10月9日(月・祝)に開催された大人の学芸会
これは、主催者の方が出演者を募集して、締め切り日までに応募した方が出演します
私は音痴なので、もちろん出演する気はサラサラないけれど。
今回、出演する友人(女性)からlineが来て、ミュージカル「モーツァルト」をやると。
友人が主役のヴォルフガング・モーツァルトを。
主催者の方が、ヴォルフガングにウィーンでの活躍を勧めるヴァルトシュテッテン男爵夫人。
ヴォルフガングの婚約者コンスタンツェをまた別のお友達が。
助っ人で男性がヴォルフガングの父親レオポルト・モーツァルトを。
父親役は助っ人だけど歌とセリフがあります
舞台のシーンの一部を抜粋して、みんなで絡み合いながら歌うんだけど、神童と言われたヴォルフガング・モーツァルトの才能の化身「アマデ」をEmonがやってと
歌とセリフはないとのことで、軽い気持ちで「いいよー」と引き受けたら。
「かつらは用意するから着けてね♡」
と。
ま、まあ、いいよ
多分あと10年若かったら「恥ずかしくてムリ」
っていうかもだけど、もうババアの今は、「用意してくれるならオーケーオーケー」って感じ
練習のときは頭に乗せるだけだったけど、本番中にポロリと落ちたらイヤなので、本番の時だけヘアピンで固定しました
しかし問題は舞台での動き
ただ黙って立ってたらいいのではなく、しっかりと動きがある
友人から送られたYouTubeを観ると、なんか絶望しているヴォルフガングの横で必死に譜面に曲を羽ペンで書き書きして。
だんだん取り憑かれるように動きが激しくなり、ヴォルフガングの腕を取ると羽ペンの先をぶっ刺して、腕から流れる血をインクにして曲を書き続ける。
もう目は見開かれ、血走ってるようで迫力満点
こ、これをやすんっスかー(;゚∇゚)
ひたすらYouTubeを観て、動きを練習。
アマデに必要な羽ペンは持ってる人がいて、借りれるコトに
譜面は段ボールと100均の包装紙、職場からA3のコピー用紙を2枚拝借して作ってみた
YouTubeで見た通り、赤い包装紙でカバーして、レース模様のマスキングテープを貼ったら、巨大なバイエルのようだと言われた
スタジオでの練習は、みんなはピアノの先生と歌のレッスンだけど、私はその横で動きを練習。
なんか「ガラスの仮面」の北島マヤになった気分。マヤが高校生の頃、学校で一人芝居をするとき、月影先生から破門されて稽古をつけてもらえず。
一人アマデも、(こんなのでいいのだろうか?だ、誰か稽古つけてほしいよー)っていう心境に(笑)
ま、オマケの端役だからいいんだけど
そして本番
第1場
舞台に出て、脚本通りオモチャのピアノを弾いて(実際の音色は先生がグランドピアノで)、ヴァルトシュテッテン男爵夫人をお迎えして、歌「星から降る金」が始まったら退場。
第2場
舞台に出て曲を譜面に書き書き。
ヴォルフガングが女遊びにうつつをぬかしてBarに行くので、追いかける形で退場。コンスタンツェが入れ替わりで登場して「ダンスはやめられない」を歌う。
第3場
ここ、クライマックス
人生に失望したヴォルフガングが歌う「影を逃れて」。
アマデは舞台のセンターに座って羽ペンを持ち、譜面に曲を書き書き。
ヴォルフガングが静かに歌い出します。
サビの部分から背後にヴァルトシュテッテン男爵夫人、コンスタンツェ、父親レオポルトも登場し、全員が歌う。
その時、アマデはワンツーワンツーのリズムで羽ペンにインクを付け(るフリ。というか、パントマイム)、譜面に書き書き。取り憑かれたように動きが激しくなります。
そしてヴォルフガングに羽ペンを奪われ、それを立ち上がって取り返し、腕を掴むとグッサ~
そのあと何度か刺して、最後のピアノのジャジャーンで止めのグサッ
ぷはー
やりきった
でも、どんな出来栄えだったんだろ
w(゜∇゜)w
一緒に舞台に立ったメンバーは、おそらく各々が歌うのに必死で周りは見ていない状態
私も演技の動きためにメロディーと歌詞は意識するものの、自分のことで精一杯
これは後日撮影したものを観る「DVD鑑賞会」に参加するしかないな
とりあえず、やりきった感いっぱい。
そして、心配だった「演技中にヅラが取れる」がなくて安心
打ち上げのビールは最高でした