あすかちゃんが、「ジュース飲みすぎちゃうか」とゆっていたが、まいちゃんは小さい声で、「あれ(マンスリーデイ)なん」とお腹を押さえながら言う。
かわいそうに、ものすごく痛そう。
私も中学のとき毎月生理痛に苦しんだのでよくわかる。
毎月保健室に駆け込んでいた。痛いのを我慢していて頭がぼうっとして倒れたこともある。
授業が始まっても辛そうなので背中をトントンと叩いて上げた。
私はこうすると結構気持ち良かったから。
まいちゃんは、「余計お腹に響いて痛い」と文句を言うのに、私に背中を向けて、「もっとたたいて」姿勢なのでたたき続けた。
私の場合、高校くらいまで生理痛が続き、そのあとなぜだか痛くなくなり、でもまた数年したら痛い周期がきて、またなくなって、ということを繰り返していた。
出産後は生理痛はなくなるって聞いてたけどそれは全然関係なかった。
そのようにたどってきた女の道であった。
夕べたまたま私が着ていた薄手のニットのセーターはもう20年近く前に買ったものだった。
20年まえ私は既に30才だった。
どっぴょーんと改めて驚く。
52歳の私の女の道はもうそろそろ終わりかけている。
ここへきてまた私はお腹が痛くなったりする周期に入った。っていうかラストスパートって感じ?
ま、それでももう先は見えている。後わずかだろう。やれやれだ。
中学生諸君、まだまだこれから続く女の道。ごくろうさんである。
トントンと背中をたたいてあげていたまいちゃんのその背中には、余分な贅肉はまったくなくてTシャツの上からも肌の張りがわかった。
その肉体を携えて、輝かしい女の道を歩いていってくれたまえ。
先生はもうすぐ終わるだろう。
ま、そんなにさびしくもない。
どっちかって言うと、やれやれという気持ち。
やれやれ。





