郷土料理いそざきえん
海岸に打ちあがった流木を集めて建てられて百数十年たった落ち着いたお座敷と、昔の石垣を利用して造られた熱帯的なお座敷で料理を楽しむことができます。
島の食材にこだわり、新鮮な魚介類、自家栽培の無農薬野菜を島の味で提供し、八丈島の食の歴史を感じられる料理を提供します。
がじまる(榕樹)の歌
八丈島には「がじまるの歌」が存在しており、その作詞者・磯崎光太郎さんである。
ガジュマルは台風のときに、「郷土料理店 いそざきえん」を守る。
この店でしか食べられない「御赦免料理」は、流人が刑を許された時に島民がご馳走した料理だ。
三原山の森では原始時代の植物が見られ、シダ植物の宝庫である。リュウビンタイやマメヅタ、ヘゴなどが生息している。
ガジュマル(細葉榕、正榕、榕樹、我樹丸)
亜熱帯から熱帯地方に分布するクワ科イチジク属の常緑高木。
名称
ガジュマルの名は、沖縄の地方名だが、幹や気根の様子である「絡まる」姿が訛ったという説があるものの、正確な由来は不明である。中国植物名は「榕樹」である。
気根を多数伸ばした姿が雨降りのようなので、レインツリー(雨の木)の異名もある。
日本を含むアジア東南部の熱帯から亜熱帯地域に分布する。日本では九州の屋久島と種子島以南、主に南西諸島などに分布する。
また小笠原諸島では植栽がなされている。観葉植物としては本州でも見ることがある。日本国外では台湾、中国南部やインドからオーストラリアなどにかけて自生している。
↑ 郷土料理いそざきえん入口に咲くシコンノボタン ↓
シコンノボタン(紫紺野牡丹)
シノボタン科ティボウキナ属(和名シコンノボタン属)の常緑低木。別名スパイダーフラワー
中南米原産の常緑低木。庭木、鉢植えとして親しまれる。
葉は対生で楕円。産毛で覆われ、ビロードのような手触りがする。本来は常緑だが日本では冬に落葉することが多い。
花は五弁で、紫色の大輪花。オシベが長く飛び出しているのが特徴。一日花だが、花つきがよく、毎日多くの花を次々と咲かせる。
花期は夏と秋だが、温度さえあれば冬でもわずかながら咲きつづける。南国原産にしては耐寒性がある。
流通上はノボタンとシコンノボタンが混同されているが、ノボタンは短いオシベが黄色で長いオシベは紫色、シコンノボタンは長短のオシベが共に紫色である。