こんにちは
いつもお越し下さり有難うございます
前回記事にした龍鎮神社参拝の後、同じく室生にある龍穴神社を訪れました
自転車は一旦返却し、駅前から室生寺行のバスに乗車
(一時間に1本出ていました。でも12時台はなかったです。運転手さんのランチタイムかな?)
終点で下車して室生寺を通り過ぎ、そのまま国道沿いに10分程てくてく歩いていると
道端に突然すごい御神木が
(而二不二の神木)
こんな道路脇の草むらにあるもんなん
と驚いていると、すぐその先が目的地でした
室生龍穴神社
創祀:謎
(室生寺よりも古いとの事なので、1200年以上は経っている。すごい)
御祭神:高龗神・竜神・竜王
(雨を降らせるエキスパート)
奈良時代から平安時代にかけて何度も勅使が遣わされ、雨乞いの神事が行われてきました。
京都の貴船神社と共に祈雨の神として、朝廷に重んじられてきた歴史があります。
境内には誰もいない
鳥居をくぐる前から、なにかすごい感じが伝わってきます
まるでここだけ切り取ったかのように別世界、別次元みたい
あまりに圧倒されてしばらく動けなかった。こんなところがあるんだぁ
入ってすぐの所にある道理の杉
樹齢数百年と思われる杉の巨木が境内を取り囲み、圧巻でした
狛犬さんも迫力あり ガオーッ
拝殿に近づいてみると、扁額には龍を統べる神、善女龍王の名がありました。
弘法大師空海さんが神泉苑(京都)での雨乞いの際、現れたという龍王です
またお会いした。嬉しいなぁ
他に誰もいないので、遠慮なく声に出して祝詞を奉上しました。気持ちイイ~
そして裏手にある本殿へ
奥に広がる山中には、龍神伝説の龍穴があります。
それも納得してしまう程、辺りはとても神聖で厳かな空気に包まれていました
次にその龍穴を目指します
龍が住むと言われる妙吉祥龍穴は室生龍穴神社の奥宮とされ、神社から歩いて約20分のところにありました。
国道沿いに進み、途中から山道に入るのですが、案内板がちゃんとあって迷う事はありませんでしたよ(*´▽`*)
清々しい木立の中を歩いていると、行く手に黒くて細長いものが落ちているを発見。
何やろ
近づくと、
ニョロッ 動いた
ヘビッ
ビックリして動けない私
草むらに消えようとするヘビ
ハッ
「待ってっ、写真撮るから行かないで」
と声をかけてみると、ホンマに待ってくれてる
・・・なので撮りました
(苦手な方はスルーして下さいね)
姿はヘビだけど、どこか違う感じ。
龍神様の御眷属だったら嬉しいな~(≧▽≦)
更に進むと、天の岩戸あり。
更に山道を進むと、左手に鳥居が見えてきます。
龍穴は、そこから渓谷を少し下ったところにありました。
先に参拝されていた方がちょうど入れ違いで去っていき、私一人の空間に
室生には、「九穴八海」という伝説があります
九穴は、三つの龍穴と六つの岩屋
八海とは、五つの渕と三つの池
のことを指してるそう^^
空海さんが、お護摩を焚いた岩屋や毒蛇魔()を封じ込めた淵、善女竜王が飛来し空海さんが竜王に誓いを行った池など弘法大師様、すごい
室生一帯は、お大師様に大変深い縁のある土地なのですね。
そして、その三龍穴のひとつがこの妙吉祥龍穴なのです。
(上記天の岩戸は、六岩谷のひとつです)
妙吉祥龍穴
岩がパックリと割れています
ここは、古代から神聖な祭祀場である磐境とされてきました。
↓川を隔てた向こう側にあって近づく事はできないので、拝所からお参りします
最後まで誰も来ず、静かで穏やかな時間でした
そしてとても不思議な事なのですが、ここでも龍鎮神社で見たのと同じサインが
ビックリして・・・呆然としてしまいました。。
龍神様が存在を示して下さったのかな~
帰り、山道へ戻る階段を上がっていると、光が挿して眩かったです。きれい
来た道を戻り、再度龍穴神社に寄ってみると、今度は参拝の方が数組おられました。
神様にお礼を言い、境内をじっと眺めていると
とても感じの良いキレイな女性(Nさんと呼びます)に話しかけられました
さっき、龍穴のところで私を見掛け、あっ又会ったと思い声をかけて下さったとの事。
そう言えば帰り、鳥居の脇に車が止まっていて中に誰かいたような。。(でもお顔は見てなかった)
〇〇から来ましたとか、××にお参りしてきましたという会話を楽しみつつ、
私は、
この方に龍鎮神社の事を伝えねば
という気持ちになっていました。
そこで龍鎮さんの事を知っているかNさんに確認をしてみると、その神社は知らないと言います。
早速撮ったばかりの写真をお見せして、スッゴク良かったです~感動しました、車だとすぐですよとお勧めしてみました。
わぁ、ぜひ行ってみますとおっしゃるので(プレゼン大成功)、行き方のポイントをお伝えし、良いお参りをと私は室生寺へ。
金堂ではちょうど特別拝観がされていて、美しい仏像さん達を堪能することができました(*´▽`*)
釈迦如来、十一面観音、地蔵菩薩、薬師如来、文殊菩薩、十二神将・・・国宝・重文の仏像が一堂に並ぶ様は素晴らしかったです
蔵王権現や役行者像もありました。
写真は本堂です
本堂では優美なお姿の如意輪観音様に手を合わせ、心穏やかになりすっかり満足して帰りのバスへ
一番前の座席に座ってバスが出るのを待っていた時の事です。
あと5分で発車という頃になって、向こうからNさんが歩いてくるのが見えました
Nさんも、あっと私に気付いて寄ってこられたので窓を開けると
龍鎮さんにお参りに行ってきましたとのこと。とっても喜んでおられました。
お話を聞いて、
あ、神様はこの方に来て欲しかったんだと気付きました。
神社の存在すら知らない人を、神仏はこうやって呼び寄せるんですね。感動しました
Nさんは、私にお礼が言いたかったそうです。
私は、(あの説明で)Nさんがちゃんと辿り着けたか気になっていました。
最後にちゃんと会わせてくれた龍神様、優しいです
Nさんが手を差し出されたので、最後に握手をしてお別れしました。
透明で爽やかなきもちが後に残りました。
奥深い山と渓谷に囲まれた室生
豊かな水脈、清らかな空気
様々な龍王伝説が眠る聖なる地
この日はいろいろと感じる事があり、とても印象に残る一日となりました。
そうだ
最後に室生寺情報をちょこっと書いておきます。
お坊さんが言っておられたのですが、金堂の仏像達は劣化が進んでいる為、何体かは宝物殿に収容して保護する予定だそうです(来年から)。
ですので、今みたいに金堂で一挙に諸仏拝観できるのは、今年が最後になるとの事。
金堂の特別拝観は、平成30年12月2日(日)まで。
気になる方はレッツお参りです
本日も最後までおつきあい下さり有難うございました
龍神様も大好きになりましたぁ
カノン