呑気な頼さん

呑気な頼さん

私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

今日は一日中曇天でしたが、厳しい寒さも和らぎ、どこか心地よい空気に包まれていました。そんな穏やかな気候の中、仕事をひと区切りさせてから、近くの まほろばキッチン橿原店 へ足を運びました。店内を見て回るうち、思わず手が伸びたのが肉厚で艶やかな生椎茸。生椎茸は低カロリーで、食物繊維やビタミンD、さらにエリタデニンを豊富に含み、骨の強化やコレステロール低下、免疫力向上など、嬉しい効能が期待できる食材だそうです。

 

帰宅後は、マルチグリドルを使って椎茸のバター醤油焼きに。香ばしく焼き上がった椎茸に、友人から頂いた漢方薬で有名な芍薬、その酵母で醸されたお酒を合わせ、ゆっくりと味わいました。季節の移ろいと、ささやかな贅沢。こうした何気ない時間こそが、日々の暮らしを豊かにしてくれるのだと、呑みながら改めて感じた一日でした。

 

 

今日は『バレンタインデー』・・
バレンタインデーは、世界各地でさまざまな形で祝われる特別な日です。祝い方は国や文化によって異なりますが、2月14日には世界中で大切な人への想いが交わされます。その起源には諸説ありますが、「バレンタイン」という名称は、ローマ帝政時代に実在したキリスト教の司祭、聖ヴァレンティヌスに由来するとされています。

 



当時のローマ皇帝、クラウディウス2世は、兵士が愛する人を故郷に残すことで士気が低下すると考え、若い兵士の婚姻を禁じていました。そうした状況を憐れみ、密かに結婚式を執り行っていたのがヴァレンティヌスでした。皇帝から幾度も警告を受けながらも信念を貫いた彼は、やがて死刑を宣告されます。そして、2月15日に行われる豊穣祭「ルペルカリア祭」の前日である2月14日に処刑されたと伝えられています。

古代ローマでは、ルペルカリア祭の前日である2月14日は、結婚生活の守護神である女神ユノーを祝う日とされ、男女の出会いの日としても親しまれていました。この風習が、恋人たちのために命を捧げたヴァレンティヌスの逸話と結びつき、やがてキリスト教徒の間で「恋人たちの日」として広まり、世界へと伝わっていったといわれています。日本では、女性が大切な人へチョコレートを贈る日として定着しています。一方、欧米では一般的に、男性が想いを寄せる女性へ気持ちを伝える日とされています。また、国によってその意味合いもさまざまです。

 

 

たとえばフランスでは、恋人や夫婦のための特別な日としてロマンティックに祝われます。アメリカでは、恋人や夫婦だけでなく、家族や友人、子どものクラスメイトや先生、さらにはペットにまで贈り物をする習慣があります。さらに北欧のフィンランドでは、恋愛よりも友情を大切にする日として認識され、大切な友人との絆を深める機会とされています。

 


 

贈り物の内容も国ごとに異なります。日本ではチョコレートが主流ですが、海外ではチョコレートや菓子類に加え、カードや花束、ディナー、ジュエリー、衣類など、多様な贈り物が選ばれています。このように、バレンタインデーは国や文化によってさまざまな形で祝われています。しかし、その根底にあるのは、大切な人への想いを伝えるという普遍的な願いです。形は違っても、想いを届ける心は、今も変わらず受け継がれています。写真のケーキは手作りですが、真っ白なチョコケーキ「ザルツブルガー・トルテ」です(^^)

 

 

今日の磐余の里は少し春めいた暖かさに包まれた一日でした。そんな中、近くのスーパーでホタルイカとタラの白子を買って、酒の肴としました。ホタルイカの旬は3月~5月頃ですが、温暖化の影響でしょうか市場に出回り出しました。料亭でホタルイカを食すと、白い目玉と細い背骨が抜き取られてますが、我が家ではそのまま食します。また白子は下処理をしますが、安定の美味さです。勿論、琥珀色の酒は炙りスルメを入れた熱燗です。

 

 

 

 

今日の磐余の里は雪がチラホラ舞ってますが、市役所からは大雪・風雪・雷注意報が発令されてます。また日本にとって大切な選挙日でもあり、大雪に足止めされる地方の皆さんはご苦労ですね。そんな中、窓から眺める雪景色と大和三山の一つ耳成山、休日メシとして春を呼ぶ菜の花粥を楽しんでます。餅は三輪明神と三輪坐恵比須神社の福餅です。香の物は自家製、今年初物のキュウリの古漬けです。

 

 

 

 

今宵は『かにすき』・・
今日の磐余の里は曇天に包まれた一日でした。そんな中、AEONに生冷凍のカニが並んでたので買っちゃいました。寒い日は鍋物ですよね。かにすきは関西の鍋料理の一つ、昆布や醤油ベースの甘めのだし汁で、カニの身と野菜(白菜、長ねぎ、椎茸、豆腐など)を煮て、そのまま、またはポン酢などで食べる関西発祥の鍋料理です。カニの旨味が溶け出しただしで、〆にカニ雑炊を楽しめる冬の定番の贅沢料理で、純米大吟醸の無窮で流し込みました。

 

 

 

 

 

今日は「立春」。早いもので、春が目覚める季節となりました。そんな中、静かに茶を点て、草餅を食しました。昔、草餅といえば、全国の日当たりのよい畑地や原野、道端などにごく普通に見られた、キク科の越年草「母子草(ハハコグサ)」が使われていましが、今ではヨモギの新芽を用いるのが一般的になりましたね。

また毎年のことながら、一年の始まりである立春の日には、厄が来ないよう願いを込めて「立春大吉」のお札を貼ります。
立春の早朝、禅寺では厄除けのため、門に「立春大吉」と書かれた札を貼る習慣があります。この文字は縦書きにすると左右対称となり、鬼が門をくぐっても裏から見ると同じ文字に見えるため、外へ出て行ってしまうと言うお話の由来から、一年間災難に遭わないとされるおまじないです。

墨で半紙や和紙に「立春大吉」と書き、立春の日に柱へ貼り、一年そのままにしておきます。できれば、立春当日の午前0時から午後7時22分までの間に書くのが正式とされています。磐余の里より、皆さまのもとへ、このおまじないが届きますように。

 

 

 

 

 

今日は立春の前日、節分ですね。節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う儀式。 宮中で節分に行われていた追儺(ついな)という鬼払いの儀式が広まったものです。昔から節分には厄を払い新年の幸せを願う行事が日本各地で行われ、現在も大切にされています。

 



節分と言えば炒った大豆を桝に入れ、神棚にお供えしたものが福豆とよばれます。神棚がない場合は目線より高いところに、白い紙を敷いてお供えしてもよいでしょう。昔から穀物には霊力が宿ると考えられ、年男が福豆を撒くことで邪気を払うと伝わります。現在では年男、年女、あるいは家族がまきますが、地方によっては厄年の人がまく風習もあります。

 



豆を撒いて鬼を追い出した後は、鬼が戸口から入るのを防ぐため「ヒイラギの小枝にイワシの頭をさしたもの」を門や玄関に飾ります。鬼はイワシとヒイラギが大の苦手とされていて「鰯柊(いわしひいらぎ)」とよびます。豆撒きが終われば、家族全員で豆を食べますが、この豆は「年取り豆」とよばれます。自分の年齢だけ、もしくは年齢の数+1個だけ食べるのがならわしです。そんなに食べられないという場合は代わりに「福茶」を飲む習慣もあります。ちなみに、豆まきの豆を炒るのは「拾い忘れた豆から芽が出るとよくない」といういわれがあります。

 

 

福茶は福豆をいれた縁起の良いお茶です。作り方は、昆布の佃煮か塩昆布、梅干し1個、豆まきに使った福豆3粒を湯のみに入れて熱湯を注ぐだけです。豆は吉数の3粒入れます。梅の花はおめでたい花、昆布は「よろこぶ」にかけています。豆がお湯でやわらかくなり、香ばしくやさしい味のお茶です。

 

 

鬼は架空の生き物ですが、さまざまな説や言い伝えがあります。昔から目に見えない恐ろしいこと、病気や飢餓、災害などは鬼の仕業とされ、日本の昔話にもたくさん登場しました。角(つの)と牙(きば)を持ちますが、これは牛(丑)の角と、とら(寅)の牙とされています。鬼が出る方角は北東とされ、これは十二支に当てはめると丑寅の方角。丑寅は時刻に当てはめると夜中にあたることから、豆まきは夜に行うのがよいとされています。

 

 

恵方巻は江戸時代末期頃、関西を中心に流行っていたといわれています。節分の夜にその年の恵方を向いて食べると、商売繁盛や無病息災で過ごせるなどのいわれがあります。具はさまざまですが基本は7種。これは七福神にちなんでいるという説もあります。包丁では切らず、頭から無言でまるかじりするのがよい、とされています。
 

 

今宵の満月は「スノームーン(雪月)」とよばれ、獅子座でその最大の輝きを迎えます。スノームーンという名称は、北半球で一年のうち最も雪が多く降る時期であることに由来しています。厳しい寒さと深い静けさに包まれた冬の夜空で、澄み切った光を放ちながら輝く満月は、この季節ならではの凛とした美しさを感じさせてくれますね。夜中ですが、タラの白子を肴に京都の友人から戴いたお酒をいただいてます。

 

 

 

 

窓際族の休日メシ『ふわふわたまごサンド』
今日も磐余の里は冬日です。昨日は仕事で奈良智辯学園にお邪魔、グラウンドに立つと高校球児の心は熱く燃え盛ってましたが、私的には寒さが厳しく感じる年頃になりました。そんな中、今日は喫茶店風のふわふわたまごサンドです。このサンドは片耳(外皮)を落とした食感の軽いパンに、空気を含ませて焼いた厚焼き玉子や、クリーミーに仕上げた卵サラダを挟んだ、柔らかい食感のサンドイッチです。特に喫茶店やコンビニなどで人気が高く、卵の優しい甘みと、とろけるような口溶けが特徴です。

 

 

 

 

今日の磐余の里は、まるで冬将軍が大暴れしているかのような、身にしみる寒さの一日となりました。そんな中、スーパーで今年初めての「菜の花」を見つけると、決まって菜の花パスタにして味わいます。昔から、初物(はつもの)は縁起がよいとされ、食べると寿命が七十五日延びると言い伝えられてきました。また、初物を好んで食べることや、新しい物事に進んで挑戦することを「初物食い」とよぶこともあります。

 



寿命が延びる日数が七十五日とされる理由については諸説ありますが、その一つに、中国から伝わった五行思想・五行説にもとづく季節の区切りの考え方があります。さらに、種をまいてから芽が出て収穫に至るまでの期間が、およそ七十五日であることに由来するともいわれています。

 



寒さの厳しい一日ではありましたが、初物の菜の花を味わいながら、少し早い春の気配と、昔から受け継がれてきた言い伝えの面白さを感じながら、冷蔵庫の隅に眠っていた白州ハイボールで楽しみました。