引き続き、講座で聞いたお話です。

 

腎臓病は透析という受け皿があるということで、今まで専門ではない医師が、ある症状が腎臓が原因であることを真剣に疑うということがない場合がある、癌は血眼になって探すのに、ということをお伝えしました。

 

そこで、癌になった方と透析を始められた方の生存率の比較をされていました。

 

糖尿から腎臓機能低下、透析になった場合の5年生存率  50%

胃がん 65.7%

大腸がん60%

※少し前のデータなので、今若干変わっているかもということでした。

 

癌より透析を始められた方の5年生存率が低い、だから、透析があるからいいというわけではないという結論でした。

 

透析はかなり症状が進んだ方というのは明らかですが、ここでいう「がん」の方はポリープが見つかったという進行していない方も含まれているのかもしれません。そこはデータがどうなっているかはわからないです。

 

とはいえ、先生がおっしゃったことを総合すると、「腎臓はとても大事な臓器なのに、様々な機能を果たす腎臓だから様々な症状が起こり、初期の診断の難しさがあるのと透析という受け皿があると思っているから、癌ほど真剣に腎臓のことは考えられていない」ということでした。しかも、透析は喉が渇いても水分制限もあるため飲めずに苦しくて患者さんにとってラクになるわけではないと言われていました。

つまり、受け皿があると医師が考えていても、だから安心だというわけではないということですね。

 

 

何十年とずいぶん長く透析をされていた方(腎移植を受けられたそうです)やされている方もいらっしゃって、やはり食事には大変気を使われていました。

やはり、治療+食事療法が重要で、個人個人がよく考えることが重要だということを改めて感じました。