年の瀬も押し迫った本日(12月29日)、佐伯市本匠にある「愛の里工房」を訪ねた。
「雪ん子寿し」で一躍時の人となった高橋文子さんによる「ごまだし」を体験プログラムとして、BtoB方式で販売していこうという試みである。プログラムは他にも開発を進めていて、今日はそのうちの3つの事業所へ赴いた。
朝イチの訪問先で予想以上に時間がかかってしまい、急遽、昼食も「愛の里工房」でいただくことになった。
お店に到着するなり厨房へ向かい、高橋さんに挨拶。
高橋さんはごまだしを使って白和えをつくっていた
時間が押していたこともあったので、昼食で頂くお料理をまず撮影することにした。
ごまだしうどん、雪ん子寿し、白和えのセット
もともとは川魚であるハゼを使っていたらしい。目の前を流れる番匠川は、鮎やモクズガニなど貴重な水産資源が獲れていたので、少量ながら山間部らしい「ごまだし」が作られていたようである。それが15年ほど前、佐伯市がごまだしうどんの売り出しに力を入れるタイミングで、仕入れの目途がたつエソを仕入れて生産量を拡大していったという。
醤油でなく、味噌の風味を活かした高橋さん達が作る「ごまだし」は、海辺や街中のそれとは異なる人気を博し、様々なコンテストで注目を浴びるようになった。
ごまだしはOBSフードスタジアムで2連続優勝の後、殿堂入り
「雪ん子寿し」は全国大会の最優秀賞や林野庁長官賞などを受賞
他の生産者もごまだしには皆、エソを使っている。どうして差がつくのだろう?不思議に思い、材料となるエソを見せてもらった。
魚屋さんから仕入れたエソを丁寧にこんがりと焼き上げる
かなり立派なサイズのエソを焼き、生臭さの原因となる頭・ハラワタ、背骨を除いて身をほぐす。更にそれをミキサーにかけ、小骨が粉状になり喉にささらなくなる位まですりつぶす。これらの下処理や作業を丁寧に行うことが大事らしい。
ごまだしで使われる白く美しいエソの身は上品な風味がある
本匠生活改善
愛の里グループ
愛の里工房
住所 大分県佐伯市本匠大字宇津々1989-1
TEL・FAX 0972-56-5417
営業時間 06:00~15:00
定休日 毎週木曜日
佐伯までお出かけの際には、是非お立ち寄りください。
でわ!