あれから7ヶ月の旅 7 カンチ山温泉(風間 優)
2011.10.8
今回の旅で、一番来たかった所
それがここ カンチ山温泉
鉱泉の多いいわきの中で
秘湯と言っていい温泉・・・
決して山奥とかではなく、民家も近いのだが
場所がわかりづらく
そしてメイン道路からそれると
砂利道・・・・
たかだか、200mほどだろうか砂利道を行かないと
たどり着けない・・・
そこが秘湯のたたずまい
そして
この
趣のある、宿・・・
まさにいわきの秘湯である。
で、玄関で『すいませ~ん、入浴いいですか』
おばちゃんが出てきて
『やってないの』
『え、もうやっていないんですか・・・・』
自分が知ってるかぎり2005年くらいまではやっていた・・・
今回の地震で、かなりの温泉が、吹き出たり、枯渇したりした・・・
いわきの民家からお湯(鉱泉)が吹き出たり
昔の廃鉱からお湯が出たりととかしたが
それの影響ではないだろう・・・
最近のどこでも掘れば出る温泉の影響で
昔ながらのこういう鉱泉宿は廃業のところが多い・・・
つねずね書くが
温泉王国の日本とはいえ
温泉はどこにでもあるというものではなく
温泉(鉱泉)も貴重な存在・・・
大地の成分を多量に含み出てくる鉱泉は
昔から近場の湯治としてかなり利用されてきたと思う。
そんなところが
温泉掘削技術の発展、観光の発展で なくなっていく・・・
温泉マニアとしては悲しいことだ。
カンチ山温泉・・・・ついに幻の温泉となってしまった
二度と入れない温泉
ということで
かってに人のを流用・・
こんな温泉だった
だから営業もしてないのもあたりまえ・・・
で、その紹介も 人のを流用
小名浜の街中にあるのに,なかなか判りにくい場所にあります。事前に場所を確認していたため,なんとかたどり着くことができたのですが,難易度が高いかもしれません。県道を曲がるところには(小さな)案内があるので,その先小名浜一中を越えたらすぐに左に道を入っていくようになります。そして左へ右へと進むと,いきなり鄙びた雰囲気の建物が見えてきます。建物の外壁には「カンチ山」と書かれており,間違いが無かったことにホッと一息。犬のカンチをわき目に見ながら建物へ向かいます。
事前に電話していたので,老人の女性の方が出迎えてくれました。ちょっと前にお客さんが入りにきていたので,お風呂は沸かしてありました。
湯船は2つあります。この日は奥の方の湯船を沸かしてありました。家庭用の湯船ぐらいの大きさで,木のフタがしてあります。そのフタをとってみると,湯船の中には濃い緑色というか,灰色というか,なかなか強烈な色をした温泉が入っています。お湯の中には小さい茶色の湯の花が舞っています。そして激熱。蛇口から源泉をドンドン注ぎましたが,適温になるまで,ちょっと時間がかかりました(笑)。
温泉は見た目ほど強烈な肌さわりではなく,柔らかい感じでした。薪で沸かしているので,とんがったところがないのでしょうか。源泉を口に含んでみると,微妙な味。キレイな藻のある沼の味と香りといった感じ。美味しくはありません。でも,何かパワーを感じさせる温泉です。じわじわとあたたまってくるのが判ります。
良い温度にしても,湯船の角のあたりから,熱いお湯が押し寄せてくるので,適度に源泉を投入し続けないと入っていられません。でも,それって掛け流し状態で入れるって事なので,嬉しいですね。
お風呂上りに,廊下に貼っている新聞の切抜きを見ていると,次のようなことが書かれていました。
「カンチ」の意味とは?
この温泉で特に効能のある「火傷」を方言で言うと「カンチ」。また,昔「温泉のあるはげ山」を「カンパ山」と言ったことから,「カンチ山温泉」の名がついた。
効能については,,,
「不眠症が治った」とか「象のような肌の娘が,つるつる肌になった」等様々な体験談で折り紙つき
(別な新聞記事には)
「鉱泉薬味其成分左の如し」という一札が,明治参拾年拾月拾参日謄写すと,したものがある。
門馬源吉という人が,祖父の大原丑四郎さんに写してくれたものらしい。
それによると,炭酸,硫酸,マグネシウム,ナトリウム,鉄,石灰,カリといったものが含まれ,,,
なるほど。この手の温泉は初めてでしたし,この雰囲気もまさにB級。なかなか忘れられない温泉になりました。
皮膚にはかなりいい温泉だったらしい・・・











