●アーティストにいっぱい食わされた話

 

パギー(おはよう)、みどりです。

 

ちょっとさー。

なんなのよー(◎`ε´◎ )と怒りつつも

面白い話があったのので、

ロンボクの話は休憩して、シェアします。

 

 

 

去年の12月に、まったく知らない人から

フェイスブックでメッセージつきの友達申請がきた。

 

メッセージは、

 

グッド!

 

の三連投だった。

はあ?とその人の頁をのぞきにいくと、
トリポリに住むムスリムであることがわかった。

え、トリポリってどこ?

(↑北アフリカ、リビアの首都)

無視しようかと思ったが、

何か言いたいことがあるのだろうと思い直し、
どなたでしょうか的な返信をした。

すると、素敵な愛の詩が送られてきた。

「…。あの、私、結婚しているので、ごめんなさい」

 

そこからだ、彼との交流?がはじまったのは。

 

 

彼は丁寧な自己紹介をよこしてきた。

 

40歳、独身。

日本人のイスラム教徒と結婚し、

愛と尊厳にあふれる家庭を築きたい。

手伝ってくれませんか?

 

「無理です。責任とれません。」

むげなく私は断った。

 

しかし、彼は果敢に返信をしてきた。

 

ずいぶんと長い間、

日本人ムスリム女性を

メッセンジャーで探したが見つけられなかったこと。

 

18歳のときに

日本の女性に関する本を読んで以来、

ずっと日本人と結婚することを夢見てきたこと。

(ちなみに結婚歴なし)

 

読書とグラフィックデザインが好きなこと。

 

 

…気持ちはわかった。

しかしねえ、私はインドネシアに住んでいますの。

だいたい、見知らぬ人を誰かに結婚相手として

薦めることはできないよ。

幸せをお祈りしています。

 

と書いたのに、

彼のデザイン画がたくさん送られてきた。

 

 

おお、いいね~。ウェブサイトもってんの?

インスタグラムにアップすればいいのに?

 

なんて、思わず聞いちゃったんだけど、

ねえ、アンタ、私の話きいてる???

あなたの結婚の手伝いはしませんと言ったんですが。

 

もっとはっきり断らないといけないのかしら?

 

そしてその後も3日に一度くらい、

デザイン画が送られてきた。

 

「日本人と結婚したいなら、

日本語を勉強したほうがいいと思うよ」と書いたら、

「愛があれば言葉が違っても伝わると思うが、

どうだろう?」ふうの返事がきた。

 

一理ないわけではないが、

国際結婚をしている身としてアドバイス。

「伝わらないっすパー

 

またまたデザイン画が送られてくる。

 

無駄に私の好みなので、

きれいだねなどと返信してしまう私。

お前はバカかと自分を呪いたくなる(笑)

 

 

そうこうしているうちに、先日、進展があった。

 

なんと彼は日本へ行くためのビザを申請したらしい。

もし、ビザがおりたら日本で助けてくれないかという。

 

私「ごめん、無理」

 

彼「日本で、 tree decorations Exchange をしたいんだ」

 

えっと、会話になってませんが?

 

彼「日本へ旅行をしたら、職につけるかな?

  手伝ってくれませんか?」

 

私「あのね。

  あなたは日本を旅行することができる。

  ビザの関係で旅行中はダメだけど、

  手続きをふめば仕事だってすることができる。

  でもね、前にもいったけど、

  日本で仕事をしたり結婚したりしたいんなら、

  お願いだから日本語を勉強してちょーだい」

 

彼「…」

 

私「私があなたにできる手助けは、

  日本語を勉強しろと何度も伝えることだよ。

  これ以上はできません」

 

けっこう強めに書いたつもりなんだけど、

こんな返事がきた。

 

 

 

 

 

「いつも僕を励ましてくれてありがとう」

 

 

 

 

 

…Mなのか?

調子狂うんだけど。
どうしたらいいんだ~~~ヽ(;´Д`)ノ
 

 

しかしね、思うわけですよ、私は。

 

このめちゃくちゃな必死さは素晴らしいなと。

 

私は遠まわしな言い回しができないから、
けっこう単刀直入に、
「インポッシブル」とか書いてるんだけどさ。
ガン無視なのよね。

とにかく日本へいきたい、結婚したい、
手伝ってほしいの一手のみ。

なんなのよーーーー!!!って思うけど、
ものっすごいエネルギーだなとも思います。

だって見ず知らずの日本人に、
助けてほしいを連発するんですよ。

必死って怖いもんなしやな。
あっぱれ!



というわけで、降参して彼の記事を書きました。

とにかく結婚したい方。
見知らぬ新世界へ飛び立ちたい方。

この記事を読んでピンときた方。

連絡ください(^^)

 

あと、結婚とは別に、

tree decorations Exchange が何をさすのか

わからなかったので、

情報ある方はお寄せください。

 

ここから何か始まったら面白いなあ~爆  笑


↑ここまで書いて、
最後にデザイン画を借用して掲載するために、
ダウンロードした。

 

いや、ほんと素晴らしいよね。

この人はきっと心のきれいな人なんだろうな。

 

しかし、よく見ると、

作品中の名前らしきものが、

彼の名前ではないことに気づいた。


いぶかしく思って検索したら、
アメリカのファッションイラストレーターの
作品じゃないかよ!

盗作か、ばかたれ!

もう面倒みない。

 

まあときにはこういうこともありますが、

それでも人と関係を築くってのは面白いんだよ。

 

私も負けず劣らずMだな(≡^∇^≡)

 

今週も元気にいってらっしゃい。

お互いサマサマ幸セナン

 

みどり

 

追伸;

本日提示した作品群は、

すべて「Edgar Artis」のものです。

画像はトリポリの彼が送ってきたものを使用しました。