何故タンロン遺跡に沢山の盆栽が有るのかは不明。
其れも専用の支柱の上に乗せてある。
 
 
盆栽とは、草木を鉢(盆栽鉢、盆器)に植えて、枝ぶり、葉姿、幹の肌、根及び鉢、もしくはその姿全体を鑑賞する趣味。自然の風景を模して造形するのが特徴である。
 
植物を観賞する方法として、植木鉢に栽培するのは広く行われるもので、鉢物などと呼ばれる。
 
 
盆栽は広義にはこれに含まれるが、盆栽はその中で独自の位置を持つ。その目的は自然の風景を、植木鉢の中に切り取って作り出すところにある。
 
その植物の、野外で見られる大木の姿を、鉢の上に縮小して再現することを目指すものである。
 
 
そのために剪定を施したり、自然の景観に似せるために枝を針金で固定し時に屈曲させ、あるいは岩石の上に根を這わせたりと様々な技巧を競うのも楽しみの一つとされる。
 
施肥、剪定、針金掛け、水やりなど手間と時間をかけて作る。生きた植物なので「完成」というものがなく、常に変化するのも魅力の一つである。
 
 
歴史
中国で唐の時代に行われていた「盆景」(en)が平安時代に日本へ入ってきて始まった。
古くは、「盆山」、「鉢木」、「作りの松」などとも呼ばれた。

能には「鉢木」の演目があり、鎌倉時代には武士階級の趣味として広く普及していた。
江戸時代になると盆栽の栽培が盛んになり、盆栽や園芸は興隆する。
 
 
明治時代以降も盆栽は粋な趣味であったが、培養管理・育成には水やりなどの手間や数年がかりの長い時間が必要なために、生活環境の推移によって次第に愛好者は時間的余裕のある熟年層が多くなった。
 
そのため、戦後から1980年代ぐらいまでの間は、年寄り臭い趣味とされたこともあった。しかし、1990年代以降盆栽が海外でも注目を集め、英語でもBONSAIと呼ばれることもある。
 
 
 
考古資料とは
歴史を考察する一次資料(実物又は現象に関する資料)のうち、遺構・遺物など考古学的発見によって得られた資料、また考古学が対象として取り扱う資料の総称で、物質のうえにとどめられた人間活動の痕跡のすべてをさす。
 
 
 
 
 
 
 
考古資料の代表例としては、土器や石器、金属器などの遺物、竪穴住居跡や土坑墓などの遺構など、人間の積極的な製作活動により残されたものが掲げられるが、これらのほかに、廃棄された獣骨や魚骨、石器製作に伴う石屑、無意識のうちに残された足跡なども含み、これらの総体である遺跡全体が考古資料として扱われる。
 
 
 
 
 
 
 
考古学における考古資料は、文献史学における文献資料に対応する。
考古資料は、時間的な位置づけとともに空間的な位置づけが研究においてきわめて重要視される点で美術品とは大きく異なり、むしろ古生物学における化石資料との共通点が多い。
 
 
 
ともに層序や出土地点、出土状況が重視されるだけでなく、ともに発掘調査によって得られ、当該学問において根底となる基本資料であり、また、その資料には遺存しやすいものとしにくいものがあり、遺存状況としてもさまざまなレベルや様態があること、さらに、資料に依拠した復元的思考によって検討ないし追究されることなど、資料の入手方法や資料特性、分析方法などの諸点で、考古学・考古資料と古生物学・地質学・化石資料では共通点が少なくない。
 
 
 
このことを利用し、たとえば、地質学における「地層累重の法則」などは、考古学にも応用されて多大な成果をあげている。