歌舞伎界を背負ってきた
歌舞伎一の伊達役者、中村勘三郎さんが、食道がんの手術後の合併症による肺機能不全で亡くなられました。
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昨日、追悼番組をやっていたので見ましたが、
本人さんが、番組のスタッフに、語られていましたが、
初期だが、他にとんでる。
だから、大変なことなんだよ。
10時間以上の手術になる。
生き延びる確率は、30%以下なんだよ。と。

これを聴いて、正直、転移がある食道がんは、治る見込みが低いと感じました。
そして、手術の前の日まで、
中村勘三郎さんは、元気にゴルフコンペをこなしていました。
ところが、手術から半年足らずで亡くなってしまったのです。
執刀医も、取れる範囲は全て取ったのだと思います。しかし、長時間に及ぶ手術、食道周囲の組織を大幅に除去した身体に、抗がん剤。抗がん剤は、癌細胞も殺しますが、正常細胞も阻害します。毒をもって毒を制すやり方なのです。大手術のあとの身体は、耐えることが難しいでしょう。
手術しなければ、寿命は、あと1年伸びていたかもしれません。少なくとも勘九郎襲名披露は、見れていたのではと思います。
同じ食道がんでも、サザンの桑田佳祐さんは、腹腔鏡手術で早期復帰しました。(勘三郎さんと、桑田佳祐さんは、同じ執刀医という話しも)
また、同じ食道がんで、なかにし礼さんは、最初手術を勧められたが、自身の心臓が弱いため、手術をしない先生を探しで、セカンドオピニオンを何軒も訪ねた末、量子線治療で、がん細胞だけをピンポイントで、照射し、がんが完治しました。
何が正しいのか、医師でないので分かりません。しかし転移があれば癌を切らないで余命を生きるやり方もあるのではないでしょうか?
もちろん、転移がない初期の癌で腹腔鏡手術ならば、切った方が良いでしょう。
僕なら、転移していれば、好きなところに旅行して、みんなにさよならを言って旅立ちたい。
合掌。



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