特典にやられとるっ!なんじゃこの可愛さわっ!
なんて呑気なことを書きつ戻りつしてるうちに4巻パッケージデザインが出てもうたっ!
【最終滑走】超超超がんばらんば!!! グランプリファイナルFS
11話のショックを引きずったまま、気は揉んでたけども、
いや、いきなりかい!
と容赦なく、11話Cパートの続きから、きた、これな!
勇利の
「コーチ、お疲れさまでした」
からの、
( ̄□ ̄;)!!え⁉
( ̄□ ̄;)!!な、な、な、
ふつくし~~(///∇//)
ふつくしい~、
じゃなくって、涙って( ̄□ ̄;)!!‼‼‼‼
ってまさかの”ヴィクトルの涙”展開にやられる。
ワタシの知るかぎり、これを予想できた人は一人もいなかった!
しかも、
「ヴィクトルも泣くんだ…」
そこぉ~~~~?
って、全世界が勇利にツッコんだ(だろ?)、勇利のクール過ぎるリアクションにもちょい驚く。
が、ああ、そうそう勇利はガチのヴィクトルオタだった!
”泣くヴィクトル”なんてだな、ヴィクトルオタとしては、珍しい生物の新たな生態をみつけたような気分なんじゃね?
つて、このリアクションに、ある意味非常に納得するワタシもいたよ。
それに、久保先生も(確か)言われてたように、このクールなリアクションで、二人の噛み合わない、ゆえに予測のつかない会話が表現されて、
二人の関係のリアルさ、なまっぽさが演出されたんじゃなかろかと思われるよ。
勇利としては、もう前からGPF後の引退を決めてて、でも、片や、「引退まで」という勇利の言葉をプロポーズのように受け取ってたヴィクトルにとって、「終わりにしよう」は寝耳に水だったわけで、
思いがすれ違ってたことに気づかず衝突した結果が、ヴィクトルの涙ってのがね、
もうなんなの!(ふつくしい〜)
安い脚本なら、ここで勇利が慌てて、おためごかし言ったり、謝ったりして泣いてるヴィクトルをなだめすかすところじゃぁないかって思うんだが、そんな予定調和に陥らないとこがYOIクオリティかっ!
つか、そもそもヴィクトルは泣いてなかった!
怒ってた‼‼‼(憎い!)
タイムリーにも、3巻に入ってる第6滑走コメンタリーで、べ様と久保先生がこのシーンのお話をされている。
涙がこぼれてるのに泣きの演技をするなという演出に戸惑ったというべ様。
一方、久保先生、実際、涙は流れているのに淡々を話しをする男性を見たことがあるというお話。
このシーンでは、その”泣いてない”演出によって、まだまだ勇利に何かできる、これからだと考えていたヴィクトルの、その想いが裏切られたって失望感がより感じられたような気がしたよ。
ってわけで、なのかどうなのか、勇利は翌日の公開練習に出ていない。(諸岡アナ談)
この空白の一日、二人がどうしてたのかひっじょ~に気になるところだけども、その詳細的なところは、まあ世界中の絵師さまや文字書きさまがたにお任せするとして、
FS当日の二人はといえば、こちら、
暗い!
勇利なんかカメラをちらっと見たくせに無表情って!
そして、ヴィクトルなんてごらんのとおりで、声を掛けたランビエール様にまで「元気ない…」と心配されるありさま!
いや~、もう不穏過ぎる!
そうしてむかえる、JJ、ピチットくんときて、SP4位の勇利のFS滑走。
直前、常套句で励まそうとするヴィクトルに、そんなんいいから、
「ヴィクトルはヴィクトルでいて」
と勇利。
からの、ヴィクトル、
「世界選手権5連覇の俺が休んでまでコーチしたのに、今まで金メダル一つとれないってどういうこと?」
ヴィクトル節が囁かれる!
なるほど、ヴィクトルといえば、笑顔でさらっと耳の痛いこと言うとか、7話で、ガチガチだった勇利を無頓着に振り回して、挙句、ガラスのハート壊しちゃう暴挙に出ながらも、それが逆にプラスに働いて結果出させるって、それが勝負強さなのか、ヴィクトル!
って人ではあるのだけども、お気づきだろうか?
そう言いながらも、ここ、ヴィクトルの瞳が揺れてんだ!(た、たまらん~)
「いつまで予行練習やってるつもりだい。金メダルにキスしたいなぁ」
からのハグ。勇利にキスするのか、と一瞬思わせる角度にどきっとするが、しな~い(してもいいのよ~)
ちょっと穿った見方ながら、「ヴィクトルでいて」という勇利のために、ヴィクトルは、ここであえて”ヴィクトル像”を演じたのでは、と思ったよ(いかがか?)
そして、抱き合って笑う二人だけど、諸岡アナは、
「泣いているよにもみえます」
とレポートしてる。
この勝負で、”コーチと選手”という二人の関係が終わるわけで、二人が”泣いていた”というのは正しかったのかもしれんと思った。
離れていく勇利の手をちょっと追うヴィクトルの手。ぐっときちまう!
そして、勇利のFS”YURI ON ICE”
「僕の名前は勝生勇利。どこにでもいる日本のフィギュアスケート選手で24歳…」
1話に出てきたセリフと同じながら調子を変えて、また23歳から24歳へ、から始まる勇利の独白に、彼のスケートを形成してきたものの映像がインサートされる。
このFSで滑走中、勇利の独白は、ほぼ、ヴィクトルに語りかけられてる。
「僕の中にいるヴィクトルを見てて。ヴィクトルがコーチになってくれたことは無駄じゃない。それを証明できるのは世界中で僕しかいない」
勇利はこのFSを、ヴィクトルに向けて、また、ヴィクトルとの約束を果たし、金メダルを獲ってヴィクトルに選手に戻ってもらうために、そして、ヴィクトルとの名前のない関係=愛のために滑ってる!(のだよね)
また、演技半ばで、勇利がこのプログラムで4回転を4つ跳ぶ構成でいくことが分かる。
スケート人生の有終の美はヴィクトルと同じ難易度に挑戦して飾りたいと!
って実は正直、12話OA当時は、”4回転を4回跳ぶ”ことの重大さには全くピンときてなかった。
その後、TLでのスケオタの皆さまの解説を読み、この間の四大陸の羽生くんたちの活躍などみるにつけ、それがいかに大変で、すごいことかってのと、
なるほど、SPでの得点が伸びなかった勇利にとって、金メダルのチャンスはFSで大きくて得点を伸ばすしかなく、それには失敗してすべてを台無しにするリスクをとっても、
4回転を4本入れるしかない!
って切迫感が、こんなOAが終わってそろそろ1クールぐらいたっちゃう今更ピンときてるワタシだった!(面目ない)
ワタシは参戦叶わんかったのだけども『フィギュアスケートを100倍楽しむ集中講座』に参加の皆さまのレポで知ったのだけども、FS滑走中の勇利のセリフ、
「終わりたくないよ、ヴィクトル」
こちら、勇利の中の方、トッシーいわく、
「一つ大人になった勇利、ヴィクトルより大人になった勇利で」
というディレクションを受けたのだそうだ。
これも全く勝手な解釈ながら、
二人ともこの関係を”終わらせたくない”わけだけども、踏ん切りのついていないヴィクトルに対して、勇利は逆に自分がこれを終わらせるんだと思ってる。
終わらせなければ、スケーターとしてのヴィクトルを少しずつ殺してしまうからと(うぐっ)
だから、このセリフは、言下で、僕が終わらせる、という勇利の覚悟を、躊躇しているヴィクトルに言い聞かせるような、その点て、ヴィクトルより大人な勇利ってことなのでは、と・・・思いましたマル。
で、FSの最後、
勇利は、SPでは失敗していた”ヴィクトル・ニキフォロフの代名詞”4回転フリップを成功させる!
ヴィクトルは…
嫁感が半端ない!(ふぐぐっ)
ノーミスで、しかも4回転4本跳びきり、こみ上げる勇利!(ワタシ号泣×∞)
で、
FSの得点で、勇利はヴィクトルの持っていた世界最高得点を越える。
そのスコアボードを見るヴィクトルの横顔。
また口角が下がっていて、正直、手放しで喜んでる顔には見えない。
こちら、勇利の演技直後のヴィクトルの表情と比べても一目瞭然。
実際、
競技者として、ユリオと勇利に自分の持っていたSPとFS世界最高得点をそれぞれに破られたのは面白くない、と告げて、暗に競技者に戻ることを勇利に伝えるわけやね!
前日のユリオの演技や勇利からの「終わりにしよう」爆弾発言もじわじわヴィクトルを揺さぶってたんだろうけど、
ヴィクトル復帰の決めては、やっぱり勇利の、このヴィクトルに向けた渾身のFSの演技とその結果の世界最高得点のブレイクだったように思う。
どんなスポーツの競技者も基本、勝負師だってどっかのスポーツ解説者がおっしゃってたけど、世界王者に君臨するヴィクトルが例外なわけなかった!
ってここまで書いてきてだ、12話、まだ実は道半ばながら(ひぃ~)、もうすでにこの長さ。
最近、YOIを2話ずつ冬休みを挟んで6週にわたって総括してたアメリカのYuri On Ice Season 1 Review & After Show | AfterBuzzTVって番組をYOUTUBEでみつけたんだが、
これが、今までにみた海外リアクションや考察動画の中では断トツに洗練されてて、司会者もゲストも、日本や日本のアニメにも造詣が深く、コメントはオタク過ぎず、
物語やキャラの解釈もリベラルで、でもYOI愛に溢れてて、何より、ワタシの考察(的感想)に一番近くって(という気がするだけかもだが)、好感持った。
その司会のEmma Fyffeのツイッターのプロフィールのところに、”PROFESSIONAL TALKER”ってあってだな、”プロの話す人”とでも訳すのか?
いや、アタシでもなれますか?と。
つか、言いたいことが絶望的に書くスピードに追いつかない悲しみが・・・ってまた余計な事書いて~(すまぬ)
後半、ユリオに続くぜっ……
【おまけ】
FS 第一滑走 JJ
入りではまだ心もとなかった動きが、演技が進む中で本来のJJらしさを取り戻してくってのが、うまいよ。しかもこの高得点、スゲーな!
ショタJJの頃からJJイムズを貫こうとする姿に思わず共感しつつも、うっかり二度見チャオチャオコーチのボリューム感!
そして、JJ、その雑誌はなんぞ!JJポーズ決めてんのってもしや、羽・・・
第二滑走 ピチット・チュラノン
アイスショーの仲間たち。(あえて”原宿”はスルーだ)
左から、スンギル、レオ、クリス、ピチットくん、勇利・・・
・・・グァンホン、オタベック。
ん?ロシア組が一人も入ってない。ついでに、イタリア、チェコも入ってない。
この人選がなぞである。
2017-02-26 18:03:44
す