私が神社鑑賞に興味を抱いたきっかけは、主に彫刻だった。

いわゆる官社や県府社のような格の高い神社でなく、郷社や村社のような小字単位の小さな神社に多様な彫刻世界を見ることが出来る。

 特に注意深く見たいのは、脇障子と呼ばれる部分で、本殿の左右の縁側の突き当たりの壁面に彫刻が飾られている。(ない場合もある)

 

獅子に椿(日枝神社/大分市高瀬)

 

こちらは獅子に藤という珍しい組合せ(大杵社/由布市湯布院町)

 

カープファン?鯉の滝登り(田村神社/豊後大野市朝地町)

 

 たまにシュールな作品に出会うこともある。

 

滝を眺めるお坊さん(三宮八幡神社/豊後大野市緒方町)

 

 神楽?を描いた脇障子も見つけた。

 

左側(小中島天満社/大分市) それとも鍾馗だろうか?

 

右側(小中島天満社/大分市)

 

 今まで見てきた中で、最もインパクトあったのがこちら。

  (↓)

老人とガマガエル(神崎八幡社/大分市)

 

 一体、何を表しているのかさっぱり分からないところが素敵だ。

 

 神社へ出かけたら、参拝だけでなく、ぜひ本殿をぐるりと一周してみてはいかがだろう?思わぬ異世界が待っているかもしれない。

 

 

 

 

でわ!