ド田舎暮らし約一年。


今日、近所の方の子ヤギの角切りを手伝いました。


そこには親ヤギ(メス)と子ヤギ(オス)がいて、その子ヤギのほうの角きりでした。


で、さっそく状況を書き出しますと、まず、一人の方が子ヤギを抱え、もう一人の方が手足をロープで結びます。


いつもは、メェエエエエくらいで鳴いている親ヤギと子ヤギ。


そのときにはすでに何かを察したのか、メ゛ェエエエエエエエ!!!と親ヤギが騒ぎ出します。


鎖で繋がれ、こちらに来ることはできませんが、ほんの親ヤギの3m前で行われる作業です。


子ヤギも子ヤギでちょっと甲高い声でメ゛ェェェェェ!!!と鳴きます。いや、泣きます?


そして、子ヤギを地面に横たえ、一人は首・体、一人は前足、一人(僕)は後ろ足を押さえます。


意外にも切る道具はハサミ。刃の短いハサミ。


てっきり、ノコギリか何かで切るもんかと思っていましたが。



パツン!



一瞬で角を落とします。



メ゛ェエエエエエエエ!!!!



角にも神経が通っているらしく、子ヤギが暴れます。が、しかし、その小さな体は簡単に僕らに押さえられます。


切ったところからは、医者が注射の前に空気抜きをするように、ぴゅーーと細長く血が出ます。


一人が炭火で十分熱せられた鉄パイプを角を切ったところにあて止血をします。



メ゛ェエエエエエエエ!!!!



さらに角の生えていた周りを鉄パイプを替えながら(←冷めてしまうので)焼いていきます。それにより角が生えてこなくなるのだそうです(例えるなら、人間のツメの根元を焼いてしまい、ツメが生えてこないようにする感じ)。



メ゛、メ゛ェエエエエエエ!!!!



暴れる子ヤギ。


メ゛ェエエエ!!


メ゛ェエエエエ!!


メ゛ェエエエエエエエ!!!!!


僕は、痛々しい姿に、かわいそうに、いや、気分が悪くなるようななんとも言えない、一瞬目を伏せたくなる気持ちと、同時に、少しの興奮を覚えました。



メ゛ェエエエエエエエエ!!!!



親ヤギも親ヤギで大騒ぎです。


角の周りを焼くのには多少の時間を要し、子ヤギも親ヤギも鳴き声をあげ続けます。



しかし、それでまだ一本。



もう一本の角が残っています。


子ヤギを反対向きに寝かせ、同じことを繰り返します。



メ゛ェエエエエエエ!!!!



同じく悲鳴を上げる子ヤギ。


ところが意外に親ヤギ。



飯食い始めた!!!!!



モシャモシャ目の前にあるエサを食い続けます。



おいおいおいおい!!



さっきまで子ヤギを心配してたあんたはどこ行ったんだい?!



モシャモシャモシャモシャ....



メ゛ェエエエエエエ!!!



モシャモシャ...



もはや子ヤギの声は届きません。


現実逃避でしょうか。



ジュ~~~~



メ゛ェエエエエエエ!!!!



モシャモシャモシャ...



彼らの気持ちは僕が理解するにはなかなか難しくて。


さらに、角切り後、止血、消毒の終わった子ヤギを離すと...



一目散に親ヤギに駆けつける子ヤギ。


おぉ!これが親子愛か。



!?



チュパチュパチュパチュパチュパ...



もんのすごい勢いで母親の乳を吸いまくる子ヤギ。


もんのすごい痛み、恐怖を味わった後には、乳が吸いたくなる!!そうやったんか!!


ぶっちゃけ餌を食いまくり、嫌がってる親の乳を吸いまくり。



で、しかも、去勢が必要だったその子ヤギ。


再び僕らがまた捕まえます。(←だったら離さなきゃよかったんですが)


あんな仕打ちを受けた直後。逃げまくるのかと思いきや。意外に普通に捕獲。(←もっと警戒しろや!)



去勢は去勢でナニか切りとるのかと思いきや、ちょっとキツい輪ゴムで玉々の根元(←玉袋の根元)を縛るだけ。


血が通わなくなったその〇々は2週間もすれば腐敗して落ちるのだそうな。


意外や意外でした。


ただ、玉々をゴムで縛られた後の子ヤギ、今度は乳を吸いに行かず、精気を抜かれたかのように親の横で座り込むのでした。



...なんだか今回も貴重な体験をさせてもらい、とても興奮しました。


途中から意外にも飯を食い始めた親ヤギや、恐怖の直後母親の乳を吸いまくった子ヤギの気持ちは、僕にはちょっと理解が及びませんでしたが、玉々を縛られたあと、元気がなくなったように座りこむ子ヤギの気持ちだけはなんだか分かるような気がした僕なのでした。



☆今日の一言☆

だって気持ち力抜けそうやん!



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