昨年度、豊後高田市で行った日本一の観光地人養成講座。
テーマは、『歩く旅』。
カリキュラムの成果と着地点をどこに見出すか!?
単に知識や見聞を広めるだけでは物足りないし、勿体ない。
この講座で講師として、アドバイザーとしてご尽力頂いたのが、旅行エッセイストの宮田珠己さん。世界中、日本全国津々うりゃうりゃと旅してこられたスペシャリストに、豊後高田の、しかもごく普通の人が考える旅がどういう風に映るのか?という、今振り返ってみると、なんだかもの凄いことをお願いしてたんだなと背筋がぞっとしてきた。(快くお引き受けいただいて本当にありがとうございました)
受講者には全員、テキストとして、宮田さんの『だいたい四国八十八ヶ所』(集英社文庫)を配布し、歩いて旅する様々な人の苦悩や不安・喜び・焦りといった心理、そして何よりも脱線することの意味性、受入地域に求められるモノ・コトなどについて、本書を通じて考える機会をつくった。
そうして自分達が良く知る豊後高田のまちの地図に、想像を働かせながら線を引き、実際に赴き、見るべき対象にレンズを向け、タイトルや文章を書き込んだ。
そうして完成したのが、歩く旅ガイドマップである。
本当は私も全部のコースを歩いてみたかったんだけれども、時間がとれず。
最後の2コマで宮田さんと一緒に歩き、特別にエッセイを執筆していただいた。
観光協会ホームページのリニュアルや熊本地震対応などで掲載が大幅に遅れてしまったが、このたび全5作が公開されたので紹介したいと思う。
昭和の町・豊後高田市公式観光サイトより、トピックスへ。
http://www.showanomachi.com/topics/
「魔境、豊後高田を歩く」
是非とも読んでいただき、当地を歩いて楽しんでもらいたいと思う。
これにて、ようやく満願!の想いである。
あーーー、スッキリ。
でわ!