今回も、前回に続き、簡単に味を良くする方法や簡単なレシピ等を紹介し、味覚をアップさせるお手伝いになればと思う。ビタミン・ミネラルの宝庫、野菜・果物の続き、豆・ナッツ類。
今回は、ピーナッツ、クルミ、アーモンドなど。まず、ピーナッツ(落花生)は、脂質やタンパク質(アミノ酸)、ミネラルが豊富で、ビタミンは多くはない。国内では、千葉県が7割以上生産している。
ピーナッツの食べ方は、加熱乾燥させてから、そのままスナック菓子やおつまみのように食べることが多く、また、柿の種と混ぜたり、和菓子や洋菓子、アイスクリームの材料、ピーナッツバターなど、デザートや軽食が主な用途。しかし、粉末、適度に砕いたりして、茹でた青菜類の和え物に使ったり(粉末)、揚げ物の衣にそのままや混ぜて使ったり(砕く)、サラダのトッピングやドレッシングに使ったり、と、非常に多用途に使える。そして、中国では、単純に茹でただけのまま、おつまみとして出されることが多い。
また、落花生の状態では、日本では加熱乾燥させたものが主流だが、一部、生の状態でも出回っている。多くの人は、落花生を外の殻と中の茶色い薄皮を剥いて食していると思われるが、薄皮には、ポリフェノールやミネラルなども豊富で、健康を考えたら、薄皮まで食べるべきで、最初は違和感があるかもしれないが、慣れたら薄皮がないと物足りなくなった。
クルミは、脂質が7割ほど占め、そのほか、タンパク質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなど多彩。国内では、長野県が最も多く生産されているが、アメリカや中国などから輸入も多い。
クルミの食べ方は、ピーナッツとほぼ似ているが、異なるのは、他のナッツ類との相性が良いため、特に輸入もののナッツ類とミックスさせて販売されることが多く、おつまみとして重宝されている。しかし、最近では、クルミは健康食品として認知度が高まっており、多く含まれている脂肪成分には、オメガ3やαリノレン酸といった、ダイエット、血圧上昇抑制、心臓系疾患の予防などの健康効果が期待されている。取り過ぎは逆効果になりかねないので、適度な量を毎日食べることは良いことと思われる。
アーモンドは、脂肪が5割強で、炭水化物、たんぱく質、ミネラルなどを含んで、ビタミンは葉酸や油性のビタミンKが含まれるものの相対的に少ない。国内では、香川県の小豆島で生産されているが、ほとんどが輸入に頼っている。
アーモンドの食べ方は、ピーナッツやクルミと似ているが、特に、アーモンドチョコ、ミックスナッツなどとして食べるケースが多い。しかし、最近の用途では、アーモンドの粉を液化しアーモンドミルク、アーモンドオイルといった多くの調理に加工しやすいものがあらわれたりし、その用途が広がっている。ちなみに、インドカレーのキーマにはアーモンド顆粒か粉末が含まれている(本来はココナッツパウダーだが、アーモンドを入れると深みが出る)。そして、最近の知識では、夜の就寝前の空腹を解消する手段として、多くの医師がアーモンドを食べることで解消することを薦めている。体重増加抑制や健康効果など、ラーメンを中心とした炭水化物を食べるよりも、断然良いということであろう。
次回は、この続き豆・ナッツ類を予定。