昨年の12月に、医者からバレーボールを辞めるよう告げられてからというもの、この7ヶ月間は全くと言っていいほど運動らしきことをしてこなかった。
患部がヒザだけに、飛んだり走ったりすることはもちろん、立ち上がるのも辛い日々が続いたので、ラジオ体操も出来ない状態。どーしようもなく諦めるしかなかったのだが、最近になって、歩くだけなら痛みを感じないまで回復してきたのである。
知り合いのエッセイストもコロナ禍の中で散歩を日課にしていて、随分と楽しそうだ。歩きたい思いがどんどん込み上げてくる。
明後日には大分県も梅雨明けを迎えそうだが、幸い今日は14時までは晴れの予報。
今日しかない。
朝からグーグルマップで適当なコースを探す。
出来れば、近場で、駐車場があって、これまで訪問したことがない地区で出来たら見るべきスポットもあって、さらには歩き終えて温泉に浸れるようなところがいい。
そんなワガママにフィットする地区があった。
別府市との境、神崎地区と白木地区。
意外にも別大国道はこれまで歩いた経験がなく、両地区もどんなところなのか全く分からないまま通過してきた。
検討に検討を重ねた挙句、決定したコースは・・・
・スタート&ゴール地点は、田ノ浦ビーチ
・前半コースは、神崎地区の「疣地蔵尊」までの往復4.1㎞
・後半コースは、田ノ浦~白木までの往復3.4㎞
・散歩のあとは、定泉の東町温泉へ
11:05 田ノ浦ビーチを出立
目指す疣地蔵尊はこの辺にあるようだ
歩き出して、5分。早くも足取りが重くなってきた。
これだけ長い期間の運動不足も初めてのこと。
まだ、海抜20mにも満たないのに
10分ほど歩いたところで、汗が滝のようにあふれ出た。
結構、家が多い。
そして、賑やかな国道から少し入っただけでこんなにも静かなんだな。
高崎山の近くなのでサルが出るんだろう
15分ほど歩いて、五杜社の鳥居が見えてきた。
最初の立ち寄りポイント「五杜社」
汗だくになりながらお参りを済ませ、さらに急な坂道を見上げ歩を進める。
高崎山の山頂も近づいてくる
前半の目的地「疣地蔵尊」 イボはないけど「出来たら取ってください」とお祈り
ここからは、来た道を下るだけ。
道中から田ノ浦ビーチを見下ろす
ダムにも寄り道してみた
登ってる時は歩くのに精いっぱいで気付かなかったが、ここいらの家にはどこもビワやイチジクの樹がたくさん植えられていた。そういえば、国道沿いに集出荷場があったな。
いつ頃から、取り組んでいるのだろう?
ビワは終わっていたが、イチジクは実りの時期を迎えていた
戻ったで~
復帰後最初の散歩コースとしては、まずまずの充実感。
ここまで約1時間。
ブランクもあり、ビーチの木陰ベンチで休憩しながら、後半コースを歩くかどうか考える。
海水浴客もちらほら見られた
現時刻は12時で、気温は31℃。
前半コースは坂道だったが、山中だったので日陰の道が多く、海からの潮風も届いて心地良かった。
別大国道に日陰は見当たらない。うーん、どうしたものか・・・
しかし、1時間歩いただけでは消化不良で、まだまだ余力を試す意味でも歩くことにした。
ビーチはいい
照りつける太陽は真上にあり、木陰はなく、潮風も止まった。
暑い、暑い、暑い。
歩道と車いす専用道、車道に分かれている別大国道
台風時に波が上がるといわれたが都市伝説だったようだ
10号線って何気にフェニックス多いよね
単調な道を歩いていて、ひとつ分かったことがあった。
別大国道は、やたらと白バイが多い。日豊本線の電車本数より多いんじゃないかと思うほど、行ったり来たりしている。
ようやく折り返し地点となる白木の交差点が見えてきた
田ノ浦~白木の片道 1.7kmが非常に長く感じられた。
復路は全く魅力なし 桜時期は違うのかもだけど
仏崎付近でようやく日陰 ありがたや~
ここも初めてのお参り「仏崎のお地蔵様」
仏崎を曲がるとゴールが見えてきた。
現時刻は12:40
ゴール手前で左足のかかとが靴ずれしていることに気づいた。短いスニーカーソックスをずり上げて、残りの帰路をかみしめるように歩いた。
そしてついに、ゴーーーーーール!
冷房の効いたレストハウス、安堵の思いでアクエリアスを飲み干した。
誰でも無料で利用できます(ロッカー・シャワーは有料)
冷房が肌寒く感じたので、ビーチの木陰に移動して30分ほど休憩。
13:30 汗がとまった頃、立ち上がり、車で東町温泉に向かった。
今日も貸切状態。
いつも以上に、身体が喜んでいるみたいだった。
次はいつ歩こうかな?
でわ!