私はこの文庫本を読んで、当時は冒険とも言える海外での音楽武者修行をされた勇気ある青年期の小澤征爾さんを想像し、行動力とポジティブさを感じ益々そのお人柄が好きになりました。 

後々 私はフランスを1ヶ月旅をした時にブザンソンへも足を伸ばしました。

彼が描いていた通り、とても静かで美しい街でした。

特に川沿いから旧市街は小澤さんが描かれた通り、とても素敵でした



(写真は無料サイトから)


小澤征爾さんは、ここで行われる ブザンソン国際コンクールの指揮部門であるブザンソン国際若手指揮者コンクールで優勝🏆


ここで指揮者としての活躍が始まったのだなぁ、、と感慨にふけりながら散策しました。

ブザンソンはドイツに近く、街にはフランス国旗🇫🇷とドイツの国旗🇩🇪が目に付きました

レストランではソーセージの盛り合わせとドイツビールをオーダー

ザワークラウトがたくさん添えられていて驚いたものです


(写真はイメージです)


時が経ち、ずっと思い描いていた、一度でいいから生の小澤征爾さんに会いたいという気持ち

私には『私が死ぬまでに会いたい人』というリストがあって、その中のひとりでした

ですが、発病されてから体調もあまり良くはなさそうで、なかなかそのタイミングは訪れませんでした

そんな時 オペラをプロデュースされているという告知を見つけチケットを取りました

きっと指揮をされるわけではないけれど、もしかしたらご挨拶とかで ひと目お会いできるかもとの思いからでした。

東京公演は売り切れで、名古屋まで行く覚悟で取ったのにコロナで中止に😭

縁がないのかな、、と寂しい思いをしたものです。

そして とうとう天国へ旅立たれてしまった

心からご冥福をお祈りします✨✨