7月までは、普通に話が出来ていた母が、8月に入って、食べ物を口にしなくなり、弱ってきていました。かなり、心配しつつも、春先から申し込んでいたフランス旅行に行ってきました。行く前の日も、母を訪ね、まだ、しっかり聞こえていて、会話も出来ました。
義父義母や娘も一緒の旅行だったので、楽しく過ごしてもらおうと、何も言いませんでしたが、オルセー美術館で一人で絵を眺めたいからと、一時間半時間をもらい、美術館の椅子に腰掛けながら、母の事や、人間の生と死など考えることが出来ました。
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帰ってきてすぐ、関空から仕事に駆けつけ、次の日、姉夫妻と、宝塚の母のところ
に見舞いました。母は、目が開けられなくなっていましたが、私達が来たのは、分かり、話も出来ました。手をずっと握ってやり、また、来るからね、と言い残し、帰路に着きました。その翌朝、まだ、暗い中、電話があり、母が、下顎呼吸になっているから、すぐ来て下さいと。私達は、準備しましたが、間に合いませんでした。

お陰様で、今週、母の葬儀を済ますことが出来ました。
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母は、子2人、孫3人、ひ孫6人に見送られて逝きました。
人生のはかなきことと共に、死んでもなお、その姿は、脳裏に浮かび、また、会えることが出来ると、いうことです。
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日本各地の温泉に、連れて行ってあげれたことが、良い思い出です。