後半、参る!(長いよ…えへ)

【最終滑走】超超超がんばらんば!!! グランプリファイナルFS 後半

 

 

オタベックの演技が始まり、リンクに向かう最終滑走のユリオたちのとこに、選手復帰の報告にくるヴィクトルなんだが、

 

人の都合とか考えないこの感じな、いやヴィクトルらしいと思うよ。

 

だが、ヴィクトルはわざとこのタイミングで言いにきたんじゃないかって可能性も捨てがたい。

 

つまり、ヴィクトルの選手復帰=勇利の引退(かも)ってのを暗にユリオに伝えたんじゃないか、と。

そういう意見多いように感じる。

 

実際、ヴィクトル復帰を聞いて、

 

image

 

「まさかかつ丼が引退・・・」

 

とユリオは真っ先に勇利の進退を尋ねてる。

ヴィクトルは、それには言葉を濁しつつ、

 

からの、

 

{EA029C0A-758F-4C9D-A277-BEBB6006666C}

 

ハグ。

 

久保先生によると、これは純粋に「行ってこい」ってハグ、つまり”がんばれ”って気持ちの表れだったっておっしゃってるんだが、

 

う~む。

 

ヴィクトルの背中に平気で蹴りを入れる”お転婆ネコ”こと自称”ロシアのアイスタイガー(にゃぁ~)”なユリオが、

単なる”がんばれ”のエールのハグにこんなに素直に応じるとは、正直ちょっと考えにくい。

 

普段のユリオなら、ハグされた時点で猛烈な悪態をついて付き飛ばし、とどめに得意の蹴りでも入れるところじゃなかろか。

 

ってわけで、この”がんばれ”をヴィクトルの戦略としてもう少し深堀してみてみたい。

 

ワタシとしては、このハグは、まず基本、久保先生が言われるように”がんばれ”という気持ち、

”最高の滑りを見せろ”って、エールだったと考えたい。

 

ただ、それだけなら、言葉で言えばすむことで、バグまですることはない。

ってかヴィクトルは言葉は発してないようなんで、ハグしかしてないってことになる。

 

つまり、基本エールだったにせよ、やはりただの”がんばれ”じゃなかったってことじゃないのかって思う。

 

で、はい、こちら、

 

{33B25D48-B16C-4E84-B242-09FE788057E5}

 

ユリオを抱きしめたとき、ヴィクトルの前髪がはらっと落ちて、ヴィクトルがさらにユリオの肩にちょっと顔を埋めるようにしたのがわかる。

 

大方のみなさんが言われるように、ヴィクトルがユリオに何かを頼んだ、あるいは託したように見えなくもない。


ここで思い出してみてほしい!

ロシア大会終了後の勇利のハグ大会を!

 

”困ったらハグ…”云々言ってた張本人ったら誰か!(皆さま!)

 

ヴィクトルよ!そしてヴィクトルは今、

 

困ってる‼‼‼

 

困ってる‼‼‼(二度言っとくぜ)

 

ってわけで、これは解釈って名の妄想なんだが、

 

ここでのハグはユリオに対する、”最高のパフォーマンスを見せろ!っていうエールではあったとは思う。

 

ただ、その裏には、負けず嫌いの勇利に、ガツンとそれを見せつけてやれ!

本当は俺がやってやりたいけど、叶わない今、それができるのはお前しかいない。

 

つまり、”勇利を頼む”と。

 

あの10話の海辺のシーンで、

「ヴィクトル・ニキフォロフは死んだ」つて真っ向から言い放って、誰よりも先にヴィクトルの競技者としての存在の危うさを指摘し、

 

同時に、SPでヴィクトルの持っていた世界歴代最高得点をブレイクして、その危うさを証明して見せてたユリオだ。

 

また、ヴィクトルとユリオの間の、長谷津という場所や勇利から受けたLIFEとLOVEなど、久保先生言われるところの”共通認識”がある。

 

ユリオなら自分の思いがわかる、そして、やってくれる!って気持ちがヴィクトルにはあったんじゃないか。

 

で一方のユリオはこの時、はい、こちら、

 

image

 

このちょっと”え?”ってな顔、ヴィクトルの意図(があったとして)を何らか感じ取ったんじゃないか。

 

ただ、だからといって、ヴィクトルの意図というか意向を汲んで演技しようってことでもなかったと思う。それって全然ユリオらしくない。

 

この表情は、言うたら、勇利の「ヴィクトルも泣くんだ」的、

「あ、ヴィクトルも困るんだ」な気づきみたいなもんだったかもしれん。本気で困るヴィクトルなんか見たことないはずだし。

 

この時、オタベックのFS曲ベートーヴェンの交響曲『降臨ー建国版』がバックに流れてる。

 

YOIのためにオリジナルの歌詞が加えられて、曲と歌の持つ、気持ちを喚起する力強さにめっちゃ持ってかれる素晴らしい1曲になってるって思うんだが、

 

その歌詞をオタベックが滑走中、モノローグで語る。

 

♫ おまえが何を望んでいたか忘れるな。今こそ出発するときだ。おまえの夢を満たせ。

おまえだけがそれを実現できるのだ。生きろ、おまえの生を。
 

ドイツ詞を書いてさらにそれを日本語に訳された堀内貴晃氏は、「まさか本編に使われるとは!」ってツイートされてた。

 

つまり、この詞は元々は物語の中にはなかったってことらしいんだが、場面とのこのシンクロ具合いが神。

 

次の滑走のユリオへのエールにも聞こえるし、ヴィクトルがユリオに託した(かもしれない)声なき声のようにも聞こえる(気がする)。

 

「・・・そして、勝生勇利!よく見てろ!」

から始まるくだんのユリオのFS。

 

image

 

その滑走中のモノローグで明かされる1話、勇利に「ヴァ―カ!」と悪態をつくに至ったたいきさつ!

うわっ、そうくるかっ!ってこれも、目から鱗ポロポロ、驚きエピソードだった!

 

image

 

「散々ジャンプミスってんのに心を掴みにくるステップ。

ノーミスで見たい。どんな奴なんだろう」

 

なるほど!ユリオは最初から勇利に興味があったから絡んでった、つまり勇利の実力を認めてたってのがわかる。

 

確かに、本当に侮ってる相手、例えばポポなんか、中国大会のFS完全見逃してたもんね。

 

image

 

で、泣いてる勇利を見つけて、「だっせー」つて悪態ついたっていう。(このトイレのシーンのカラーのふつくしさったら!)

 

そんなことをモノローグで語ってるもんだからか、演技がどんどんアグレッシブに!

挙句、

 

「豚に食わせる金メダルはねえ!」

 

image

 

名言でました!

つか、ここまでシリアスできてんのに、なぜここでこれ言う~、ってなったけども

これの元ネタを知らない海外組でも、なぜか大いに受けてた。

 

いや、ひょっとして日本人のお若い方々もこれの元ネタ、のさらに元のジャッキー・チェンの映画までさかのぼるとご存知ない方々もいるかもって思うけども、なんとなく伝わるってのはあるかもしれん。

 

当初予定の”プリマ”な美しさではないけども、曲のスピード感と相まって、ユリオらしい非常にアグレッシブで挑発的な演技が素晴らしい!(リリア先生もお墨付き!)

 

image

ユリオ、やりきった感!

 

さて、それを見てた勇利なんだが、最初は「ダバーイ」なんて言ってる。

またユリオの演技半ばでは、「がんばれ、ユリオ」なんて言ってるんだが、

 

はい、こちら、

 

image

 

後半にユリオが4回転を跳んだあたりで、勇利の目がきらんっとし、

 

image

 

この両手上げのジャンプを入れてくる根性座ったユリオの気迫の演技後、勇利の顔が”見守る”顔からちょっと呆然とした顔に!

 

image

 

 

image

 

勇利の気持ちに変化があったってことでよろしいか!

ユリオを煽り、勇利の負けず嫌いに火をつけるってヴィクトルの戦略(があったとしたら)まんまとハマったとみえる。

 

が詳しくは語られん。

 

つか、ユリオ滑走後の流れがちょい速足なのは、尺の問題かとは思うけども、敢えて苦言を呈するならば、余韻も余裕もなさすぎだった。

 

image

 

え?これだけっ?(だった)

 

いや、実際、この掲示板だけで結果をバンと見せられて、ユリオが優勝したことを知るってのはあまりにあっさりしすぎじゃね?

海外組の中には、1位のYuri って文字だけみて勇利が優勝したとぬか喜びしてたやつらもいたくらいだ。

 

image

 

ユリオも納得しとらん!(違う意味でだがな)

 

あと、勇利が2位だったことに関しても一過言あるが、それは別に、総括で触れたい(ってまだ書く気なのかっ、アタシ!…なのだ…すまぬ)

 

はい、こちら、

 

image

 

海外組のお嬢さん方が、リボンのとこがハートだっ!って叫んでて知った。

あ、ほんまや!つか、このちょいおずおずな勇利がおばちゃんは愛しいぞっ!

 

が、ヴィクトル殿下におかれましては、金でないとキスせん!と。だから、

 

「勇利から何か提案はないかな…」

 

image

 

「…俺がドキドキするようなの」

 

ってアタシらがドキドキしますからっ!耳孕んじゃうからっ!なんなのこのセクスィボイスったら!(///∇//)

 

そして、勇利は、

 

image

 

孕んだ!

「あと1年、僕と一緒に競技生活続けてください!」

 

image

 

「金メダル絶対獲ります!」

 

の勇利の(2回目の)プロポーズにぐっと(多分)ささりまくっとるヴィクトルの表情がちょい乙女!(いや、無防備っつかね!)

 

からの、

 

image

 

「世界選手権5連覇ぐらいしてくれなきゃ、割に合わない」

 

って勇利に銀メダルを掛けるヴィクトル。

5年って、つまり今からだと勇利30歳前までってことで、それって事実上、引退までって事であろうと思われる。

 

きた、これ逆(?)プロポーズ!

 

image

 

光るリングにヴィクトルが掛けたこの銀メダル。これ、ちょっと象徴的って思うんだが深読みすぎだろうか?

このシーンもまた、ふたりの”約束”、エンゲージメントのように思える(のはアタシだけかい?)

 

image

 

つか、いつまで抱きあっとんじゃ!

 

image

 

あ、お約束ながら、二人のこちらも会場中に目撃されておる。(つか、早よ、帰んなさい!)

 

そして、衝撃再び!

GPFエキシビション‼‼‼‼

 

『離れずにそばにいて』まさかの、

 

image

 

デュエットヴァージョン‼‼‼‼‼‼

 

image

 

いや、もうさ、勇利の演技途中でヴィクトルが現れたとき、久々に、

 

                   ※イメージ

image

 

全世界(だろ?)とともにヒぃ~、飛び散った!

 

さらに、

 

image

 

image

 

image

 

うぐ、うぐ、うぐ、振付だったしても、にじみ出る二人の”愛”に(うぐ)

                 

image

 

溢れた汁が止まらん……

 

                 ※イメージ

image

 

このエキシビシーンで、12話もまた神回入りしたわけだった!

 

そして、サンクトペテルブルクは、

 

image

 

雪解けの頃らしい(ヴィクトルが長谷津に来た頃からちょうど1年くらい?)

 

image

 

勇利は練習場に向かってるらしいんだが、ってつまり、昨日今日サンクトに着いたってわけじゃないってことかい?

 

さらに、

 

image

 

ヴィクトルとユリオが待ってるってことは、それはつまり、

 

勇利は一人暮らしなのかい?

 

おばちゃんは非常に心配しています!(早急に解決をっ)

 

 

ってわけで、ひぇ~~~、およそ1クールもかけちゃったけども、『ユーリon ICE!!!』考察的振り返り、

 

おしまい!

 

 

なのだが、結局、YOIで一番言いたかったことが各話振り返りでは書けんことに途中気がついたんだけども、各話で言いたいこともあり、ここまで書いてきちまった。

 

で、まことに恐縮ながら

 

総括に続く…いや、マジで次で最後にするよぉ~~~~!

 

 

【おまけ】(もうひと踏ん張りだぜ!)

 

その①

 

オタベックの”オリジナリティ”って、なるほど、バレエには向いてないとか、生まれ持った素質は決して良くはないけど、それでもジャンプの種類と精度で戦いを挑んでる、っつうね。

 

 

 

その②

 

勇利のFS見て一人泣いてるミッキー。ロシア大会ときの、妹サーラのために滑った自分と重ね合わせてんだろうか?

 

image

 

 

その③

海外組のお嬢さん方が大騒ぎしてたんだが、バルセロナでのホテルのベッドがだな、

 

あ!

 

image

ち、近くね?

 

image

 

あれ?そうでもない?

 

image

 

いや、いや、いや、近くね?

 

つか、どっちよ!

(ヨーロッパのホテルのツインはあんなもんだって話もある)

 

 

 

 

 

2017-03-13 00:13:02