【中国】 広州-成都-九賽溝(黄龍)は全6回にわけて記載しています。よければ1から順にお読み下さい。
旅データ:
◆期間:2005年7月12日~2005年7月18日
◆場所:主に成都、九賽溝 (中国)
関空-広州-成都-九賽溝(黄龍)-成都-広州-関空
◆費用:10万円以下 (個人旅行です)
◆人数:2名
★★7月14日★★ 成都-九賽溝 宿泊:九賽溝 ★
今日は4時起き。ねっ眠い。5時にロビーへ下りるとお兄様がいつもの
笑顔で待っていてくれた。チェックアウトもお兄様がさくさく行なってくださり
私たちはずうずうしくお兄様の車へ。
お兄様の華麗な運転でさっさと空港へ到着。今回のツアーは空港集合なのだ。
空港へつくとお兄様が担当者を探して手配をしてくれている。
何回も担当者をとっ捕まえて彼女たちを頼むと何度も念を押してくれた。
お兄さんの手配で搭乗券を入手。今度は向うの空港でツアーリーダーを
探さねばならない。何度も名前や旗の目印を教えてくださり心配そうに
お兄さんは「僕は仕事に行かねばならないから」と去っていった。
帰りの成都も出張を何とかしてまた迎えにくると言って・・・・。どんな風にお礼を
言えば彼の優しさに感謝できるのだろう。わからない。
飛行機はバラバラの席だ。(何でなんだ・・・)すぐに低いところをとんでいるのか
山が高いのか、窓から雄大な山々が見えてくる。グランドキャニオンにひけを
とらない景観。タイリクはやはりすごいなぁと思う瞬間だ。(この飛行機は寝ると
もったいないです。必ず起きて外を見ましょう)写真を取り捲りながら
見とれていると飛行機がぐるーっと周った。なんと現地空港がきりで着陸できないから
成都へ戻るという。(後から聞いてわかった)
一度、成都へ着陸。再度飛び立ち予定時刻よりかなり遅れて九賽溝到着。
到着間際は墜落しているのかと思うほど揺れた。今までで一番かも。んー、トルコ
航空といい勝負だ。
とにかく無事到着。早速ツアーリーダーを探す。難なく旗を発見。
とりあえずトイレにいったらみんな平気でずぼんを脱いで着替えまくっていて
びっくりした。ほとんど英語がわからないリーダーさんが必死で教えてくれた
バスに乗り込んだ。よかった。どうやら無事旅が始まるようだ。
かなりきれいな観光バスに乗り込んだのは9人。
しかも若い人が多い。これはラッキーとみた。
ガイドが中国語で喋りまくる。ちょっとしゃがれた声で喋り捲る。
ポパイにでてくるオリーブっぽい感じの人。
あまりにわからんので態度悪く寝ていたら起こされた。何かお金の回収に
やってきたようだ。英語で説明してくれているのだがいまいち彼女の英語は
わからない。彼女も誰か英語ができる人-??と有志をつのると一番前の席の
男の子が僕が通訳しますと登場。これがDAVIDとの出会いだった。
彼はペラペラで非常にわかりやすい。こりゃ助かる。
九賽溝の入り口に着いた。本来は外国人がいるはずのない中国人ツアーに
日本人である我らがいたので初めはみんなびっくりしていたが
終始、全員が助けてくれて感動的な旅となった。
実をいうと反日感情も高まっているこのごろ、中国人ツアーに入って
一緒にご飯を食べたりしなければならないところでいやーな雰囲気になったらどうしようと
思っていたのだが全く逆でうれしかった。しかも私たちを除く7人中4人が
英語ペラペラだったのでなんてついているのだろうと思った。
他のツアーはでっかい声でしゃべりまくるおじさんおばさんばかりだったのだが
我がチームは中国人の若い男の子2人組み(この片方が英語ペラペラかつ
ジェントルマン)、イギリスから来た中国人(DAVID)と成都に住む女の子のペア(エナ)、
感じのいい老夫婦とその娘(英語喋れる)、一人参加の中国人の女性と我らという
素晴らしいメンバー構成だった。
バスから降りるときも中国人男二人組みがバスの中の説明を通訳してくれたり
降りてからは非常に明るいDAVIDがもしよかったら僕達と一緒にまわらない?
といってくれたのでこのツアー中はずっとDAVID&エナと一緒に過ごした。
はじめはこの2人がカップルだと思っていたので邪魔したら悪いなと思っていたのだが
どうやら親同士が仲良くで今回一緒にツアーに参加したらしいことがわかり
遠慮なくつきまとった。ちなみにこの2人、18歳と16歳。倍もちがう・・・。
非常にしっかりしていておばちゃん達、終始助けられっぱなし。感動しました。
DAVIDはえらい英語うまいなぁと思っていたら最後の最後に実はイギリスに
住んでいて英語がネイティブということを明かした(それまでは留学したことがあるんだと
嘘をついていた。おかげで若いうちの留学ってすごいなぁと後悔していたのに)。
どちらかというと中国語の方がやばいといっていた。
とってもいい英語の勉強になりました。のってくると超早口になるので
必死のリスニングでしたが・・・。エナは成都でインターナショナルスクールに
通う美人女子高生。本当にかわいい。何枚も写真をとってしまった。
彼女は英語勉強中で私たちと喋るのが楽しいようだった。
いよいよ九賽溝の入り口。ここからは自由行動。何もわからん私たちは若者
2人に連れられてまわることになった。まずはバスで移動。九賽溝の中は
無料バスが走っているのでそれに適当に乗り込む。そして好きなところで
降りてまた好きなときにのればいいというシステムだ。
次々に出現するありえない色の湖に心を奪われまくりながらポイントに到着。
とりあえず、ツアーメンバー全員で待ち合わせをして各々見て周る。
今回のツアーメンバーの何がすごいって持ってるビデオやカメラ。
DAVIDもNIKONのものすごく高い一眼を持っていてエナの写真を取り捲っていた。
しかもなかなかうまいのである。「取り捲る」という表現がまさにはまる枚数だった。
(エナ)
エナは16歳にも関わらずあちらこちらでモデルポーズ。
どうして中国の人はあんなにポーズをとるんだろう。しかもちょっと横にいると
写真を撮っているからどけと押しのけられる。何回、日本語で毒づいたかわからない。
エナならわかるがあきらかにパジャマみたいな服を着てオジャマンガにでてきそうな
おばさんなのに寝転んでセクシーポーズを決めていたりする。
しかも構図にうるさい。ありえない。
まっ、おばさんはおいといて、九賽溝は緑溢れる大自然にも大感動できますが
数え切れない湖がなんといっても見所です。
色は太陽によって変化しますがまるで絵の具をたらしたようなコバルトブルーや
エメラルドグリーン、そう、グレートバリアリーフのようです。
そして水が澄み切っているので完全に湖の底が見えます。
そこには面白く絡み合った木の根が見えてなんとも幻想的です。
ずっと見ていたい、ナンなら魚になって住みたいと思わせる神秘的に
美しい場所です。またその水面に映る木々がなんともいえないのです。
写真では伝えきれない感動は是非現地で体感してください。
あとで全部同じに見えるとわかっていてもシャッターをきる手がとまりません。
ちょっとおとぎの国的な非日常感に大変癒されます。
「きてよかったね」と友人としみじみ。
ここは秋になると紅葉が美しいらしいです。これに更に見所が入るのかと思うと
ぞっとします。CITYと違って涼しいし空気は中国であることを忘れるくらい
澄んでいるし水音や自然の香りがこころを落ち着けてくれるし言うことなしの
世界遺産です。うん、私も認定する。癒しスポットに。
1月に行った墨絵の世界-桂林-とはまた違った美しさです。
ここに限っては中国じゃないような世界が味わえます。
昨日まで大都会の成都にいたのでそのギャップたるや。
(ツアーコンダクター/お決まりのポーズで)
何度かバスに乗ったり降りたりして、湖だけではなく、次は迫力のある
滝へたどり着いた。これまた規模が大きいので大激流が楽しめます。
ここでは全く英語がわからない老夫婦たちもDAVIDたちを見失ってたたずんでいる
私たちに声を掛けてくれたり、メンバー全員が中国語のわからない私たちを気遣ってくれたのが
感動的でした。あいのりくらい仲間意識はあったな、うん。
現地ツアーに参加して九賽溝の自然の素晴らしさ以上に中国人の
あたたかさに触れることができてよかったと心から思います。
6時半に九賽溝の出入り口に集合だったのに我ら4人組は民族村のような
ところで遊んでいてまた遅れた。
(エナを撮影するデイビッド)
バスに乗り込むと残りのメンバーが笑って出迎えてくれた。
我ら一行は今夜とまるホテルへ移動。
部屋はわりとよかった。
早速夕食を皆で食べて(普通。多分豪華めだと思うけど
成都と比べると・・・)
民族ショーを見に行くことに。
行くとすっかり始まっていた。我らの席に別の人が座っていて
一旦その後ろの席に座ったのだが気の強いエナは文句を言いに行って
もともとの席に座ることに。あっぱれ。
(これで音を出してもりあがる)
このショーは(多分チベット族の)歌とダンスが中心。
それにしても成都や九賽溝の女性は本当にきれい。男性陣、是非行ってください。
お客が舞台に上って競争やコメディ的なショーに巻き込まれる
出し物が結構あったのですがなんとDAVIDが選ばれた。
あとはお客全員で踊りまくる出し物もあった。
中国の人は大盛り上がりだった。言葉がわかったら楽しいのかな?
兎に角、朝が早かったのと歩きまくったせいで眠くて眠くて死にそうだった。
ホテルへ帰るや否や倒れるように眠った。明日はまた朝が早い。
続く・・・・・











































































































