福建会館
マラッカのメインストリートであるジョンカーストリートにある建物です。

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↑ 外国でよく見掛ける壁面の西暦表示。建物が完成した年である ↓

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福建省出身の華僑たちの寄り合い所のような存在だったようですが、現在は海の神様を祀っているお寺でもあるようです。

外観が派手な中華風でジョンカーストリートの中でもかなり目立つ存在です。

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華僑(かきょう)
海外に移住した中国人およびその子孫。華僑とは本籍地を離れて異国を流浪する華人の意。

世界の華僑人口はつかみにくいが 2000万近いといわれ、その約 80%が東南アジアに居住している。

華僑には福建,広東両省の出身者が最も多いが,彼らは現地で血縁または地縁による集団的社会を結成し,本国への送金ばかりでなく,本国の革命運動や社会運動にも協力している。

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華僑の起源は中国人の海外進出の歴史とともに,古くは漢代にまでさかのぼる。宋・元代の海外貿易の発展により,南洋方面に移住する中国人が現れて唐人と呼ばれた。

明・清代には海禁政策がとられて中国人の海外出航は厳禁されたが,沿海地住民の生活難や貿易の利潤を求めての密航者があとを絶たず,

帰国すれば法禁に触れるのでそのまま現地にとどまるか,あるいは海寇として活動の拠点を現地におく者が多くなった。

明末清初の動乱はこれに拍車をかけた。 19世紀には植民地開発に必要な労働力として,クーリー貿易による中国人の海外移住が目立ち,南北アメリカやオーストラリアなどの金鉱の開発や鉄道敷設工事に奴隷的に使われた。

咸豊 10 (1860) 年に中国開国に伴って正式に中国人の海外渡航が認められてから,自由移民の進出が一層著しくなった。

そのため宣統1 (1909) 年以後は国籍法が制定され,華僑は本国籍を失わない者とされるとともに,その保護政策がとられた。

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