MUSIC🎵
ギリシャ系アメリカ人で20世紀最高のソプラノ歌手とまで言われたマリア・カラスが、絶頂期だった1954年にジャコモ・プッチーニのオペラ・アリア集を録音したアルバム。
イタリアの指揮者トゥリオ・セラフィンの指揮とフィルハーモニア管弦楽団の演奏に合わせて、突き抜けるようなカラスのソプラノが響き渡る。
声の強さ、美しさ、卓越した表現力の幅広さによって今もなお、〝カラスの後にカラスなし〟を実感させられる程、誰も超えられないであろう素晴らしい歌声を聴くことができる名盤だ。
より
『Gianni Schicchi:
"O mio babbino caro" (Lauretta)』
中でもこの『Gianni Schicchi: "O mio babbino caro" (Lauretta)』(歌劇『ジャンニ・スキッキ:私のお父さん』)は有名なアリアの1つで、オペラに詳しくなくてもきっと1度は耳にしたことがあるだろう。
それに3分足らずの短い曲なので比較的聴きやすい。
今年はちょうど生誕100周年だそうだ。
残念ながら1977年にまだ若いうちに亡くなったようだが、この歌声を目の前で聴いてみたかったものだ。