たくさん海外旅行に行くとどうなるか、知りたかったから。
出張と重なって立込んだときは、月に3回海外旅行にでかけ
月に4ヶ国ほど回ることもある。毎月海外旅行をする生活を
3年ほど続けていると、不思議な感覚におちいることになる。
その変化を紹介したい。
1.モザイクのような季節感
1月の凍りついたデトロイトから常夏のバンコクへ。
秋が深まる東京から、春の訪れを感じるメルボルンへ。
一年のサイクルの中で緩やかな変化としてやってくるはずの
季節が、年間10回以上海外に行くことで変化してくる。
春や秋、冬や夏が、ノックもせずにランダムに部屋に入って
くる感覚。日本の四季の変化を、グラデーションのように
感じとることはできなくなってしまった。
記録的な寒さで学校が閉鎖されたデトロイト。1月の寒さは
マイナス30℃にもなった。それから数日経たないうちに
30℃近いラオスへ。気温差は60℃にもなる。
帰国したら街路樹が葉を落とし町の景色が変わっていたことも。
なんだか自分が知らないうちに町の装いが変わって、
知らない町になってしまったかのように感じられた。
もちろんクローゼットの整理ができない。
アロハシャツとフード付きのダウンジャケットが
同じ時期にハンガーにかかっている。
出国の時に忙しくて、
会社から着の身着のままバンコクに行ったことも。
スーツを着てカシミヤのコートをもって。

2.プライベートがパラレルに進行する
東京では仕事をしている。海外では友人と遊んでいる。
連休とかさなる週末を海外で過ごすことが多いので、
必然的にプライヴェートな時間の大部分を海外で過ごすことになる。
毎回同じ場所に旅行に行くこともできないので、友人と遊ぶときも、
途切れとぎれ。
世界中で僕が参加できない現実がパラレルに進行していく。
たまの連休を日本で過ごしていると、何していいのか分からなくなる。
それでもよく、海外の友人と Skype をしたり、Liveメッセンジャー
でチャットをしたり、メール交換をしていることが多いかな。
3.ここはどこで、いつなのか?
季節もプライヴェートな時間も、細かく分断されるなか、
場所や時間の感覚も失うことがある。
だいぶ前の話になるが、夕食前の時間にふと寝入ってしまった。
目が覚めたとき、周囲が真っ暗で頭が混乱してジタバタしてしまった。
僕はどこにいるのだろうか?今は、いつなのか?
そこはスリランカで、夜の8時だった。当時、スリランカでは、
たびたび計画停電が実施されていたのだ。眠りについたときには、
電気がついていたのに、目が覚めたときには真っ暗だった。
ヨーロッパから帰ってきたときや、米国に行ったときに
ひどい時差ぼけになる。長引くときには1ヶ月くらい体内時計が
狂ったままなのだけれど、また旅行に出かけなくてはならない
こともある。

年間10回海外旅行に行くようになって感じている混乱、
僕はどこにいるのだろうか?今は、いつなのか?
これはどこか根源的な問いのように聞こえる。ますます他人に
理解されない人間になっていくような気がして少し戸惑う。
だからもう少しブログを書かせてほしい。






