日本の未来。 | ゆるーい建築家のゆるーい日常。

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ストレスのない生き方を実践した結果。
物事に執着せず、形に執着せず、群れず、媚びず、礼すべき相手にはとことん尽くす。という生き方を日々過ごしています。
よかったら覗いていってくださいね。

菅内閣に対する不信任案が出され、否決された。
ちょうど打合せに向かう車中で、代議士会から国会中継までを
見ることが出来た。前夜、不信任案を出すかどうかで、さまざ
まな動きがあり、今後の日本の行方が変わる節目になるのかと
思いながら、見守って来た。
普段全く関心がないことなのに、、、

    $Travel Cafe.


震災後、復興や原発の対応についての政府の動きが常に後手に
回っているように見えたのは、そもそも民主党政権になった時、
前面に出された「脱官僚」宣言が尾を引いているから。

本来は官僚組織である「政府」をキチンと制御して機能させるのが内閣で
あるはずなのに、そもそもその官僚を無いものとして政治を進めようなん
て、おかしな話しである。でも、響きが良かったから、国民は何か新しい
ことが始まると期待して、見守っていた。

そんな状況のなかで起こった震災。意思疎通がそもそも無い中に、さらに
原発という、これまでも不具合や事故がある度に、徹底して事実を伏せる
よう、あらゆる手段を使って来た体質をもつ組織への対処が求められた。

たとえ、不信任案が可決されても、谷垣氏では状況は変わらないと思う。
小沢氏も、やっていることが全く実を結んでいない。
酷評されようとも、やっていることがめちゃくちゃであろうとも、権力に
しがみついていると言われようとも、菅氏の生命力は、ものすごく強い。
安倍氏にはじまり、毎年交代して来た二世議員の首相たちのように、ちょ
っとしたことがきっかけで、あっさり退陣するという脆弱さが、ない。

応援しているのではない。でも、浜岡原発を止めさせ、ソフトバンクの孫
さんが提唱しているソーラーエネルギー構想に乗っかり、復興基本法案で
は自公両党の対案をほぼ丸のみする等、既得権益や利害の調整をやってい
てはなかなか進まないであろうことを、バサバサと勝手に決めるのは評価
できる。

官僚組織だけは、何としてもコントロールしてほしい。そして政府がすでに
把握していると言われている、3月15日の3号炉爆発直後、黒い煙と共に発生
した基準値の10万倍の放射性物質の拡散データ(北西方向に40msv/h)をは
じめ日々の放射線予報、子供たちの安全、食の安全(これから食物連鎖で想
定しうること)、そういうことを、とにかく公表してほしい。
(5月26日、グリーンピースジャパンが海洋調査結果を公表。21サンプル中
14サンプルが暫定基準値を超え、アカモクに至っては12万7千ベクレルのヨ
ウ素131が検出されています。残念ながら政府調査はされていません、、、)