気取りに注目した、洗練された遊び心をテーマにターミナル内各所に展開した。綿々と続く日本の伝統美や文化性を新しい切り口で表現することにより、日本の伝統文化の中の現代性を再発見できるようになっている。



 

中村哲也の作品は、飛行機をモチーフにした彫刻である。
表面の図柄は、「 B.S. East」が東の雲、「V.O. West」が西の波を表し、これは太陽が東の空から昇り、西の海に沈むことから着想を得、雲は平等院の「雲中供養菩薩」、波は「海賦文様」という日本の伝統文様をベースにしている。


 

山口晃の作品は、様々な時代や世相が渾然一体となった、ユーモアあふれる現代の大和絵である。俯瞰した構図により観る人たちを絵の中に招き入れ、思い思いに絵の中を歩きまわることが出来る仕掛けになっている。


 

南ウイングの建物や飛行機に作家特有のフィクションを盛り込み、空港がもたらす文化性を親しみをこめて表現した。


 

豊嶋敦史の作品は、通路を川の水面に見立て、そこに映る一日の空の色を床面のパターンにした。第4サテライトから第5サテライトに向かって昼→夕方→夜→明方→昼と変化していく。
 

 

中村 哲也
1968年 千葉県生まれ/東京藝術大学 大学院美術研究科修士課程漆芸専攻修了
プロダクトのもつ表面的な美しさやイメージを彫刻作品として増幅、表現する。1994年『スタジオ食堂』を5人のアーティストとともに立ち上げる。

97年水戸芸術館での「アートシーン90-96:浮くかたち」展では表面を螺鈿で覆い尽くした巨大な馬の全身像を発表し、螺鈿作品をいくつか発表する中で、伝統工芸の素材や技術を再考するようになる。

98年より現代社会を象徴する「スピード」と「改造」をテーマに、ジェット機やレーシングカーを模した流線型の彫刻作品「レプリカシリーズ」へと展開。