お店によって多少違うとは思うものの
世界最大の市場と称される
グランドバザールの営業時間は19:00まで。
こんな夕刻に来たもんだから半ば早歩きで中に入る。
トンネルの向こうにはどんな風景が広がっているのだろう。
まるで今から迷路を楽しむかのよう
ワクワクした気持ちが走る。
カパルチャルシュとトルコ語で言われるこのバザールは
3万㎡の面積を誇り、その入口だけとっても20箇所以上。
1461年ごろから続く由緒あるバザールで
歴史とともにそのお店を増やし今では4000店舗ほどが立ち並ぶ。
そんな予備知識を仕込んでいたものの実際に歩くと
このグランドバザールの規模は並み大抵なものではない
と改めて感じとることができる。
貴金属、衣料品、絨毯、陶磁器などなど。
ここでは色々なものが売っている。ものだけじゃない。
郵便局もあれば、警察や、カフェが密集するエリアだってある。
トルコがまるっきし初めてならここで十分雰囲気は味わえそうだ。
お店の人が客の顔を見て巧みに言語を使い分け話かける様は
ここが歴史的な市場であるとともに一大観光地だと印象づける。
この手の市場に行けば避けて通れないのが価格交渉である。
人によっては価格交渉なんて面倒だと思う人もいるかもしれない。
物の値段が決まっている日本という国で過ごしたならそう思うのが道理である。
そんなめんどくさい価格交渉だけれど
泥臭いというか人間臭さがあって私は好きだ。
もっと安くならないかななんて気持ちが半分。
店員との時には関係ない話、たわいもない会話をしながら
純粋に買い物を楽しみたい気持ちが半分。
現地人とあーだこーだ話しながら買い物する行為は
極上の異文化体験だと私は考える。 
これは余談になるが私は旅に出かけるとカメラ以外に
ポラロイドカメラを携帯して1日1枚だけ何か写真を取ることにしている。
この日はここグランドバザールを取ろうと
チェキでパシャリととったところ
お店の人々に囲まれてしまった。
ポラロイドカメラにみなさん興味津々だそうで
写真をとって欲しい人が殺到。
挙句の果てにはお店から電卓を取り出し
〝おまえが買った値の2倍で買いたい〟との申し出がある始末。
一瞬、元値の2倍で売れるとココロ動いたが
結局フィルムがなければただのガラクタ
そう考えると売るのはなんだか申しわけない気持ちがして
NO、SORRYなどといいそのエリアを足早に離れた。
なんだかんだで歩き疲れたのでチャイ屋で一杯。
チェキを輸入してきて売ったら流行るかもしれない。
なんてふんわりした甘い考えが浄化されているぐらい
ほっとする至福の1杯。
ヒロ