スタンダード編集部の取材日記外伝

スタンダード編集部の取材日記外伝

岩手のスポーツマガジン・スタンダードの取材日記外伝。
取材に出かけた町で出会った風景、おいしい食べ物などを紹介。
まったくスポーツに関係ありませんが、岩手の魅力を伝えられればと。

岩手スポーツマガジン「スタンダード」web
http://www.iwatestandard.jp/

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この道を通るのは、何年ぶりだろうか。

ここを通るたびに、父のことを思い出す。


幼くして、産みの親と生き別れた僕の父は、

その後、親戚の家を転々とした。

一つが旧大東町で、

この坂を上がったところに父が

一時期お世話になった親戚の家があった。


僕が子供の頃は、

この道は舗装されていない砂利道で、

クルマはガタガタと揺れた。

クルマ酔いが激しかった僕には辛い道だった。



大東には

本当のおじいちゃんではないおじいちゃんがいて、

本当のおばあちゃんではないおばあちゃんがいた。


そして、遊びに行くたびに、

本当の孫ではない僕を

両手を広げて迎えてくれた。


父とは山の中に分け入り、遊んだことを思い出す。


この道はいつか来た道。








矢沢永吉さんが、

新しいバンドを始動。


Z’sという名前で、

40年ぶりのバンド活動だそうです。


今年64歳の矢沢さんが

まだまだ新境地を模索していることに驚くとともに、

若手を育て上げようという強い気持ちに感銘。


20代、30代の親子ほどのメンバーたちと

これから活動していくそうです。



人間で一番ダメなことは、

変わらないこと。


それを身をもって教えられる。


矢沢永吉ほどのバイタリティは

自分にはないけれど、

もっと、もっと、変わっていきたいと思う。


スタンダード6月25日発売号に向けて、

原稿制作を続けています。


今回は高校野球の特集なのですが、

その原稿を書く時には、やはり野球の音楽で自分を乗せる。



今日のBGMは、CHAGE&ASKAの「NとLの野球帽」。

これは、かつて九州にあった

西鉄ライオンズがモチーフになっている曲。

この曲には、ノスタルジーだけじゃなく、

背中を押してくれる力強さがある。



現在の騒動で、

CHAGE&ASKAが生み出した

素晴らしい音楽までが

否定されている。

それはちょっとさびしい。






事務所でラジオを付けているのですが、

マイケル・ジャクソンの新曲「Love Never Felt So Good」が

頻繁に流れています。


それが、びっくりするほど良い曲。

さすが、キング・オブ・ポップ!

未発表曲も桁外れのクオリティです。



この曲のMVには、

マイケル・ジャクソンが

好きな人(たぶん、好きであろう人)が

たくさん出ています。


一人ひとりが、なりきりマイケル・ジャクソン状態。

過去のMVのモチーフも随所に織り込まれていています。


なんだか、

見ていて、ちょっと幸せな気持ちになります。

そして、さびしい気持ちも。


例えば、現役時代の落合博満。

何かとアドバイスし、自分の後継者と目してきた

清原和博がぐんぐん伸びていたとして、

その姿を心から喜んでいたのだろうか?



最近、事務所のスタッフに対して、

外部の方からお褒めの言葉をいただくことが増えた。

そのたびに、正直うれしい気持ちになる。


しかし、その一方で、自分の中のもう一人の自分が、

「年寄りみたいなこと言ってんな。蹴落としてやれ」

といじわるなことを言う。


若者に嫉妬し、めらめらと燃えるものがなくなったら、

それはそれでダメだと思う。



それはまるで、ベテラン選手の心境。