帰ってきました!@ひで
先週頭に、何とか帰ってきました!
台風の影響で飛行機が飛ばず空港で72時間過ごしたり、
足の怪我が再発し歩けなくなったり、
送迎車が遅刻し飛行機に乗りそびれたりしましたが。
そして、今は得体の知れない高熱に苦戦してます。
恐らく今夜がピークかな。
その話はさておいて、
成田に届く筈の大型荷物が行方不明になって空港で受け取りが出来ず、
羽田経由で今日、無事到着しました。
この中には、カフェバーで期間限定で提供しようと思っていたボリビアの酒「シンガニ」も
入っていて、提供は来週以降になりそうです。
とは言え、今回の旅、得たものはとてつもなく大きい。
本当に収穫のある旅だった。
この地域の川はタンニンを多く含むため水が黒い。
そのため、水が穏やかなときはこの様に水面が水鏡になって、
白い雲、蒼い空、そしてエンジェルフォールの大地が綺麗に映し出された。
その反映の凄さときたら、どっちが空でどっちが下か分からなくなる!
そして、これが水だって事を忘れることがしばしば。
足を怪我して歩けなかった僕はとても運が良かった!
怪我の為、最優先でボートの特等席(一番前)で穏やかな川と綺麗なこの景色を独り占めできた。
チュラン川を時速40~50Km/hで遡っているから、他の人はビショビショでこの景色は見れない。
「旅はいつも必ず何かを教えてくれる」
そのときによって感じ方は違うけれど、
それは喜びだったり、触れ合いだったり、笑顔だったり、自然の凄さと力強さだったり、
人の生きる逞しさ、弱さ、欲望、信念、愛情だったりと
見えなかったもの、忘れていたものを
そっと包み込む様に、溶け込む様に教えてくれる。
そして、自分でも知らない自分にも出会える。
今回、「生きる」と言うことについていろいろ考えさせられる旅だった。
川をボートで遡りながら
実感が強くなったんだけど、
隊長が言うように
旅って人生みたいだよね。
そして、
人生って、海や川に出る航海の様。
見た事のないものに遭遇する「期待」と「恐怖」
実際に遭遇したときに感じる「衝撃」と「感動」
そして、その後の「共有」と「共感」
旅は人を大きくする
自分が何か一つすることで、
何かの反応が必ず起こる
穏やかなチュラン川をボートで上りながら
そんなことをフッと考えた。
マニアックだけど、
旅の始まりは、鞘から出す刀
旅の終わりは、鞘に刀を収める心情に似ている。
料理人で言うと、
包丁を出し、さぁ料理するぞ~ってとこから、料理が終わり包丁を洗って綺麗に拭いてしまう前の気持ちの様。
今回、帰りの飛行機の中で
まるで夕日や紅葉を見るような気持ちで
良かったことも、悪かったことも
そんな旅の余韻に深く浸りながら
帰国をした。
こんな深くどっぷりと旅の余韻を味わったことが今までにない。
この余韻がとてつもなく愛しく、とてつもなく心地良かった。
この夏旅をした方、しなかった方も
旅カフェに来るときには、是非皆様それぞれの心地よい余韻に浸って
お話を聞かせて頂ければ嬉しいです。
このエンジェルフォール含め、今回の旅の様子や料理はまた後日ブログにアップしますね!