ライフジャケット
救命胴衣とは、着用者を水上に浮かせ、頭部を水面上に位置させる救命用具のひとつ。
主にプールや河川、湖沼、海で用いられるが、海上を飛行する航空機にも装備されている。
ライフジャケット、ライフベストとも呼ばれ、その目的や用途によって様々な大きさ・デザインが存在する。
日本の競艇界や海上自衛隊等、海事関係では「カポック」と呼称されることがあるが、これは昔は樹木のカポックから採れる繊維が用いられていたことによる。
種類
救命胴衣は、その用途や構造、形状によっていくつかの種類に分けられるが、救助時の視認性を高めるため白色もしくはオレンジ色のものが多い。
固型式
救命胴衣の中では最も単純な構造で、浮力材には発泡スチロールなどの固形物が使用されている。
訓練用として用いたり、湖などでのクルージングやアミューズメントパークで使われることが多い。
膨脹式
船舶や航空機では輸送力が限られているため、固形式のように嵩張るものは営業上の不利益が生じやすい。
そのため、普段は折り畳まれた状態で保管し、使用時に気体を内部の空隙に送り込むタイプが開発された。救命胴衣の背中もしくは胸に内蔵されたガスボンベから、主に圧縮空気、二酸化炭素を注入するものが多い。
紐を引いて起動させる手動式のものと、海水に触れると自動的に起動するものがある。
長期の航海や軍隊においては、公海上・外洋を漂流する可能性があるため、懐中電灯や発炎筒、応急処置用の医薬品、食料と水、サメ除けなどが入ったサバイバルキットが付属する。
SOLAS型
SOLAS条約に基づき、国際的性能基準が定められているもので、大型船舶(旅客船、フェリーなど)に装備されている。外洋での使用を前提にしているため
オヤビッチャ(親美姫)
スズキ目ベラ亜目スズメダイ科に属する魚の一種。
↑ オヤビッチャの群れ ↓
分布
インド洋から西太平洋(日本、オーストラリア)にかけての温暖な地域に広く分布する。近年、地中海でも発見された。
日本では千葉県以南に生息する。
↑ ツアーセットの中に餌も含まれているが「四角い食パン」 一切れである ↓
形態
全長約20cm。体側に5本の黒い横縞が入るのが特徴である。地色は灰色だが、背中は黄色を帯びる。地色は求愛期に青くなる
↑ うっかりして防水カメラを忘れてしまった ↓
↑ 上から撮るしかない ↓
生態
水深12mまでの沿岸の岩礁や珊瑚礁に棲み、若魚はタイドプールでも見られる。 全長約3cm以下の幼魚は流れ藻について表層で生活する。
↑ 環境保全が厳しく守られ美しい自然が保たれている ↓
↑ ナルスアン島の代名詞とも言える長い桟橋 ↓
利用
食用だが、食材として利用されることは少なく、観賞用に飼われ、人気がある。
但し、九州や沖縄では総菜魚として利用され、大きな個体は煮付けやフライにすると美味だとされる。
しかし、本種を食べてシガテラ中毒になった例がある。
名称
オヤビッチャの語源は諸説ある。
「ビッチャ」は東北地方などで赤ん坊という意味で、親になっても赤ん坊のように小さい魚の意という説。
沖縄方言の綾が走ると言う意味の「アヤビッチ」から来ているという説。
別名
地域によっては別の名前で呼ばれることがある。 アブラウオ、シマヤハギ(縞模様のスズメダイ〈ヤハギは地方名〉)、マツウオ、セセラなど。
↑ オヤビッチャ(親美姫)に満足した妻とバンカーボートの船長(右) ↓