ユリオがっ、ユリオがっぁ~~~!

キュート&セクシーダイナマイト(たまらんぞっ!)な上にだ!

オタベックのありゃなんなんだ~!

 

つか、ユリオ、じょ、じょ、上半身ぐぁっ!

 

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むき出しですけどぉ~~~~~~~~!

 

ほぼ、毎日のように、飽きもせず、Oh,スケトラ聴いてるアタシなんだが、サントラの中でもちょい浮き気味、異色なユリオのエキシビ曲が、

 

こう来るかッ‼‼‼‼(侮っとった)

 

やっぱ、YOIはワタシら視聴者の想像の斜め上から来やがるぜっ!

 

って、YOIの面白さってのはそこだ!(って思う)

 

フィギュアスケートなんてのを題材にし、しかも選手とコーチの関係性を物語の主軸に据えるって、

スポ根アニメにしちゃ、はじめっからニッチなとこを攻めてるってのもさることながら、

 

フィギュアシーンは詳細で秀逸、ワタシらの想像をいっつもかる~く超えてくる展開に次ぐ展開に次ぐ展開と、

 

勇利とヴィクトルの関係の描き方の斬新さ!(そこな!)

 

前回も書いたように、二人は恋人同士のような密接な関係に見えても、

恋や愛などお互いの思いを打ち明けあったりはしていないし、ましてや、

 

性愛としてのハグやキスもしていない。(ここ大事!)

 

10話で、指輪のことを指摘され、ピチットくんに「結婚おめでとう!」と祝福されるシーンを例にするなら、

 

ここで、”男同士”ということは完全にスルーされている。

 

LGBTへの配慮ではないかとか、この世界観では同性婚が当たり前なんじゃ、とか憶測され、一見リベラルではある。

そういう一面ももちろんあるかもしれん。

 

ただ、逆に、”同性婚”ということに深く踏み込まない、政治的な面には言及しないというスタンスともとれる(ふむふむ)

 

ん?っていうか、よくよく考えたら、

 

あの二人の指輪は実際、必勝祈願の”お守り”であり、勇利からヴィクトルへの”お礼”だ(久保先生曰く「ソウルメイトの証」でもあり)

 

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ヴィクトルの、冗談とも本気とも言えない「エンゲージリング」ってのも、あのシーンに限っていえば、

勇利とヴィクトルの間で、金メダルを獲ったら結婚しようってやりとりが本当にあったようには思えない。

 

いや、もちろんなかったとも言いきれないけども、少なくともドラマとしては描かれていないし、

 

あのヴィクトルの発言は、結婚宣言というより、むしろあの場にいた選手たちへの挑発にきこえる。

 

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結局、あの二人の指輪の本来の意図から言っても、彼らが結婚した、あるいは結婚する事実は(今のところ)なく、

 

だから、ことさら男同士=同性婚に触れる必要もないってことだ。

 

じゃ、なんでわざわざそんな紛らわしいペアリングだの教会だの「結婚おめでとう」だのかってことなんだが、それは、あれらの言葉が喚起するイメージ、

 

永遠の誓いってやつのためだったんじゃないか。

 

”二人の結婚”まで想像されたとき、その関係がいかに強固かってことが、ここで無意識にワタシらの中にすりこまれた気がする。

 

YOIの狙いはそこなんじゃないか!

 

YOIにおいて、プロポーズや結婚って言葉、ハグやキスのような肉体接触など、それ自体にそのものの意味はないように見える。

 

10話の例でも見たように、それらは巧妙に意味をずらされている

 

でも、その言葉や肉体接触自体は見ているワタシらの脳内に、ある種のイメージを喚起させ、ワタシらは二人の関係の深さを勝手に補完する。

 

つまり、あの二人の関係は”BL”そのものではなく、”BL的”ってことだ。

 

その”BL的”ってニュアンスに気が付けないと、本来的な意味でのBLではないのに、

2人の関係が恋愛に見え、彼らのセクシャリティ云々などという話にまでなったり、

 

逆に一部の腐女子の皆さんには、BLではないゆえに、腐女子ホイホイ的=あからさまでただ腐女子に媚びただけの、

BLリテラシーを下げた薄っぺらい関係に見えてしまったのかもしれない。

 

どちらも”BL的”ってのが正しく伝わらなかった点で残念だ。

 

なぜなら、その”BL的”ってことこそが、BLそのものであるより、2人の関係を描くのに重要だった(と思う)からだ!

 

第5滑走での勇利の言ってたセリフ。


「初めて繋ぎ止めたいと思った人、それが、ヴィクトルです。
その感情に名前はないけど、あえて愛と呼ぶことにしました」

 

 

この”その感情に名前はない”関係

 

男同士の間に見出した関係性の濃密さを恋愛というフィルターを通して表面化させ、

それを敢えて”愛”と呼んでいるのは、実はワタシたち腐女子だ(だろ?)

 

お陰で、その関係性の深さ、絆の強さは、「尊い‼‼」と叫んで五体投地で祈りたくなるなほどわかりやすくなり、

 

ワタシらは最終的にそれを”BL”と名付けた。

 

YOIでは、

 

恋愛ではない、だけども”名前のない感情”でつながる勇利とヴィクトル、2人の関係を、

 

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むしろ露悪的なほど”BL的”に描くことで、その関係が、男女や通常のBLならただ恋愛で終わるところを、

 

コーチと選手の間の恋愛的なほどの強い絆が、人間的な深い繋がりとして説得力をもち、

 

いつまでも二人でいてほしいという共感を生んだんじゃないか!

 

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とワタシは思うのだ。

 

そして、あくまでも持論ながら(つか、ずっと持論なんだが…)

 

そういう、ヴィクトルと勇利の間にあるような、

 

”BL的”表現だからこそ、描ける関係性ってのがあるっていうのをこのYOIってアニメでは説得力をもって見せてくれたんじゃないだろうか。

 

つまり、BLは”BL的”表現として、非BL作品においてでもキャラたちの深い関係性やその心情、心象を表現できるってのを(今まで以上に)しらしめたって意味で、

 

このYOIは非常に画期的な作品だったんじゃないか‼‼‼


と思う。

 

とどのつまり、

 

BL最高かよ‼‼‼‼‼‼

 

BLはいいぞ~!(しみじみ)

 

つか、そんなある意味チャレンジングな

 

YOI! ありがとう!そして、ありがとう~!!!!!!!!笑い泣き

 

 

ってわけで、4か月ぐらいにわたることになっちゃった、

『ユーリ!!!on ICE』考察的振り返りー全編の結論がこれだ!(なのだよ)

 

腐ってるおばさんのサガをなめてもらっては困る!(ほんとすまぬ)

 

YOI2期がないわけはないだろうけども、ただ、それがいつになるかってことだが、

 

『進撃の巨人』2期が4年(くらい?)の歳月をものともせず、その1話で、衝撃と1期の恐怖の日々蘇るどん底へと、

ワタシらをあっさり突き落としやがる(褒めてます)テンションとそのクオリティを鑑みるに、

 

全然、待つな。

 

さらにワタシらの想像を超えてくる2期、お待ちしておりまする!

 

ってわけで、以上になります‼‼‼‼‼‼(おつかれさまよ~)

 

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なのだが、勇利が銀メダルだった件についてと救いのない物語の結末についてと、これをアップしようとした矢先の浅田真央ちゃん引退についてと、

 

もうひとことだけ、続く…(もはや終わる終わる詐欺か…いや、ちがくて…その…あの…)

 

 

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2017-4-02 17:52:52