八丈植物公園

 


 

キャニモモ(黄脂桃)
インド、ヒマラヤ西部原産で、オトギリソウ科フクギ属の常緑小高木です。マンゴスティンや、フクギ(福木、学名:Garcinia subelliptica)の仲間です。


 

葉は皮質で光沢があり、細長い楕円形をしています。春に花序を伸ばし白い五弁花を咲かせます。晩夏~秋に、果実が実ります。


 

果実はマンゴスティンと似ているので、英名では 'False mangosteen'、果実の形が卵と似ているのでタマゴノキ(卵の木)とも呼ばれます。

果実は酸味が強いので生食より、ジャムやシャーベットに加工して食べます。


 

キヤニモモという花名は果実に含まれる黄色いヤニのような物質を、ラテン語で「黄色い、乳汁」と言うことに因みます。


 

用途
ジャム、シャーベット、生食(酸っぱい)、スパイス(乾燥させた果実)、接ぎ木の台木。



 

↑ キヤニモモの有る温室 ↓

 

 

八丈ビジターセンター
八丈ビジターセンターは、八丈島をモチーフとして、建てられました。

富士箱根伊豆国立公園内の八丈島を訪れた方に八丈島の自然を分かりやすく展示・解説した、自然への入口となる施設です。



 

ビジターセンター内には、写真パネルをはじめ、音声での解説やパソコンQ&Aコーナー、映像解説室での美しい映像など、様々な形で八丈島の生き物をはじめとした様々な自然、文化が展示解説されています。また、映像解説室ではビデオ上映をしています。



 

施設情報
開館時間
午前9時から午後4時45分
休館日
年中無休

入館料
無料

施設・設備
RC造 576m2(展示ホール、映像解説室、事務室)


 

プログラムのご案内
インタープリター(解説員)が、八丈島の自然を紹介したり、みなさんが自然の中で楽しく過ごすお手伝いをしたりしています。


 

通常のプログラム
ガイドウォーク
土曜日、日曜日、祝祭日の10時30分から開始。インタープリターが、自然のトピックスを紹介しながら八丈植物公園内の案内を行っています(約45分から60分)。


 

ビデオ上映
毎日、四季の自然と自然の楽しみ方を紹介したビデオ上映をしています。
10時、16時:海の生きもの
11時、14時、15時:四季・人・自然

 

その他のプログラム
その他に、毎月公募して行う講座などを実施しています。


「おじゃりやれ」=「いらっしゃい
この方言は、東京都にある伊豆諸島のひとつ、八丈島の方言です。


 

流木の馬
海辺に流れついた流木で八丈島の小学生がつくった馬。


 

アオウミガメ
爬虫綱カメ目ウミガメ科アオウミガメ属に分類されるウミガメ。本種のみでアオウミガメ属を構成する。



 

分布
インド洋、大西洋、太平洋
模式標本の産地(基準産地・タイプ産地・模式産地)はアセンション島。大規模な産卵地としてインドネシア、オーストラリア、オマーン、ギニアビサウ、コスタリカ、コモロ、サウジアラビア、スリナム、セーシェル、ブラジル、マレーシア、ミャンマー、アセンション島、ガラパゴス諸島、アメリカ合衆国フロリダ州が確認されている。


 

日本では主に小笠原諸島で産卵し、南西諸島でも産卵する。1999年に九州本土の鹿児島県頴娃町(現:南九州市)で産卵が確認された。

2008年には愛知県豊橋市の表浜海岸(片浜十三里)で産卵が確認されている。また、2018年7月11日には伊豆諸島の八丈島でも産卵が確認されている。

採食を行う地域と産卵地の間を回遊(例としてアセンション島で産卵する個体群は南アメリカ近海で採食を行う、小笠原諸島で産卵する個体群は南日本や南西諸島で採食を行う、など)することもある。


 

伊豆諸島では「あおがめ」「あかがめ」「あさひべっこう」「うみがめ」「かめ」、南西諸島では「あおがめ」「あかがめ」「あさひがめ」「ろがめ」「みじがーみー」「みじゃー」「みずがーみー」「みずがめ」などの方言名がある。

南西諸島の方言で「カーミー」はカメ(ウミガメ)、「ミジガーミー」「ミジャー」は水亀の意で、炊くと水が出ることに由来する。「正覚坊」という別名もある。


 

食用とされることもある。小笠原諸島では水が出るためそのまま煮る、八丈島や南西諸島では汁物(水が出るためそのまま煮る、もしくは味噌で炊く)、南西諸島では血も含めた炒め物(チイリチャー)や刺身といった調理法があった。

小笠原諸島では2012年時点でも缶詰が販売されたり、食堂などで提供されたりすることもある[。

薬用になるとも信じられ八丈島や南西諸島では血が血圧用の薬、南西諸島では血が肺病薬、脂が傷薬とされることもあった。

南西諸島では剥製が利用されることもあり、新築などの祝い物として贈呈する習慣もあった。