呑気な頼さん

呑気な頼さん

私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

窓際族の休日メシ『ミートスパ』・・
今日の磐余の里は曇天ですが、庭の草引きをしてると汗ばむ陽気になりました。そんな中、自家製のミートソースを使ったスパゲッティを食しました。喫茶店の定番メニューとしても知られ、家庭料理としても人気が高く、世代を問わず多くの人に愛されているパスタの一つでね。また同じく喫茶店の定番メニュー「メロンソーダ」で流し込みました(笑)

 

 

 

 

今日は、ご近所さんから掘りたてのタケノコをいただきました。せっかくの新鮮な恵みなので「若竹煮」と「木の芽和え」にして、春の香りを楽しみながらゆっくり味わいました。今年初めてのタケノコ、いわゆる「初物」です。日本には「初物七十五日(はつものしちじゅうごにち)」という言葉があり、季節の最初に収穫されたものを食べると寿命が75日延びる、という縁起が古くから伝えられています。江戸時代の人々は、初物には若々しい生命力が宿ると考え、それをいただくことで健康や長寿につながると信じていたそうです。

 



この言い伝えの由来にはいくつか説がありますが、ひとつには、種まきから収穫までにおよそ75日かかる作物が多かったこと、また中国の季節の区分や五行思想の影響を受けているとも言われています。いずれにしても「旬のものをいただくことで活力を得る」という考え方は、今の私たちの食生活にも通じるものがあります。

 



江戸っ子たちは「初鰹」や「新茶」といった初物を、たとえ高価であってもいち早く味わうことを粋としていました。その心意気は、四季折々の恵みを大切にし、旬の「走り」を楽しむ、日本ならではの食文化の象徴とも言えますね。掘りたてのタケノコのやわらかな食感と、木の芽の爽やかな香り。そんな春の一皿を味わいながら、季節の巡りと自然の恵みに、あらためて感謝するひとときです。

 

 

今宵は『桜飯』・・
今日の磐余の里は、春のやわらかな陽気に包まれ、心地よい一日となりました。織田有楽斎ゆかりの地では、八重桜(白妙桜)が美しく咲き誇り、穏やかな季節の移ろいを感じさせてくれます。そんな風景の中、ふと無性に「桜飯」が食べたくなり、炊き上げてもらいました。桜飯とは、醤油味のごくシンプルな炊き込みご飯で、具材は入れず、研いだ米に醤油・酒・味醂を加えて炊き上げるだけの素朴な一品です。

 



炊き上がったご飯は、ほんのり桜色を帯び、その見た目が名前の由来とも言われています。口に運べば、やさしい醤油の風味が広がり、特にお焦げの香ばしさが格別で、素朴ながらも深い味わいを楽しめます。この桜飯、静岡県では学校給食の定番メニューとして親しまれてきたそうです。また、他の地域には「茶飯」と呼ばれる似たような料理もありますが、関西ではあまり馴染みがないかもしれません。春のひとときに、こうした素朴な味わいを楽しむのも、また一興ですね。

 

 

 

 

 

窓際族のサラメシ『餅粥』・・
母が生きていた頃、毎朝のように大和の茶粥を作ってくれていました。しかし、母が他界してからは、その茶粥を口にする機会もすっかりなくなってしまいました。そんな中、今日は久しぶりに「餅粥」を食べました。餅粥は、切り餅をお粥に入れて煮込んだ、とろみとコクのある料理です。わが家では、焼いた餅に醤油をつけ、それをそのままお粥に入れて食べるのが定番です。香ばしい餅の風味と、お粥のやさしい味わいがよく合い、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

 



餅粥は、朝食にはもちろん、風邪をひいたときや、お正月に余った餅の活用法としても親しまれてきました。腹持ちが良く、餅の甘みや香りを楽しめるのも魅力のひとつです。また、鶏ガラスープを使って中華風にアレンジしたり、梅干しや練り梅を添えたりすることで、味の変化も楽しむことができます。久しぶりに味わった餅粥は、母との思い出をそっと呼び起こしてくれる、あたたかい一品でした。

 

 

磐余の里では、桜の季節もいよいよ終盤を迎えました。とはいえ、少し標高の高い場所へ足を運べば、まだもうしばらくは春の名残を楽しむことができそうです。そんな中、里の田んぼでは早くも作付けの準備が始まり、季節の移ろいを静かに感じさせてくれます。

 



古くから日本では、桜は「サ神」が宿る依り代と考えられてきました。このサ神は田の神として信仰され、人々は五穀豊穣を願いながらその存在を敬ってきたのです。

 



言い伝えによれば、サ神は普段は神聖な山奥に住み、人前に姿を現すことはほとんどありません。しかし春になると山を下り、里へとやってきて田の神となります。その際、桜の木に宿るとされ、「サ」が座る場所、すなわち「坐(くら)」から「サクラ」という名が生まれたとも言われています。

 



満開の桜の下に人々が集い、花見を楽しむ風習も、もともとはこのサ神を迎え、ともに春を祝いながら豊作を祈る意味が込められていたのでしょう。桜を愛でるひとときの中には、自然とともに生きてきた人々の祈りと感謝の心が、今も静かに息づいたということですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜を求めて『宮奥ダム水辺公園』
いよいよ桜も終盤を迎えたので、少し標高がある宮奥へ、この地は仕事で数か月滞在したところでもあります。奈良県宇陀市大宇陀宮奥に位置する宮奥ダムは、貯水流域面積2.9平方km、総貯水量58万立方メートルという比較的コンパクトな規模のダムです。1997年3月に完成し、地域の農業用水や生活用水を支える大切な役割を担っています。

 



ダムの形式は「直線重力式コンクリートダム」で、堤高は36.5m、堤頂長は175.0m。堤体の上から下流を見渡すと、どこか懐かしさを感じる里山や田園風景が広がり、穏やかな時間が流れています。上流側には、宮奥ダム水辺公園が整備されています。遊具は設置されていないものの、トイレや広場があり、桜並木も楽しめるため、ゆったりと過ごすにはぴったりの場所です。

 



なお、ダム湖でのボート利用は禁止されていますが、水辺公園の岸辺では釣りを楽しむ人の姿も見られます。自然に囲まれた静かな環境の中で、思い思いの時間を過ごせるスポットです。

 

 

 

 

 

今宵の肴『帆立稚貝』・・
今日の磐余の里は昨日と打って変わって冬日となりました。そんな中、スーパーで帆立の稚貝が販売されてたので買っちゃいました。しかし4月からの値上げラッシュの影響もあり、約二倍の価格になってましたよ💦

 



帆立稚貝(ベビーホタテ)のバター焼きは、バターを熱したフライパンでホタテを両面焼き、醤油と塩コショウで味付けるだけで、5分以内で作れる簡単おつまみです。水分を拭き取ってから焼くとふっくら仕上がります。

 

 

今宵は『たこ焼き』・・
今宵、月を愛でながらのたこ焼きです。半月間、外装塗装のため足場とネットに覆われて暮らしてたけど、ようやく作業も終わって、ベランダからの見晴らしがよくなりました。そんな中、鶏ダシにネギとタコを使った普通のたこ焼きと、ソースを使わずコンニャクとチーズを入れて焼く醤油味のチーズ焼きです。たこ焼きに刻みキャベツを入れるとお好み味とされます。

 

 

 

 

今宵は『花見御饌』・・
今日は生憎の雨日和、花見に出かけられないので、花見弁当から花見御膳として楽しみました。花見弁当は、桜の開花時期に公園や名所で、花を愛でながら食べるお弁当の総称です。春らしい彩り豊かな食材(桜餅、筍、山菜など)が使われ、華やかなお重や弁当箱に詰められるのが特徴です。江戸時代に庶民の行楽文化として定着した「花見」の歴史に深く根ざした弁当の一つです。

 

 

 

 

 

 

今宵は『ピンクムーン』・・
2026年4月の満月は、4月2日(木)11時12分頃に最も満ちた状態を迎えます。この時期の満月は、春に咲くピンク色の花々にちなんで「ピンクムーン」と呼ばれ、古くから親しまれてきました。やわらかな春の空気の中で輝くこの満月は、特別な意味を持つともいわれています。恋愛成就や金運アップなど、さまざまな願いを後押ししてくれる存在として語られることもあり、心を込めて願い事をするのにぴったりのタイミングです。

ぜひ夜空を見上げて、静かなひとときを過ごしながら、自分の願いにそっと想いを重ねてみてもよいかもですね。そんな中、久しぶりに天蕎麦を食しました。