図書館本。 

少し前に読みました📖



2月に小澤征爾さんが亡くなられました泣くうさぎ

20年ほど前に一度だけ、三重県津市へ小澤征爾さんが指揮をされたコンサートに行ったことがありました。

クラシックは詳しくないけれど、「世界のオザワの指揮を一度生で見てみたい!」というミーハー心で。

関東ではコンサートがあったけれど、なかなか関西には来られなくて。(私が情報を見つけられなかっただけかもだけど) 

なんとか見つけたのが三重県の公演。

遠いっちゃ遠いけれど、近鉄電車で日帰りは可能。

簡単ではなかったけれど、なんとかチケットが取れましたニコニコ


しかしびっくりマーク

クラシックを知らない私は、曲のことはちっともわからん( ̄∇ ̄)タラー

ただ、当時60代の小澤征爾さんを見て、(この人、めちゃくちゃ元気やんけ~チュー)と驚いたことを強く覚えています。


指揮がすごかった!!


体全てを使って指揮をされていたびっくり

指揮者台の左前の直角になってるスレスレのところまで行き、片膝をついて前のめりになり、両手をブンブン振っているびっくりびっくり

頭も振ってるように見えるびっくりびっくりびっくり

小澤征爾さんの激しさにとにかく驚いて、家に帰りました無気力


小澤征爾さんが亡くなったというニュースの後、いろいろ特番がありました。

あるラジオ番組で小澤征爾さん著の「ボクの音楽武者修行」が紹介されていて、それをとても読みたくなり図書館で借りようとしたところ、私がいつも利用する図書館は所蔵していなくて汗うさぎ

結局この本は購入したけれど、図書館が所蔵している小澤征爾さん絡みの書籍を見たら、大好きな作家である村上春樹さんとの対談が本になったものがあり、1ヶ月ほど予約待ちをしてから読みましたにっこり

これは、村上春樹さんが小澤征爾さんとの対談をそのまま本にしたもの。

お二人が出会ったきっかけから対談に至る経緯、そして対談の会話がそのまま書かれています。

音楽についての話なのに、会話の途中で何を食べて、その食べ物の感想までそのまま記載。

とっても読みやすく、小澤征爾さんの人柄が伺えました音符

私にとって小澤征爾さんという方は、世界に通用する偉大な指揮者という印象しかないけれど、とても気さくで人懐っこく、飾らない方というのが伝わってきましたウインク

もちろん、音楽に対してののめり込み方がやはり天才だと伺えたけれど。


印象に残った部分は、村上春樹さんが

「(1969年頃)この時代の小澤さんの演奏で僕が個人的に好きなのは、オルフの『カルミナ・ブラーナ』です」

ってところ。

カルミナ・ブラーナは昨年実際に歌ったので「おぉキラキラ」と反応してしまいましたニコニコ


あとがきは「あとがきです」と題して小澤征爾さんが書かれていて、村上春樹さんと知り合えて、色々お話できた事が本当に楽しかったという様子が伝わってきましたおねがい


この本を読んで、お二人がお互いにリスペクトし合っていて、小澤征爾さんは村上春樹さんとの会話を本当に心から楽しんでいたのが伝わってきて、こちらも談話に一緒に加わったような気分になりましたブルーハート


それにしても。

私は音楽の専門知識はないし、クラシックに詳しくはないけれど、小澤征爾さんという人物の人柄が少しわかった今、現役で活動されていた頃にもっともっと演奏を聴きに行っていればよかったと思わずにいられません泣くうさぎ花