ウチの図書館、カザンザキスの「アシジの貧者」を購入してくれました。やるぅ!

みすず書房から、まだ絶版になっていなかったんですねえ!!ちなみに、このみすず書房からの出版では、作家の名前が「ニコス・カザンツァキ」になっているので、検索をするときには気をつけてください。

日本では、アッシジと訳されて知られている地名ですが、それも「アシジ」となってますのでこちらも気をつけて!


そして、この「アシジの貧者」を読み始めた矢先、リクエストをしていたメリナ・メルクーリの「ギリシャ、我が愛」が届いてしまいました。

他館からの借用なので、延長ができません。なので、カザンザキスは4章ほど読んでしまっているのに、中断してまずこっちを読まなくては。


でもやっぱり乱読の日々にも時々、ほっとしたくて児童書を読みふけることがあります。

つい先日、ものすごく好きなイギリスの児童文学作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの、まだ読んでいなかった本を1冊読みました。

ジブリがアニメ映画化した「魔法使いハウル」の原作者、といえばピンと来る方もいるでしょうか?

私はジブリが彼女の作品を見つける前から、彼女の作品が大好きだった(!)

私が働いていた東京の図書館に、ジブリで働いている人が彼女の本を借りに来たことがあった時、「よしよし、よい本に興味を示して、さすがジブリ」と思ったんですが、まさかアニメ化するとは思わなかった。

残念ながら、あれは、かなりの割合で原作のよさを殺してしまっている映画だと思います。

「ゲド戦記」も後評判が悪かったようですし(上映当時は日本におらず、また帰国後もその評判が芳しくないこともあり、原作が好きなので、あえて見てません)、ジブリは、宮崎さんなりが、ご自身で創造された世界をアニメ化してこそ、のジブリなんじゃないかなあ、とひそかに思っています。

ま、原作のファンが完全に納得できる映画化作品なんて、まず、ないんでしょうけれど。

でも、ジブリが取り上げてくれたことで、ほとんどのダイアナさんの作品が今、和訳されています!児童書と侮るなかれ。大人が読むに絶えうるナかナかナかな作品ばかりです。(実際、大人のファンが多いんじゃないかな日本では)


メルクーリとカザンザキス、また読み終わったら記録としてブログに乗せようと思っています。