猪の瀬戸湿原のことを知ったのは、かれこれ30年近く前である。貴重な生態系が現存するということで、城島後楽園(当時)の環境学習コンテンツの候補として挙げられたのだが、その頃は保全活動など行われておらず、一部の研究家やマニアの間で稀少植物の絶滅が危惧されていた。

 その後、城島高原オペレーションズ(現在)さんや勇士たちで野焼きを復活、遊歩道やサインを整備した。今では別府を代表するトレッキングコースとして知られるようになった。

 

 歩いた日:2024年4月26日(金)

 スタート&ゴール地点:トレッキングコース専用駐車場

 歩いた距離:約9㎞

 歩いた歩数:約12,000歩

 コース:城島高原 - 城島・猪の瀬戸トレッキングコース( 大分県 別府市 ) (jimdofree.com)

 

 スタート・ゴール地点は、城島高原パークの入り口の反対側(右側)にある駐車場。グーグルマップにも「城島・猪の瀬戸トレッキングコース」として表示されている。

 

とりあえず、A→B→Cまで行ってみる

 

 A地点からB地点までは、上り道が続く。前半は砂利石が敷かれていいるが、後半は未整備なため、雨天後はぬかるんで歩きにくい。下り坂はすべりそうで注意が必要だ。

 

最初の眺望ポイント。ホテルやジュピターと共に絶叫がこだまする

 

山道を下る途中で景色が急に広がる

 

新緑と苔が眩しく輝いていた

 

 景色は森から林、そして湿原へと移り変わる。

 

東方向から由布岳を望む

 

山藤も今が見頃

 

湿原の間を縫うように水が流れる

 

猪の瀬戸バス停。亀の井バスが1時間に1本以上運行

 

 終点となるC地点まで行ったら、必ずUターンしてもらいたい。

 

 こともあろうか私は怖いもの見たさで、氷室跡から川を越え、城島高原パークを目指してしまい、危うく遭難するとこであった。獣道に人の歩いた形跡があったので、多分大丈夫だろうと高を括ってしまったのだ。

 やがて獣道もなくなり、藪をかき分けながら山の中を進む羽目になった。

 もう進めないとあきらめかけたその時、数十メートル先に防獣ネットが見えた。

 何度も尻もちをつきつつも辿り着き、ネットに沿って山を下って行くとアスファルト道に出ることができた。

 グーグルマップで位置を確認すると市が所有する城島水源という敷地内のようだ。

 アスファルト道を下って行くと城島高原ゴルフ場の敷地につながっていて、カートが次々と目の前を過ぎていく。

 

城島のゴルフ場に入ったのは初めて

 

 たまたまではあるが、ここのゴルフクラブは来月大分で行われるJTB旅ホ連九州支部連合総会のエキスカーションで利用することになっていた。偶然にも下見ができたという訳だが、ちっとも嬉しくないぞ。

 そういう訳で、全身ボロボロになりながら駐車場に辿り着いたころには、12,000歩を計測していたのである。

 

 トレッキングは、くれぐれも定められたコース通りに歩くことをお薦めします。

 

 

 

 

 でわ!