7月21日 旅人宿「カサゴ」 (大南幸作の客) | たびーる王国(旅とビールの物語)

7月21日 旅人宿「カサゴ」 (大南幸作の客)

しばらく雨が続きましたが、梅雨明けしたとたん、強い日差しの日が続いています。
この前作ったドラム缶風呂は、このところ水風呂としても活躍しています。

先日のよく晴れた日、雲一つない星空を眺めながら、考え事をしていました。

どうしてこんなに長く、ここにいるのだろうかと。

旅に出る時はいつも一人なのですが、その理由の大きなところは、自分の自由な時間が欲しいということだったように思います。
旅は、社会のしがらみから離れ、ひとり気ままで思うままの行動を心行くまで味わう、大切な時間。
その時を作り出すため旅先では、どちらかというと人との関わりを避け、何かあっても他者との接触は必要最低限にしてきました。

それは、これまでの生活の中でも同じだったかもしれません。
仕事、社会生活に必要な最低限の関わりで、人と接してきたように振り返れもします。

ここに来てもうすぐ一月になりますが、この海沿いの何もない街で、いろいろな人から声をかけられるようになりました。
会ったことがある人に声をかけられるのは当たり前なのですが、ここでは初めて会う人も、よく声をかけてくれます。
一緒に釣りをしたり、お茶をご馳走してくれたり、家に泊まれと言ってくれたり。

これまで住んでいた都心では、怪しい人や見たことない人がいると、関わりを避け、その人が困っている様子でも、見て見ぬふりをする人が多かったように思います。
ところが、この街の人々は、何かあってもなくてもどんどん関わってくるのです。街の風景に馴染まない旅人が気になっているだけでしょうかね?

色々あって人との関わりを避けるように出てきた旅ですが、この街の人々の関わり方は嫌いではありません。
こんな予定ではなかったのですが、もう少しここにいようと思っています。