よく我慢したね! | オサムのいきいき健康ブログ

よく我慢したね!

あくまでも、ムシ歯の話として聞いてください。今回も歯の周りの病気の歯周病のことは頭から離れてください。

1:「痛みが出たのは先週です。まだ、痛みが続いています。」
2:「先月、痛みがひどくて寝られなかったのですが、少ししたら治ったのでそのままにしていました。そうしたら最近咬むと痛みが出るようになりました。」


皆さんはこの二つの違いわかりますか?

1は歯髄炎の状態をいいます。歯髄炎とはムシ歯が進行したことにより、ムシ歯菌が歯髄にまで達して歯髄が炎症を起こしたことを言います。いわゆるムシ歯の痛みは冷水、場合によっては熱しげきにより鋭敏な痛みが一瞬おこります。「キーン」とした痛みといった表現野法がわかりいいかもしれません。甘いものでも痛みを感じるかもしれません。その状態がしばらく続き、そのうち何らかの刺激が伝わると持続性の痛みがでます。一瞬出終わっていた痛みが「う~」というような感じの痛みです。この頃には夜寝ているときに痛みがでだします。つまり、体が温まり血流がよくなるためにそのような痛みが出やすくなります。この場合はだいたい薬剤を塗布して鎮静化をはかります。歯髄が保存される事もありますが、場合によっては歯髄全部除去しなければならない事もあります。

2は1の状態を放置した事によりさらに悪化しています。歯髄細胞が死滅したため痛みは消えます。でも、ムシ歯菌はまだ生きたままです。ムシ歯菌が歯の根っこの先の穴から歯の周りの組織に溢れ出て、その組織が炎症を起こします。歯を支えている組織が痛むのですから、咬んで痛い根っこの先に当たるところが腫れるといった症状が出ます。この状態を「根尖性歯周組織炎」といいます。治療法は歯根の中の感染している組織を除去して消毒をします。さらに、歯髄腔を密封します。

1、2いずれも痛みは強烈です。治療にも時間がかかります。ですから、上記の状態にならないように早め早めの手を打っておきましょう。再石灰化ができるのはムシ歯の初期の段階です。痛みがほとんど感じていないような時期のお話です。「キヤッ」とした段階で歯科医に診てもらいましょう。そして、自分の判断で通うのを中断しない事です。経過観察や、予防処置をしているにもかかわらず、患者さんの判断で途中で通院をやめてしまい、未然にし歯髄炎を防ぐことができなかった事例を何度も経験しています。