宇佐神宮には何度も参拝に行ったことがあるが、周辺に何があるのかなど気にしたこともない。ごく普通の住宅街というイメージだったが、偶然ネットで見つけたウォーキングコースを見ると、面白そうなスポットも点在しており歩いてみることにした。

 

 

 歩いた日:2024年4月9日(火)

 スタート&ゴール地点:宇佐神宮駐車場

 歩いた距離:約6㎞

 歩いた歩数:約9,000歩

 コース:oita_0911.pdf (copd-jp.com)

 

コースの発着点となる宇佐神宮駐車場

 

 10号線を横断して100mも歩くと大楽寺が現れる。1333年、後醍醐天皇の勅願時、宇佐神宮大宮司到津家の菩提寺として建立された高野山真言宗のお寺である。

 

 

 

 予備知識はほとんどなく、九州八十八箇所霊場の札所のひとつであることくらいしか知らなかったが、境内に足を踏み入れたとたんに驚愕した。

 

山門をくぐると初めにお不動様が迎えてくれる

 

密教系の石仏が境内を埋め尽くす

 

圧巻の五大明王。これだけでも見に来る価値がある

 

真木大堂の不動明王立像も忠実に再現されていた

 

 石仏のテーマパークとでも呼ぶべきか。ウォーキングのことなど忘れて夢中になり30分以上も見入ってしまった。

 

 危ない危ない。

 

 

 道中、道にはみ出した巨大サボテンや金曜日しか開いてない食品店などもあり、長閑な住宅街をぼちぼちと歩いた。

 

 

 次の見どころは百体社。天皇家の意志を伝える勅使が通るという勅使道沿いにあり、桜の散り時というタイミングもあって素敵な写真が撮れた。本日、2回目のラッキー。

 

勅使道の先に宇佐神宮の鳥居が待ち構えている

 

勅使道先端にある化粧井戸。ここから折り返して宇佐神宮へ向かう

 

 化粧井戸からまっすぐ勅使道を進み、呉橋が見えてくる。神宮に向かわずに途中右折して大善寺に向かう。

 

大善寺。特筆するようなことはなかった

 

 コースマップでは再び住宅街へ戻って極楽寺を目指すルートだったが、川辺の麦畑を眺めながら歩くことにした。やっぱり自然を感じたいのだろう。

 

 なんと!

 

 呉橋へ続く道沿いに抜群のタイミングで芝桜が咲き誇っていた。ソメイヨシノは終わりがけていたが、芝桜は今が満開である。

 

 良い気分で眺めながら歩いていると、どでかいアオダイショウが芝桜の上で昼寝していた。蛇が寝ているところを初めて見た。

 

 いろんなものに遭遇する日だった。

 

この日、3度目のラッキー

 

極楽寺の弥勒仏坐像。ぐるっと背後からも鑑賞できる

 

 最後は宇佐神宮本殿にて参拝。

 

 

 

 このコースは100%アスファルトで住宅街や国道ばかりだったが、不意に現れる自然景観や仏像など見応えがあり充分楽しめた。夏は暑くてたまらないだろうから、是非この季節に歩いてもらいたい。

 

 

 

 

 でわ!