オートバイの旅は、いつもすこし寂しい。 -12ページ目

オートバイの旅は、いつもすこし寂しい。

タイトルは斉藤純氏の小説から拝借…だがまだ読んでない。しかしこのブログに綴られる、現実と空想とが交錯した過去から未来への記憶と記録は、このタイトルの如くどこか少し寂しげな装いを持つ、心象風景の覚え書きである。

今夜の宿泊先は松江市宍道ふるさと森林公園という自然体験施設だ。そこの二輪用テントサイトを予約している。なんとか夕方までに到着し、テント設営を済ませ、夕暮れの宍道湖でひとり黄昏れた後、近くの温泉に行きたいと考えている。道中にはまだ立ち寄りたい場所もあるし…先を急がねば。益田市で国道191号線から国道9号線へと入り、浜田市辺りからは山陰道の無料区間が何箇所かあるので、それを利用しつつ、ひたすら西を目指す。次に立ち寄り予定の場所は、島根県江津市の浅利海岸に立ち並ぶ風力発電の風車とエメラルドグリーンの日本海を一望できる絶景スポット。山の上や高原では何度か見たことはあるが、海辺に立ち並ぶ風車を見た事はないと思う。期待に胸を膨らませながら、海岸沿いのカーブを曲がりきった時、それは突然視界の中に現れた。ちょうど脇道があったのでそちらに入り、オートバイを停めた。



スゴい…デカい…なかなかの迫力だ。10基ほどあるだろうか、海からの風を受けて悠々と回転を続ける真っ白な出で立ちが、空の蒼色と海の碧色に映える。“まわれ、か〜ざぁぐるまぁ〜” “まわって、まわって、まわって、まわぁ〜るぅ〜” などと風の音よりも小さな声で歌ってみた。果たしてこの場所が絶景スポットに位置するのかは定かではないが、かなり満足。さあ、次の目的地へ!このまま国道9号線を西へ向かうと出雲市を通ることになる。ならばここに立ち寄らない訳にはいかないだろう…ということで出雲大社。

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普段 “いづもたいしゃ” と呼んでいるが、正しくは “いづもおおやしろ” …らしい。このキングオブ縁結びの神様に参拝し、お願いするような案件はないが、聞くところ、失恋で傷ついた心を癒す効果もあるらしい。ひとりで旅する寂しいバイク男子の心境としては後者の効果を期待!