考察2 運行管理者 | たびあん旅行記 ~きになる編~

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目立ちはしないが 忘れちゃ困る 羽先語る 六百魂!

昨日は、テレビ。ニュースを見て、新聞新聞を読んで、

ものすごく悔しくて、情けなくて、残念でブログを書けませんでした。


今回の運転手(この方には運転士とは書けません)さんが、乗務員として未熟であり責められる事はマスコミさんに任せます。この事件が風化しない様に叫び続けて下さい。


この会社の社長さんは、最初の事故会見の時に「この運転手はバスの運行歴が4年位」とお話していた。

違うじゃんか!免許を取って4年位。観光バスの運転歴は2年半位って。それも契約は日雇い運転手って。

この会社さんは、車両を運行する際に最低限必要なはずの乗務員の点呼簿、運行指示書さえもないって

あ・り・え・な・い\(*`∧´)/

業界以外の方はなんでこんなにビックリしているのかっていうと、


営業用の旅客自動車が、公道で営業するのには必ず安全運行を大前提とした会社命令で走らなくてはいけないということなんです。その出発前の最終権限を持つのが、運行管理者なのです。


わかりやすく行動を時系列にすると

運行管理者っていうのは、バスが車庫から出発する前に

運転士さんやガイドさんの最終的な体調確認をして

使用する車輛を担当運転士さんから運行前点検の報告を聴き

指示書による運行コース等の安全確認をし

注意点・事前に引き受けたお客様へのサービスを再確認し

総合的な判断を踏まえ

「バスを運行させて下さい(いってらっしゃい)」と指示をださなくてはいけない

各会社・各営業車庫には専任で配属され安全運行に関わる大事な仕事です。


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今では国家試験となった運行管理者資格ですが、

その昔は

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基礎講習を受けて、毎年開催される一般講習を受けて

5年以上の実務経験で認定される資格でした。


でも、その時だってちゃんと勉強しましたよ。

人の命を預かる事を再認識しました。


他にも

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そうそう、こういう資格もありました。

これはちゃんと整備面から車輛管理を責任を持ってする為の資格です。


それでも、資格があるからこれで完璧なんてわけじゃないです。

自分だって乗務員さんに随分と迷惑を掛けたこともあったし、気遣ってあげれなかったこともありました。

常に変化していく交通事情に、現場の問題をすべて取り除いてあげることは不可能なのかもしれません。


でも、今回のバス会社さんは全くを持って問題外。

ちゃんと管理をしていない運転手に、

乗車分のイスがついているバスで

出発地でいわれた通りに走って来いと…。


こんな命令電話は『点呼』なんて言わないし、

こんな適当な指示『運行指示』じゃない。

仕事に対しての責任が全く見えない。

今回の旅行会社の振る舞いをかばう訳じゃないけど、

このバス会社はなんにせよ酷過ぎる。


日本の貸切バスの粗方大半のバス会社は

ちゃんと『点呼』だって『運行管理』だって『労務管理』だって

しっかりやっているんです。


その仕事をするのが運行管理者なんです。

要は、今回の当事者さんの会社には資格はあっても

ちゃんと運行管理の仕事をする人がいなかったという事なんです。


もちろん、だからといってツアーバスの仕事が

乗務員さん達にとって楽なわけではないです。

信じられない程、酷過ぎる会社さんの実態が

業界の常識ではないという事を解かっておいていただきたいのです。




すいません。5月に入り重いテーマで語ってしまいました。このシリーズはこれで終わりにします。

多分、この先またシンジラレナイ事実が沢山出てきそうな気がするので。

明日から、また前向きな明るいテーマでブログを書きたいですから。



最後に・・・


マスコミ諸君、気づいているか?

君たちの手当たり次第な取材・報道で業界全体が混乱している事を。


そして、今回の事故を他人事だと思っている旅行会社、気づいているか?

理由なくルートを外れた当日変更、立ち寄り先や勝手な見学地追加は、

同じ大惨事を招く入口だという事を・・・。