湯守田中屋 塩原温泉混浴湯での事件簿 | 教科書に載せたい旅行記  ~脱サラを夢見るアラフォーおやじ~

湯守田中屋 塩原温泉混浴湯での事件簿

昨年秋に、塩原温泉の湯守田中屋という旅館の混浴露天風呂に入りました。


湯守田中屋には、昨年秋の秘湯巡り旅の時に訪問したのですが、

ちょっぴり残念な思いをしてお風呂を後にすることとなりました。

(昨年秋に行った温泉の記事になります)


ちなみに、昨年秋には、北温泉旅館、塩原元湯温泉の大出館、ゑびす屋旅館に行きました。


北温泉旅館の記事はこちら→ http://ameblo.jp/tabi-kichi/entry-10717008959.html

大出館の記事はこちら→ http://ameblo.jp/tabi-kichi/entry-10728079726.html

ゑびす屋旅館の記事はこちら→ http://ameblo.jp/tabi-kichi/entry-10741503655.html



さて、湯守田中屋に話を戻します。


湯守田中屋には、これらの秘湯めぐりの最終風呂として立ち寄りました。

ハッキリ言って、もう温泉に入りたいという気持ちは萎えていましたが、

せっかくここまで来たのだから・・・という気持ちで、惰性で入りました。


しかし、

湯守田中屋の渓流露天風呂は、惰性で入るには、チト気合が必要です。

というのも、渓流露天風呂に行くためには、320段の石段を下らなければなりません。

つまり、入浴後に、320段の石段を上らなくてはならないのです・・・。


露天風呂への下り口は、旅館とは国道を隔てた反対側なので、

無銭入浴が出来てしまいそうですが、もちろんフロントで800円を支払ってから入浴します。


320段の石段ですが、下りの時は思ったよりも早く到着する印象です。


さて、その階段を下っていると、

徐々に雰囲気の良い渓流露天風呂が見えてくるのですが、

妙に露天風呂に入っている人達が、階段を下りてくる私を凝視しているように見えました。


露天風呂まで下りると、紅葉シーズン真っ只中ということもあって、

たくさんの入浴客がいることが分かりました。

まさに芋洗い状態で、「参ったな・・・」という感じです。


お風呂の脇には脱衣スペースと粗末な脱衣置き場があるのですが、

脱衣置き場は、すでに先客の服で満杯でした。


近くにいた人に、脱衣場所はここだけかと尋ねると、ほかには無いようなので、

仕方なく、近くの地面に直接服を置きました。


さっそく目の前の風呂に入りましたが、とにかく人が多くて、落ち着きません。

しかも、私の目の前には50歳前後の夫婦が混浴しており、

オバサマの豊満な裸体を前にして、目のやり場に困ります。


すぐに他の風呂に移動しました。

しかし、その他の風呂の1つは熱すぎて入れず、もう1つは団体客が占拠していたため、

仕方なく、初めに入った一番大きな風呂に戻りました。

ここの風呂は一番景色も良く、湯加減も丁度良いです。


風呂に浸かりながら、辺りを見回すと、どうも、入浴客の何人かの様子が不自然です。

どうやら、風呂の一番奥にいる若いカップルの方をチラチラと見たり、

階段を下りてくる人に、異常に神経を尖らせているのです。


どうやら、噂のワニ男と呼ばれる人達のようです。


その男達の一人は、40代後半と思われるサラリーマン風の男なのですが、

入浴中でも眼鏡を外さず、せっかくの美しい渓流の景色に背を向けて、

しきりにキョロキョロしているのです。

怪しい・・・明らかに怪しい・・・。


そんな折、若いカップルの彼女が風呂から上がり、

彼女のお尻が見えた時、キョロキョロしていたワニ男の視線が

彼女のお尻に釘付けになりました(笑)。

まさにガン見状態です。


うわー気持ち悪い・・・。

男の私から見ても不気味でした。


その後も、ワニ男は階段を下りてくる獲物を狙ってキョロキョロしていました。

いったい、いつからこの風呂に入っているのでしょうか?

せっかくの紅葉シーズンの土曜日なのに・・・。


こういう輩が出没することによって、全国の混浴風呂が少なくなっていくことは

非常に残念です。


混浴に対する男の期待感(?)というものは否定しませんが、

今日見たような行為は最低です。


私が好んで行くような秘湯の混浴温泉では、明らかなワニ男は見ませんでしたが、

塩原温泉のように有名でアクセスの良い混浴には実際にいるんですね。


さて、お風呂紹介とは違った記事となってしまいましたが、

湯守田中屋の露天風呂は開放感に満ち溢れて気持ち良いです。

ただし、今回は人が多すぎでした。

シーズンオフに訪れたい温泉です。


そうそう、ここの景色はどうも見覚えがあるな、と思ったのですが、

どうやら、かつての「ホテルニューおおあみ」のようです。

15年近く昔に行ったので、すっかり忘れていました。

ということで、お風呂自体は2回目の入浴となりました。


湯守田中屋のお風呂 → http://www.tnky.jp/noten.stm